かぜの科学 | ありのす

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と言う本を最近読みました。
海外の専門家の方が書いてるのですが、風邪の特効薬ができないわけ、とかが詳しく書いてありました。
ざくっと要約すると、

風邪のウィルスはライノー、アデノ菌などたくさんの種類がいる。
風邪の症状はウィルスのせいではなく、かかった人の体の反応によります。免疫が強い人が軽くすむとは限らない。なので、免疫を強化すると逆に症状が悪化する可能性もある。
風邪に感染しても全く症状が出ない人がたまにいる
ウィルス感染なので、抗生物質が全くきかない
空気感染はほぼなく、ウィルスが手から目や鼻の粘膜に移って感染すると考えられる。
なので手洗いは大事ですが、普通のざっと洗う手洗いではウィルスはなかなか落ちません。
ドアノブ、ケイタイなど、感染源となる場所の消毒も大事。

というようなことでした。
くしゃみなどで感染すると思われがちですが、むしろ手で顔を触ることによって感染することが多いので、なるべく手で自分の顔を触れないようにすること、が大事らしい。
アルコール殺菌とかもいいのですが、その手でまたどこか触れてしまうとまた汚染される・・という繰り返しらしいので。

読んでる間に身の回りにウィルスがいっぱいいる(まあ事実ですけど汗)感覚になって、きゃー手を洗おう、と思ったのですがあせる
特にこの時期は、インフルエンザもはやってますから、手洗いとかは大事ですねー。
うがいは肝心の咽頭部分を洗えないので(洗えたとしたら窒息します、とのこと。鼻からウィルスが入るらしい)。

あと、客観的に、子供は風邪にかかりやすく、移しやすいというのは本当だそうです。
学校で風邪やインフルエンザがはやり安いのは、科学的にも事実なのですねー。
よくいわれる、ビタミンCなどが風邪に効くというのは、科学的にはあんまり根拠はないらしい。

実はアメリカなどで売っている大手風邪薬も、効果が疑われる部分もあるらしい・・。

というわけで、実は生活している間に何気なく手で顔を触っていることが多いらしいのですが、それをなるべくなくすことは結構大事らしいです。
手の殺菌もいいのですが、何かやりながらてを清潔に保つことは難しいようなので・・。

ちなみに、子供のときに家畜小屋などが家の近くにあった人は、大人になっても風邪をひきにくい人が多いようです。これに代わる方法がないか、研究されているようです。

なかなか奥が深く、役に立つ内容でした。今日から手洗い励行ですパー