ミレニアム | ありのす

ありのす

混沌とした毎日の日記
本・ドラマ・おいしい店・音楽・旅行・乗馬

以前ブームになったスウェーデンミステリの映画化。
ハリウッドバージョンもあったけど、本国のものらしく、監督も俳優もきいたことのない人々。
でもまあ、原作からすると場所のイメージとか、あんまり違和感がなくてよかった。

ひとつ言うことがあるとすれば、主人公の名探偵カッレ君(仮名)ですが、もちょっとカッコいい俳優さんでもよくはなかったかな?というところ。
少なくとも、原作ではそんなような描写があったように記憶してるのですが。
映画では、目と目の間がすごく近いおじさまで、年令が結構いってる感じだったのでびっくりしたえっ

映像を見て思ったのですが、やはり北欧ミステリって独特の暗さがありますね。
北欧って性犯罪とかが比較的多いらしくて、一般的なカラフルで明るい雑貨とかのイメージとは真逆なようです。鬱病も多いらしい。
しかし、そういう環境だからああいうインテリアがメインになるんだろうな。

画像もそういう暗さが内包されていて、陰気だったけど私は悪くないと思いました。
原作も結構過激なシーンとかが多いのだけど、それもそのまんま映像化。はしょられると思ったので(しかし端折るとしたらかなり大きな部分になる)それもびっくりしました。

というわけで、原作ファンもあまり裏切らない出来になってる気がします。
何しろ、リスベットが真っ黒でパンクでちっちゃくて(背が高くなくてよかったDASH!)、暴力的でなおかつ強い女性なのがイメージまんまでした。
ハリウッドバージョンがどんなだか知らないけど、多分ここまで忠実じゃないんじゃないか・・(人物造形など)という気がします。向こうはどうしても俳優さんに合わせてしまいそう。

続編があるらしいので、また機会があったら。