大丈夫か日本 | ありのす

ありのす

混沌とした毎日の日記
本・ドラマ・おいしい店・音楽・旅行・乗馬

気がついたら、ラグビーに世界陸上に国体に、スポーツの秋になってました。テレビがスポーツ一色。

しかしドーハのマラソン棄権の多さ、来年の東京を髣髴とさせるものがありますね。深夜12時に走らされる選手もたまったものではないけど。気温30度超、湿度70%超。やっぱり会場は考えた方がいい。

 

それにしてもスウェーデンの16歳が頑張ってるおかげで、環境問題がヨーロッパであるいは世界的な注目を浴びています。飛行機に乗ることは環境破壊!というような話をBSのフランスのニュースで聞いて、ヨーロッパはまたかなり敏感になっているのだなと思いました。

それ以前から、ブラジルではアマゾン火災が続いているし、その後マレーシアでも森林火災が起きているし、北極の氷は崩壊の一途を辿っているし、どう見ても気候の異常は明らかではあったのですが。

しかしここに至って、世界の指導者たちは経済の心配ばかりして気候変動の情報にはほっかむりしている。まあ、怒られても仕方がないよな。金の亡者どもだもの。かく言う日本も情けないほど他人事です。

 

千葉の台風災害にしても、九州が台風のたび水浸しになることについても、毎年続く土砂災害も、これって気候の異常だと皆分かっているんでしょうが、防災をどうするか?という話題にしかならないのが不思議です。

防災・・・できる限界をそろそろ超えるんじゃないだろうかと思いますが。

気候変動を少しでも止める、という方向に話題がいかないのは何故なんだろう。

ドイツが、自国のCO2削減目標をどのように達成すべきかなんてのを話題にしているのとは姿勢の違いをまざまざと感じますね。影響としてはドイツより日本のほうに先に出てくる気がするんですけどねえー

 

既にEUでは、航空は一番環境に悪い移動方法、として、遠距離でも電車に移行する人々も出ています。おかげで航空会社がピンチになっているとか。台風も地震も噴火もない、静かな(静かです。平年より少し暑いですが)ヨーロッパで騒いでいることが、気候変動の直撃を受けている日本で全く話題にならないことが驚きであり、不気味です。

 

おそらく来年、オリンピックで日本の過酷な夏を、世界の人々は実体験することになるのでしょう。なんだこりゃ。スポーツできる環境なのか?ということにならないといいですが。

 

防災にしても、雨水溜めを建設するとかそういう応急処置じゃなくて、例えばアスファルトをやめるとか(洪水と酷暑の両方の面から言って、真黒で水を通さない道路は最悪だと思いますが)、街路樹は飾りじゃなくって全部貯水力のある根っこの深い樹木にしていくとか、建物のそばには必ず木を植えるとか、そういう方向の対策が必要なんではと思います。

日本の技術でもってしてできないことではないと思うんだけどな・・。

おそらくアスファルトの代用品にしても、透水性舗装というのも今はあるのに、なぜ今だに道路工事の際にあのアスファルトをべったりと塗っているのか・・・結局経費の問題なのか。

炎天下に足元が真っ黒だったら暑くなるに決まってるのは常識なのに、何でだろうと毎夏考えます。

お金がかかるという問題ならかければいい。税金とはそのためにあるのでは?首相のポケットマネーにするためにこれから10%払っていくわけではないのです。

 

日本のニュースにしても、あまりに芸能とかどうでもいいニュースが多く、世界の時流から取り残されてる感があります。ていうか、日本の犯罪が最近荒んでるのも気になるし。いわゆる強盗が増えましたよね。お金のために、あるいは衝動的に人を傷つける。犯罪の内容に理由があんまりなくなっている。やってることが海外のギャングと大差なくなっています。

武士は食わねど、といわれるような文化は今ほとんど感じない。

それを今なんとなくでも感じるとすれば、私にとってむしろドイツなんですけど・・何でだ。

 

グレタさんの活動については当然賛否ありますが、彼女の主張で尊いところはお金の問題が含まれていないところだと思います。経済が絡んだとたん、どんなモラルも押しのけられてしまいます。そういう意味では、そもそも環境問題をとやかく言える資格のある指導者自体が今少ないのではと思いますが・・・。