トヨタ産業技術記念館2 | ありのす

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たぶんしっかり見るとここだけで2時間コース、の織機コーナーを抜ける。

建物の外はこんなです。今だにレンガの補修をしてるそうで、ちょっと日本離れした素敵な建物だと思う。中と外がなかなかにギャップがある。

中庭に木があって憩いの広場っぽくてよいですね。

ちなみに、ガイドをされている人が館内に凄く多く(10人くらいはいらっしゃるのか)、皆さん生き生きと話されているのが印象的でした。きっとこの企業、お仕事が好きでらっしゃるんですね。

ロビー近くに展示されていた愛知万博のロボットたち。この椅子型の車、見覚えありますね。どうやって操縦するのか近くで見てもよく分からんが。

そして子供が集中する自動車のコーナーへ。これ、初号機だそうです。すごい大きい乗用車でした。アメリカのフォードとかに見学に行かれたそうなので、アメ車っぽくなったのかな。

エンブレムとかも凄い高級感。

ガイドのお姉さんと並んでこの大きさです。キャデラックか。いや、リンカーンか。

ちなみに前のコーナーに型もあったけど、型は木だった。

当時のトラック。ボンネットが立派なのも目立ちますが、タイヤについてるブラシが気になりました。泥よけかな。普通にタワシ感が・・。

今でいう普通乗用車か。これは可愛くて気に入ったのですが、なんとなくフォルクスワーゲンビートルに似ていますね。自動車って構造を外見に素直に反映させるとこういう形になるのかな。

向こう側は今でいう軽トラか。

小さく見えてもこの大きさです。なんとなくトラバントを思い出しましたが。しかし、昔の車ということを考えてもなかなか素敵だと思う。レトロ感が高級感につながっている。

ペットのような自動車ということで、トヨペットの名前はこのころできたということです。この外見で今売ったら買うかも。今の車の形がつまらないので、逆にインパクトを感じますね。

和製ビートル。

お隣のトラック。軽と書きましたが軽ではないね。しっかり積めそう。

トラックにしても、塗装やボンネットのせいか、今の軽トラのべこべこ感はなくて、安っぽくなく良い。仕事するぜって感じ。

全体的に、塗装は厚めなんでしょうね。こすったらしっかり傷がつきそうだけど、愛着がもてそうな昔の車たち。

そして逆側には今の車たち。レクサスのスポーツカーって見たことないが、限定モデルっぽい。

ちょっとまえのスポーツカー。これは本当に見たことない形。ライトが凄い前面についていて、ちょっとかわいいというか。

そして昭和のカローラから始まる乗用車たち。この堂々たるおっさん感。

一番変わっていると思ったスポーツカー。パブリカ(おそらくPublicからきてるのでしょうが)という名前。どことなく宇宙人ぽい。

オープンカーなのにルーフをたたむんじゃなくて、後ろにカパッと開くというのも意外。

 

もうこのコーナーは、おじさまと子供が群がっていましたが、とにかく実物をがんがん見られるのが良いですね。私はそれほど車通ではありませんが、今ではあまり感じないユニークさのある自動車をいろいろ見られて面白かった。

 

効率よく安い車を作るのに、車のプラットフォームを共有するというのが今の風潮みたいだけど、結局同じ形の車をよく見かけるようになり、これは?という独創性のある形の車は少なくなった。安全性や機能重視は勿論なんだけど、それはデザインを犠牲にしてもいいということなのかなと個人的には疑問に思っています。

夢と高級感のあった昔の魅力的な車たちの行きつく先が、結局経済的なべこべこの四角い軽なのだとしたら、なんだかがっかりする。