馬蹄形住宅 Siedlung | ありのす

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世界遺産としては、ベルリンのモダニズム住宅集合群ということで、たくさんあるうちの一つ。

地下鉄U7のBlaschkoalleeブラシュコアレーの駅を出たら数百メートル歩く。

本当郊外の駅という感じで、ベッドタウンぽい。

夕方に近かったので西日の差す中を歩きました。暑かったなー。

このカラフルな建築がその一部。横から見てるとわかりませんが、文字通りウマの蹄鉄の形をしてるアパートです。ブルーノタウト作品。

通り過ぎて、階段を上ると蹄鉄の開いた場所から中に入れます。

ぐるっと建物が公園を囲んでいるのがわかりますか。

3階建てくらいであまり高くはないです。中庭に大きな柳の木があったり、いろんな植え込みや花壇があって緑豊かです。

真ん中には池があって犬と子供が遊んでいました。日本だと気を付けてってなって柵で囲まれそうですが、柵なし。景観的には奇麗。多分そんな深くないんでしょうが。

ウィーンのカールマルクスホーフでも思いましたが、こういう鉄筋の建築と緑の組み合わせ方が実にうまい。

素っ気のないアパートでも敷地に必ず芝生や植木があります。

中庭から出る別の口。入口は建物の下にいくつかあります。

この壁の青とレンガの色がとても合ってますね。皆さんお花も丹精しててかわいらしい。

外側から見る。外にも並木が続いています。人通りはたまにあります。

 

実は世界遺産はこれだけでなく、馬蹄形から続くこのまっすぐな赤いアパートもそう。

住人の車かたくさん停まっています。この右手にはなんと畑の区画があった。畑もできるなんて羨ましい。

ということで観光を終えてきました。

エキセントリックなところはないけどよく考えられている。アパートならドイツの建築に住みたい。

翌朝、お世話になったEdekaに別れを告げ、空港に向かいました。

これで昨年夏のドイツ旅行記は終了です。わずか9日(一週間と土日)のこととは思えないくらい充実していた。

北ドイツは治安が良くて、あまり人のことを気にしないので周囲が気にならないのが開放的でよかった。もちろん程度によりますが、人のことを見ないふりをしていて、困っている時だけさっと手を差し伸べてくれる人が多くて、一見冷たいようだけどいろいろ助けられました。

きっとドイツの人にとっては当たり前なのでしょうね。そのくらいのさりげなさです。

とても大人な対応だと思います。

お世話になりました。今年もお世話になる、つもり。