松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -3ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

昨年2025年は、《EXPO2025 大阪・関西》とそれにほぼ並行して

私が実行委員長を務めた国際フェスティバル《World Wood Day 2025 Japan》の開催で、

全国各地を飛び回りました。特に関西圏には何度もお邪魔をしました。

一昨日から、朝の記事として、それらの想い出を回想しています。

 

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大和路快速で奈良から大阪に出た後、今度は阪急の大阪・梅田駅に移動して、

阪急神戸線の特急で三宮駅を目指しました。

 

 

お馴染みの阪急マルーンの車体はいつもピカピカに磨かれていて、

阪急の電車は新型車も旧型車も輝いています。

 

 

阪急の三宮駅には初めて降り立ちました。

いつもJR神戸線(東海道本線)側から眺めていたので、

レトロな感じのアーチ型の駅の姿が気になっていました。

内部はこのように鉄骨の構造が顕になっていました。

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第35巻の紹介です。

181系特急形直流電車クハ181形100番代

本号の付録は、国鉄の特急形直流電車の決定版となった
181系特急形電車クハ181形100番台のNゲージサイズ模型でした。

国産鉄道第35巻パッケージ

パッケージを解いて冊子を出しましょう。

第35巻冊子

巻頭記事は、国鉄の通勤形電車として、
101系・103系の後継車両として一世を風靡した201系の特集でした。
かつては山手線も201系で、よく利用していました。

201系通勤形電車

続く記事は、国鉄の国産電気機関車の基盤を固めた
EF12形電気機関車の特集記事でした。
山手貨物線でもよく見かけたものでした。

EF12形電気機関車

ローカル線の話題としては、四国の予土線の記事が
なかなか印象的でした。

予土線

それから、殆ど無名の存在ながら、今尚、
現役の軌道として活躍が続いているという
立山砂防軌道の往年の様子を紹介した
特集記事にも惹き付けられました。

立山砂防軌道

そして巻末に本号の真打ち登場です。
電車特急として華々しくデビューした151系の
全国での汎用性を高めた決定版、181系の特集記事です。
「あさま」「あずさ」「とき」などの特急電車として大活躍した名車です。

181系特集記事

お楽しみの付録=Nゲージサイズ模型は、
181系特急形直流電車クハ181形100番台です。

181系特急形直流電車クハ181形100番代
フランツ・ペーター・シューベルトは、
1797年生まれで1828年没のオーストリアの作曲家です。

歌曲やピアノ曲の分野に特に名作を多く残していますが、
交響曲の作曲家(シンフォニスト)としても
実は重要な地位を占めていると、私は考えています。

幾つかある未完に終わった交響曲にも言及すると
少々話が複雑になってしまうので、
今日番号付で称されている作品について、
私なりの考察を述べていきましょう。

#番号は国際シューベルト協会の現在の見解です#

交響曲第1番 ニ長調 D-82 / 1813年
交響曲第2番 変ロ長調 D-125 / 1814-15年
交響曲第3番 ニ長調 D-200 / 1815年
交響曲第4番 ハ短調「悲劇的」 D-417 / 1816年
交響曲第5番 変ロ長調 D-485 / 1816年
交響曲第6番 ハ長調 D-589 / 1816年 (小ハ長調)

交響曲第7番 ロ短調 D-759 / 1822年
交響曲第8番 ハ長調 D-944 / 1825-26年
           「ザ・グレイト」(大ハ長調)

第6番までの時間的また物理的な規模は、
ハイドンやモーツァルトの交響曲に近く、
今日ではあまり演奏されなくなっています。

それでも、ヨーロッパの地方都市の
小規模オーケストラでは、第4番~第6番辺りは
かなりプログラムに載ってくるようです。
私自身の体験としては・・・
拙作<フォノスフェール第1番~尺八と管弦楽の為に>が、
東京での初演直後にポルトガルのグルベンキアン管弦楽団の
定期演奏会で欧州初演されることになった際に、
シューベルトの交響曲第6番ハ長調との組み合わせによる
プログラムであったことが、懐かしい想い出です。
指揮者は大野和士さんでした。

さて、1813年から16年にかけて立て続けに
交響曲を発表したシューベルトは、
言わば交響曲の習作期を経た後に熟考期に入ったのか、
未完のスケッチは残しているものの、
暫く交響曲を完成させなくなります。
そして1822年に2楽章まで完成した作品が、
(結局は埋もれてしまって死後かなり後に発見されて
初演されることになるのですが、)
今日「未完成」の愛称で有名な第7番
(嘗ては第8番が一般的)です。

第6番までの交響曲を聴いてから、
この第7番を聴いてみてください。
まるで別人の作品ではないかと思いたくなるほどに、
音楽の熟成度が高まり、ロマン性の放出が
格段に豊かになっていることに気づくことでしょう。
ほとんど「突然変異」と言って良いような
進境の著しさと私は感じるのですが・・・。

第1楽章は、低弦の統一テーマによる短い序奏が、
楽章全体を有機的に引き締めつつ、
たおやかなロマンを終始一貫漂わせながら、
聴く者を独自の世界に誘ってしまいます。
再現部の後に更に終結部が充実する辺りも、
ベートーヴェンが拡大したソナタ形式を
シューベルトなりに完全にものにした確信が伺えます。

第2楽章は、表面的には緩徐楽章的ですが、
構造はしっかりとしたソナタ形式で、
見方を変えると、終楽章としての機能と風格も
充分に持ち合わせていると考えられます。

これは私の勝手な推論ですが・・・
シューベルトは、この突然変異的な素晴らしい二つの楽章に
しっかりとバランスするメヌエット楽章もしくはスケルツォ、
更には第4楽章を創り出すことができないと判断して、
そしてまたこの二つの楽章が既に
自立した世界を構築している事に気がつき、
二楽章構成のままで筆を置いたのではないでしょうか。

そてにしても、妖しいまでに美しい作品です。

私は、幼少期に聴いたロンドンレコードの
あの赤いLPレコード、
パウル・クレッキー指揮の演奏が愛聴盤でしたが、
現在の私のお勧めは、ギュンター・ヴァントが
ベルリン・フィルの定期演奏会を指揮した
ライヴ盤を筆頭に挙げておきましょう。

###シューベルト/交響曲第7(8)番 第8(9)番###
       指揮=ギュンター・ヴァント
    管弦楽=ベルリン・フィルハーモニック
     1995年3月28日&29日ライヴ録音
   RCA/ VICTOR/REDSEAL 09026-68314-2

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ヴァント&ベルリン・フィル「未完成&グレイト」

映画界の名匠=スタンリー・キューブリック監督の作品を

このところ意識して再鑑賞している私です。

今日は、1987年に製作されて日本では1988年に公開された

ベトナム戦争を題材にした戦争映画「フルメタルジャケット」に焦点を当てましょう。

 

ベトナム戦争を題材とした映画は枚挙に暇がありませんが、

名匠であり鬼才でもあるキューブリック監督の作品となると、

沸々と興味が沸いてきます。

原作はグスタフ・ハスフォードの小説「ショートタイマーズ」です。

題名は、短期現役兵を意味するそうです。

映画の題名は、鉛の弾丸を更に銅などの金属で覆った固い弾丸を意味するそうです。

 

入隊後の厳しい訓練や、実際の戦場における極限状況によって、

精神的に追い込まれていく若者達の行動と心理を描いていくストーリーには、

題材が題材なだけに重苦しいものがあります。

じっくり噛みしめながら鑑賞したい作品です。

 

音楽の選曲にも鋭敏な感性を発揮するキューブリック監督です。

平素はクラシック音楽からの選曲が多いのですが、

この作品ではポップスの名曲からの選曲に徹しています。

現代社会における若者の群像を描くための必然でしょうか。

 

・・・・・映画「フルメタルジャケット」・・・・・

          Full Metal Jacket

 

監督:スタンリー・キューブリック

脚本:スタンリー・キューブリック

   マイケル・ハー 

   グスタフ・ハスフォード

原作:グスタフ・ハスフォード(小説:ショートタイマーズ)

製作:スタンリー・キューブリック

製作総指揮:ヤン・ハーラン

音楽:アビゲール・ミード

撮影:ダグラス・ミルサム

編集:マーティン・ハンター

配給:ワーナー・ブラザーズ

公開:イギリス=1987年6月

   アメリカ=1987年9月

   日本=1988年3月

上映時間=116分

製作国:アメリカ イギリス

キャスト:

 マシュー・デーモン

 ヴィンセント・ドノフリオ

 R.リー・アーメイ    他

ISCM国際現代音楽協会の<世界音楽の日々>音楽祭の100有余年の歴史の中で、
唯一の日本開催であった25年前の2001年、ISCM横浜大会の回想録を続けています。

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六年前の2020年は、1930年に新興作曲家連盟として産声を上げた
現 特定非営利活動法人 日本現代音楽協会(通称:現音)の
創立90周年にあたりました。
現音は、1922年に創設された国際現代音楽協会(ISCM)に、
非西欧系国としては最も早い1935年に加盟をして、その日本支部となっています。
そして2001年に、長年の懸案であったISCM世界音楽祭を
日本が主催して開催できたのでした。
このところ、その音楽祭の開催準備秘話や
実際に開催した各演奏会等のイベントについての回想録をアップしています。

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<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会
   ~日本現代音楽協会新世紀音楽祭>
公演回顧シリーズ vol.22

《独奏作品展 Solo Pieces Exhibition 》
10月10日(水)15:30開演/横浜みなとみらいホール 小ホール

1) Vyacheslav KOUZNETOV(ベラルーシ):
       リチュアリス~トロンボーン独奏のための
                  (2000/世界初演)
         トロンボーン=村田厚生

2) Calrox LEVIN (ウルグアイ):
       ピアノのための4部作(1999/日本初演)
         ピアノ=赤城眞理

3) Bart VANHECKE(ベルギー):世界の根(1998)
         ピアノ=赤城眞理

4) Christina Viola OOREBEEK(オランダ):
       トレモロと振動~ピアノのためのトッカータ
                  (1998/日本初演)
         ピアノ=キム・キュンオク(韓国)

5) Secoirese BODLEY(アイルランド):
       郵便局への道(1999/日本初演)
         ピアノ=キム・キュンオク(韓国)

6) 陳永華(香港):ピアノのためのタイマー(1987)
         ピアノ=キム・キュンオク(韓国)

7) Karimella TSEPKOENKO (ウクライナ):
       ソロ-ソリッシモ~ヴァイオリンのために
                  (1999/日本初演)
         ヴァイオリン=ユ・ウンヘイ(韓国)

8) Menachem ZUR(イスラエル):
       ヴァイオリン独奏のためのカデンツァ
                  (1997/日本初演)
         ヴァイオリン=ユ・ウンヘイ(韓国)
          
9) Ghenadie CIOBANU(モルドヴァ):
       憂鬱な月の歌と踊りから(1995/日本初演)
       クラリネット=クアン・ロッキャン(韓国)

10) Rene HEMMER(ルクセンブルグ):
       チェロのためのソリテール(1999/日本初演)
         チェロ=岩永知樹 

11) Nigel BUTTERLEY(オーストリア):
       木から~チェロのための(1995/日本初演)
         チェロ=岩永知樹 
          
12) Mathias STEINAUER(スイス):
       幻覚 または パヴァロッティの夢
                  (1999/日本初演)
         フルート=永井由比

13) Lojze LEBIC(スロヴェニア):近くから 遠くから
                  (1991/日本初演)
         リコーダー=鈴木俊哉

14) Rashid KALIMOULLIN(タタルスタン):
       オーボエ独奏のためのファンタジー
                  (1998/日本初演)
         オーボエ=溝入由美子

15) Dusan BOGDANOVIC(ユーゴスラヴィア):
       レントとトッカータ(1972/日本初演)
         ギター=金康太

16) Francisco ZAPATA(ヴェネズエラ):
       ギターのための変奏曲(1995/日本初演)
         ギター=金康太

17) Vytautas GERMANAVICIUS (リトアニア):
     チューバ・ソロのためのEOS(1995/日本初演)
         チューバ=松永 敦

18) Ivan PARIK(スロヴァキア):
       書簡-ピアノ小品5曲(1992)
         ピアノ=松山 元

19) 本間雅夫(日本):
       ピアノのためのクロス・モード Ⅱ
                 (2001/世界初演)
         ピアノ=赤城眞理

20) 朴仁鍋(韓国):
   形象 Ⅳ~ヴァイオリン、クラリネットとピアノのために
                      (日本初演)
     [演奏] トリオ・ハーン(韓国) 
         ヴァイオリン=ユ・ウンヘイ
         クラリネット=クアン・ロッキャン
         ピアノ=キム・キュンオク

1) ~ 18) 加盟支部・準会員提出独奏作品
19) JSCM音楽祭出品作品 20) 演奏者推薦作品

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国際審査会入選作品の枠を、予算規模や演奏会数に照らして、
この音楽祭では50曲に設定していました。
約50の加盟支部・準会員総数ですから、
満遍なく演奏機会が行き渡るには、
各国1曲ずつの選曲にしなくてはなりません。
しかしそうは簡単に事は運びません。
あくまで作品の水準を基準に審査を行なった
国際審査会の結果は、必然的に、
多数の入選作を出す支部も有れば
全く選に漏れる支部も有るという状況を生み出しました。
そこで、線に漏れた国の提出作品から、
惜しくも入選は逃したものの高得点を挙げた7作品を
「プログラム委員会調整作品」としてノミネートして、
多数の入選作品が有る国の作品と入れ替えてプログラミング
することとしました。

ところが、前年のルクセンブルグ大会のISCM総会に、
翌年の開催国としてのプレゼンテーションを行なうために
出席した際に、国際本部から、
「積み残し支部・準会員を出さないように」と
厳命が下されて、窮余の策として
この独奏作品展を追加企画したのでした。
文化庁等の翌年度事業申請の締めきり間際で
ギリギリのタイミングでしたが、何とか各方面との準備や
調整が間に合って実現に漕ぎ着けたのです。

また、そのルクセンブルグ大会の際に、韓国支部から
トリオ・ハーンという演奏団体の起用推薦の申し出があり、
この<独奏作品展>の演奏陣に
加わっていただくことにしたのでした。
翌年に開催される<FIFAワールドカップ日韓共催>の
決勝戦開催地=横浜での国際音楽祭ですから、
韓国の演奏団体の出演は大歓迎でした。

このような経緯から、この演奏会にズラリと並んだ作品は、
ISCM国際審査に漏れた作品もしくは新たに
加盟支部・準会員から送られて来た作品という訳です。
それ故、聴き応えに乏しい演奏会に終わったかと言えば・・
全くさにあらず、素晴らしい盛り上がりを見せたのです。

私は、ルクセンブルグでこの追加企画を立案した段階から、
国際審査会選曲作品とはまた違った側面から、
多くの国のお国柄をストレートに表出する作品も多数交えた、
熱い演奏会になるのではないかと、
密かに期待をしていました。
それがその通りに実現したので、
本当に嬉しいイベントでした。

・・・村田厚生氏のトロンボーンの彷徨によって、
              華々しく開幕しました・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-独奏作品展開幕~村田厚生氏の彷徨!

韓国から来日したトリオ・ハーンのメンバーには、
独奏作品の演奏陣の中核を担っていただきました。
・・ピアノ=キム・キュンオク氏(作曲家はボドレイ氏)・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-トリオ・ハーンのpf.キム氏

・・ヴァイオリン=ユ・ウンヘイ氏(作曲家はズール氏)・・
   国際会議ではいつもは強面のイスラエル代表も、
      ステージでは満面の笑みでした。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-トリオ・ハーンvn.ユ氏

・・・クラリネット=クアン・ロッキャン氏・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-トリオ・ハーンcl.クアン氏

日本人演奏家も負けてはいません。
様々な楽器をものして多士多才な演奏家が次々に登場して、
各国・各作曲家の個性の饗宴を盛り上がっていきました。

中でも、鈴木俊哉氏のリコーダーの
パフォーマンスの強烈なパルスは、
従来の私のリコーダー観を一変させてくれる
驚異的なインパクトをもたらしてくれました。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-鈴木俊哉氏の驚愕のパフォーマンス

鈴木俊哉氏は横浜在住の音楽家です。
<こどもみらい2001>のワークショップにも
参画していただきました。

オーボエの溝入由美子さんにも、横浜在住の音楽家として
<オープニング・コンサート>での篳篥の演奏から始まり、
多くの演目を支えてくださいました。
下の写真の作曲家=カリムーリン氏は、
この頃しばしば来日されていた親日家です。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-溝入由美子さんとカリムーリン氏

ギター作品も2曲並び、金康太氏に出演していただきました。
下の写真の作曲家=サパタ・ベッロ氏は、
横浜滞在中終始ご機嫌で、カクテル・パーティーでは、
私がサーヴするシャンパンを
何杯もおかわりしてご満悦でした。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-金氏とサパタ・ベッロ氏

チューバ独奏作品も登場して、全20曲の連続演奏となった
マラソンコンサートの終盤は更にカラフルになっていきました。
・・・松永徹氏(作曲家はゲルマサヴィツィウス氏)・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-チューバ独奏も登場

松山元氏の演奏によるパリク氏の作品の演奏で、
全18曲の海外独奏作品の演奏が完了しました。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-松山元(ピアノ)

更に開催国日本からの独奏曲を1曲という趣向で、
<アンデパンダン展>か<ピアノ・フェスタ>に
出品される予定の本間雅夫会員
(先年惜しくも逝去されました)の作品を
ここにプログラミングして夫人でありピアニストである
赤城眞理さんに演奏していただきました。
赤城さんには他に海外2作品にも出演していただきました。

そして、プログラム最後に、日韓交流を象徴して、
朴仁鍋(パク・インホ)氏の作品をトリオ・ハーンが演奏して、
このマラソンコンサート<独奏作品展>は幕を閉じたのでした。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-トリオ・ハーン(韓国)


正に「お国柄と音楽語法の百花繚乱!」、
民族性や現代音楽語法が多種多様に提示されて
会場を一曲毎に雰囲気を変えていき、
次に何が飛び出すかといった興味が緊張の糸を紡ぎつつ
次第のヴォルテージを挙げて熱気ムンムン、
“やってみて良かった”<独奏作品展>でした。


遅延が心配されたこの演奏会でしたが、
作曲家も演奏者も裏方スタッフも一致協力してスムーズに運び、
ほぼ定刻で終演となり、大ホールに移動して、
いよいよ<ファイナル・コンサート>を迎えます。

昨年2025年は、《EXPO2025 大阪・関西》とそれにほぼ並行して

私が実行委員長を務めた国際フェスティバル《World Wood Day 2025 Japan》の開催で、

全国各地を飛び回りました。特に関西圏には何度もお邪魔をしました。

昨日から暫く、朝の記事として、それらの想い出を回想しています。

 

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多忙な中での奈良訪問だったので、古都・奈良の名刹を巡る時間は持てませんでしたが、

せっかく関西まで足を伸ばしたので、乗り鉄&撮り鉄プチ旅で帰宅することにしました。

 

 

まず、奈良駅から関西本線を走って大阪環状線に乗り入れる大和路快速に初めて乗りました。

 

 

法隆寺駅は仏閣を思わせる駅舎の構えが印象的な駅でした。

車窓から慌ててシャターを切った写真が上下のカットです。

 

 

途中停車駅から多くの乗客が乗り込んできて、関西本線の人の流動の太さを実感しました。

 

 

天王寺駅から大阪環状線に乗り入れて、大阪駅に着きました。

大阪駅に来るたびに、大屋根の下のホームや再開発で一気に景色が変わった

北口の風景に、ちょっとワクワクする私です。

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第34巻の紹介です。

10系客車ナハ10形

本号の付録は、軽量客車の元祖、
ナハ10形のNゲージサイズ模型でした。

国産鉄道第34巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて
奥底から冊子を取り出しましょう。

第34巻冊子

巻頭記事は、本号は国鉄の車両です。
首都圏でお馴染の特急「踊り子」や、
東北・上越新幹線が大宮始発だった暫定開業時に
上野と大宮を結んでいた「新完成リレー号」等に
充当されてきた185系直流電車の特集記事でした。
153系急行方直流電車を185系に置き換えて、
急行と特急にしてきた国鉄ですが、
その後JRに移行したため、
この185系は国鉄最後の特急電車形式となりました。

185系/国鉄特急電車最終形式

そして、国産の液体式ディーゼル機関車として
最初の成功を収めたDD13形の記事が続きます。

DD13形ディーゼル機関車

九州の真ん中を東西に横断する久大本線の記事は、
ローカルな情緒に溢れていました。

久大本線

その他、鉄橋や車両の窓の話題など、
コアな鉄道ファンが興味津々の記事も満載でした。

10系客車

そして巻末は、いつものように、付録の
Nゲージサイズ模型とリンクした記事です。
軽量客車の元祖、10系客車の話題です。
付録の模型は、代表的な存在として、ナハ10形です。

10系客車ナハ10形
ストラヴィンスキーの三大バレエについての記事、
いよいよ今日は最後の「春の祭典」です。

1913年5月29日、パリのシャンゼリゼ劇場で、
ピエール・モントゥーの指揮によって
このバレエ音楽「春の祭典」の初演が行われました。
客席にはサン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなどの
錚々たる顔ぶれが揃っていたということです。
公開のゲネプロ(ステージ・リハーサル)は、
平穏無事に終わったそうですが、
本番は大スキャンダルと言われるようになった、
伝説的な大混乱となったことは、あまりにも有名です。

曲が始まると、客席から嘲笑の声が上がり始め、。
次第に野次がひどくなっていき、
賛成派と反対派の観客達がお互いを罵り合い、殴り合りあい、
野次や足踏みなどで音楽がほとんど聞こえなくなり・・・
という前代未聞の状況になったそうです。
タイムマシーンがあったら是非行ってみたい場面です。

翌年に演奏会形式で再演(指揮は再びピエール・モントゥー)は
大成功を博し、以後はロンドンやニューヨークでも絶賛され、
名曲としての不動の地位を獲得していったのでした。

その世紀の初演の指揮者=ピエール・モントゥー
のタクトによる演奏のYouTubeをリンクしておきましょう。

YouTube / ストラヴィンスキー 春の祭典
ピエール・モントゥー指揮 パリ音楽院管弦楽団 1956年

第1部 大地の礼賛


第2部 生贄の儀式



この作品は、まだ「火の鳥」を作曲していた頃に見た
夢(幻想)からインスピレーションを得て
作曲を開始したものと言われています。

<第1部:大地の礼賛>
#序奏
#春のきざし(乙女達の踊り)
#誘拐
#春の輪舞(春のロンド)
#敵の部族の遊戯
#長老の行進
#長老の大地への口づけ
#大地の踊り

<第2部:生贄の儀式>
#序奏
#乙女の神秘的な踊り
#選ばれし生贄への賛美
#祖先の召還
#祖先の儀式
#生贄の踊り(選ばれし生贄の乙女)

この作品のスコアは、作曲家にとっては正にバイブルの一つです。
私も随分と目を通しました。様々な場面で示唆に富んだ、
独創的なオーケストレーションが展開されています。

私の仕事場の一番の愛聴盤(CD)はこのディスクです。
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団
JVC/VDCー1028
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「春の祭典」フェドセーエフ盤

「ペトルーシュカ」も収録されているブーレーズ盤はお得です!
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」&「春の祭典」
ピエール・ブーレーズ指揮/クリーヴランド管弦楽団
グラモフォン/435 769ー2
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「ペトルーシュカ」&「春の祭典」ブーレーズ盤

嘗てのLP時代に一世を風靡した名盤はこれです。
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
ピエール・ブーレーズ指揮/クリーヴランド管弦楽団
CBS-SONY / SOCL-1076
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-春の祭典LPブーレーズ盤

最後に、初演に近い原典版と言って良いような動画をリンクしておきます。
バレエの概念を根底から覆すような音楽と上演が、
100年以上も前に具現していたことは、誠に驚異的ですね。

Igor Stravinsky Le Sacre du Printemps Vaslav Nijinsky Version 1913
Ballett Mariinski Theater


今日は、福岡県久留米市で毎年開催されている《賢順記念全国箏曲祭》と、

その一環として行われている<賢順記念全国箏曲コンクール>を紹介しましょう。

 

邦楽器のための作品の作曲をライフワークの重要な柱の一つとして活動を続けてきた私ですが、

今年はこのコンクールの審査員を拝命しております。

両親が福岡県出身ということもあって、同県の久留米にお伺いして、

さまざまな箏の演奏などを聞くことができること、そして関係者の皆様と交流できることを、

今から楽しみにしているところです。

 

賢順記念全国箏曲祭の公式WEBサイト(トップページ)はこちらです。↓

 

 

公式WEBサイトをこちらにリンクしておきます。↓

 

WEBで公開されているコンクールの概要説明はこちらです。↓

 

応募受付期間は8月1日(土) 〜 8月31日(月)とのことです。↓

 

映画界の名匠=スタンリー・キューブリック監督の作品を

このところ意識して再鑑賞している私です。

今日は、1971年に公開された衝撃的な問題作、

「時計じかけのオレンジ」に焦点を当てましょう。

 

 

1962年に発表された同名の小説(著者=アンソニー・バージェス)

を原作としている映画です。

欲望と限りを尽くす自由放任と、管理される全体社会主義の狭間に揺れる、

人間心理のジレンマをを描いた風刺的作品です。

近未来を舞台に設定していますが、時に今現在の雰囲気も感じさせる場面もあり、

普遍的な社会をベースに考えられているように思われます。

キューブリック監督の手腕によって、衝撃的な内容を持つ物語が、

大胆さと繊細さが相俟った演技と映像美によるミュージカルのような

世界に唯一無二の作品に昇華されています。

 

但し、見方によっては"暴力を誘発する作品"と捉えられる面もある

問題作でもあります。恋人同士で鑑賞するには不向きな作品かもしれません。

 

それから、この作品の魅力の一つに、

キューブリック監督の音楽に対する鋭敏な感覚の反映も上げるべきでしょう。

♪ ベートーヴェン:交響曲第9番 

♪ ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲 「ウィリアム・テル」序曲

♪ エルガー:行進曲「威風堂々」第1番&第4番

♪ パーセル:メアリー女王への葬送音楽

♪ R.コルサコフ:交響組曲「シェへラザード」

♪ テリー・タッカー:太陽への序曲

といったクラシック音楽の数々がBGMとして効果を上げていますが、その中で、

ポップスの名曲♪「雨に唄えば」が一際印象的に奏でられるところも

見逃せません(聴き逃せません)。

 

・・・・・映画「映画時計じかけのオレンジ」・・・・・

        A Clockwaork Orange

監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック
原作:アンソニー・バージェス(小説「時計じかけのオレンジ」)
製作:スタンリー・キューブリック
音楽:ウォルター・カーロス
撮影:ジョン・オルコット
編集:ビル・バトラー
製作会社:ポラリス・プロダクションズ ホーク・フィルムズ
配給:ワーナー・ブラザーズ
公開:アメリカ=1971年12月
   イギリス=1972年1月
   日本=1972年4月
上映時間=137分
製作国:イギリス アメリカ
キャスト:マルコム・マクダウェル
     パトリック・マギー
     マイケル・ベイツ 他