松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!


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前回の紹介は、「刑事コロンボ」シリーズの記念すべき
第1作「殺人処方箋」でした。
若くて髪の毛もまだ黒々としているピーター・フォークが
小奇麗な身なりで登場した、単発テレビ映画でした。
この「倒叙ミステリー」構成の作品は大当たりとなって、
第2作以降のテレビシリーズ化に繋がっていったのです。

今回は、テレビシリーズ化となった初回にあたる
第2作「死者の身代金」です。
犯人役にあの美人名女優のリー・グラントが登場するという
映画ファンにはたまらない豪華な作品です。

DVD「死者の身代金」

###刑事コロンボDVDコレクション vol.26###
         「死者の身代金」

監督・製作総指揮=リチャード・アーヴィング
脚本・制作=ディーン・ハーグローヴ
原案=リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク
撮影=ライオネル・リンドン
音楽=ビリー・ゴールデンバーグ
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
リー・グラント(レスリー・ウィリアムズ役)
ハロルド・グールド(カールソン役)
ジョン・フィンク(マイケル役)
パトリシア・マティック(マーガレット役)


隔週刊「刑事コロンボ」vol.26

「殺人処方箋」の大成功によってシリーズ化を打診された
ピーター・フォークでしたが、毎週放映となると
拘束がきつくなるために難色を示したと言われます。
そこで、土曜夜の「NBCミステリー・ムービー」の時間枠で、
「警部マクロード」や「署長マクミラン」と並行して
ローテーションを組むカタチのシリーズ化が考案され、
フォークもこの条件で了承をしました。
これで「刑事コロンボ」シリーズの開始となりました。

シリーズ化への第1団として、第1作と同様に、
「NBCワールド・プレミア」枠で放送されたこの第2作
「死者の身代金」は、36%という驚異的な視聴率を叩き出し、
テレビシリーズ化へのアドバルーンを上げたのでした。

YouTube / 刑事コロンボ 死者の身代金 
      RANSOM FOR A DEAD MAN


法曹界の重鎮である夫と敏腕弁護士の妻、
しかし冷えきった夫婦関係を清算したい夫と
離婚を拒絶する妻・・・
この確執がやがて殺人事件を起してしまい、
その謎をコロンボが執拗な捜査と推理で解きほぐしていきます。
私の場合は、犯人を演じるリー・グラントの美貌に
引き込まれてしまうのですが・・・
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私の邦楽器作品の紹介記事をアップを始めています。

私は若い時分にはJFC=日本作曲家協議会の企画にも
随分と関らせていただきました。
当時のJFCは、<合唱の祭典>を中心として
前衛的な作品のみならず様々なスタイルの作品が集う
イベントを打ち出していました。
その一環として<邦楽器の祭典>も
シリーズ化されていました。

1993年1月に開催された<第4回邦楽器の祭典>は、
日本音楽集団定期演奏会と連携した企画でした。
そこに出品した作品が、この<美しの都 Ⅱ >でした。

演奏会は、山本直純氏の軽妙な司会で楽しく進行する中、
十五人も作曲家の邦楽器作品が一挙に演奏される
壮観なイベントでした。

この曲の内容は、昨日の記事で紹介した
<美しの都>~尺八とオルガンの為の幻想曲(1991)の
モティーフを活用して、日本の尺八と鼓による小品に
仕立てたものです。

###<美しの都 Ⅱ >~日本の尺八と鼓の為に~###
    <JFC第4回邦楽器の祭典>出品作品

演奏時間:約8分
初演:1993年1月 / 津田ホール
   <JFC邦楽器の祭典=日本音楽集団定期演奏会>
演奏:尺八=三橋貴重・水川寿也 鼓=望月太喜之丞 

#########################

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-JFC第4回邦楽器の祭典

拙作の楽譜についてのお問い合わせは、
メール等でも直接ご連絡いただくか、
「マザーアース」社にお問い合わせください。
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"リニア・鉄道館"訪問記を続けています。

数々の名車が大空間にゆったりと並ぶメインホールの
奥側に、天井が低くなっている
バックヤード的なスペースが広がっていました。

左側には、優美なキハ82系や、急行電車として
日本中を走っていたクモハ165等、が居並んでいました。

バックヤード展示車両群1

右手には、歴史的な客車が並んでいました。

バックヤード展示車両群2

その中で、ハリネズミのような容姿で異彩を放っていたのが、
オヤ31です。一般客車を改造して製作された事業用車両、
建築限界測定用試験車です。

オヤ31
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8月15日から17日にかけて再録掲載した
<LEE Sang-Guen Music Festival 2011>の訪問地、
普州(チンジュ)についての紀行文シリーズの再録です。

LEE Sang-Gue氏の遺影

文禄・慶長の役(1592年~1598年)に、
秀吉主導の遠征軍と、明と李氏朝鮮の軍との戦いがありました。
戦いの舞台は朝鮮半島でしたが、
その中の三大激戦地の一つ言われる場所が、
私が先日に訪ねた普州(チンジュ)市内に位置する、
「普州城/チンジュソン」ということでした。

秀吉の朝鮮出兵は、晩年の秀吉の狂気の沙汰であったのか・・・
既にスペインがフィリピンを植民地化していた当時、
明をも植民地化の標的にしようとしていた
欧州大国の動向に対する対抗策であったのか・・・
未だに謎が多く評価も別れるこの戦争ですが・・・

しかし、当地で万単位の人々が、城が陥落するまで戦い抜き、
遂には全員が殉国したという悲劇的な歴史に対しては、
現代の生きる者として真摯に祈りを捧げるしかありません。
私は、音楽祭のスケジュールを合間を見つけて、
普州城跡を訪ねてきました。

・・・チョクソク厶ンから入城・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-チョクソク厶ンから入城

・・・ふと右を見上げると「護国の鐘」の鐘楼が・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-「鐘楼」護国の鐘

・・・戦時には主将の指揮所として使用された望楼
                  チョクソクル・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-城趾最大の名所「チョクソクル」

・・・チョクソクルの内部・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-チョクソクルの内部

・・・チョクソクルからの普州市内の眺め・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-チョクソクルからの遠望

・・・兵(つわもの)どもが夢のあと・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-兵どもが夢のあと

城趾内にある普州博物館には、素晴らしい収蔵品や
「文禄・慶長の役」に関する展示を見ることができました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州博物館
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歴史的名作「刑事コロンボ」シリーズの紹介を
あらためて再開しましょう。

隔週刊「新・刑事コロンボ」と
隔週刊「刑事コロンボ」の順番で発売されていた
DVD雑誌を基本に進めていきます。

発売順とは異りますが、放送本体の
第一作から順番に昼の記事シリーズとして
再掲載していきます。

私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしていきます。

今日は第1作「殺人処方箋」の紹介です。
(DVD雑誌としては第25巻)

若くて髪の毛もまだ黒々としているピーター・フォークの
初々しい刑事コロンボぶりを久しぶりに見ると、
なかなか新鮮な印象です。

DVD「殺人処方箋」

###刑事コロンボDVDコレクション vol.25###
         「殺人処方箋」

監督・製作=リチャード・アーヴィング
原作・脚本=リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク
撮影=レイ・レナハン
音楽=デーヴ・グルーシン
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
ジーン・ハリー(レイ・フレミング役)
ニナ・フォック(キャロル・フレミング役)
キャスティン・ジャスティス(ジョーン・ハドソン役)
ウィリアム・ウィンダム(バート・コードン役)


隔週刊「刑事コロンボ25」

元々は舞台公演用に書かれた「殺人処方箋」の脚本は、
1962年に舞台「殺人処方箋」として全米&カナダツアーが
行われ、各地で成功を収めたそうです。
その後に映画化の話が進み、肝心の刑事コロンボ役の俳優が
なかなか決まらなかったりした紆余曲折を経て、
遂に完成したのがこの第1作という訳です。

シリーズ化の話はまだありませんでしたから、
単発のテレビ映画として製作されたこの作品は、
コロンボが小奇麗な身なりであることや、
愛犬のドッグや愛車=プジョーもまだ登場しません。
しかし、「うちのカミさん・・・」や「もうひとつだけ・・・」
という独特の口癖のような台詞、ペンを探す仕草、
葉巻を吸う習慣など、後に定番となる要素も認められます。

この作品の登場は誠に衝撃的でした。
犯人を最初に提示してしまい、
それをいかに解きほぐして行くかという視点を描く、
「倒叙ミステリー」という構成法が適用されていたからです。
「殺人処方箋」は30%近い視聴率を上げて、
その後のテレビドラマシリーズ化に繋がっていったのでした。

それにしても、ハイソサティーの犯人に、
一見冴えない印象のコロンボがジワジワと犯行の核心に迫り、
最後は見事に犯行を認めさせるところまで追い込んでいく
根気強いサスペンスは、このシリーズならではの凄みがあります。
早くもこの第1作から存分に味わうことができます。

オープニングの画面にも興味深い味わいがあります。
YouTube / 刑事コロンボ 殺人処方箋 PRESCRIPTION MURDER

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昨日から、私の邦楽器作品を振り返っています。

スキー・フリークの私が20歳台の時代、
毎冬に数回ずつは訪ねていたのが、
長野県松本市の西に在る
乗鞍高原温泉スクー場でした。

私にスキーの魅力を教えてくれた友人K氏のお兄さんが
住みついておられた事もあって、
そのK氏と私の友人達が毎週のように示し合わせて
松本市を経由して乗鞍高原に上がっていったものでした。
夏場にも山歩きやテニス等で当地をしばしば訪ねて、
時には町(松本市)に降りて、遊ぶこともありました。
長野県は私にとっては言わば「第二の故郷」のような存在で、
その中心都市は松本市だったのです。

その松本市に、松本市音楽文化ホール
(愛称:ザ・ハーモニーホール)が1985年に竣工しました。
そして、1990年にはそこに素晴らしいオルガンが設置され、
更に全国でもおそらくは初のケースとなった専属オルガニスト
(身分は松本市教育文化振興財団の嘱託職員)として、
保田紀子さんが同年に着任されたのでした。

それ以前から、作曲家同人「深新會」の作品展で、
現代音楽に積極的に取り組まれている保田さんに
拙作を演奏していただく機会があった私は、
夏に信州は安曇野を訪ねていた時に、
町の喫茶店で偶然目にした新聞記事で、
保田さんの専属オルガニスト就任を知ったのでした。

それから程なく保田さんから連絡をいただいて、
そのザ・ハーモニーホールを拠点としての<オルガン新作展>
開催の構想を聞かせていただき、更には松本市在住の尺八家=
渡辺清堂氏と協演する作品の作曲を打診されたのでした。
そういった経緯から誕生した作品が、
この<美しの都>~尺八とオルガンの為の幻想曲~なのです。

###<美しの都>~尺八とオルガンの為の幻想曲~###
         (1991年/保田紀子委嘱作品)

  演奏時間:約15分

 初演:<保田紀子リサイタル~オルガン新作展>
 1991年10月 / 松本市音楽文化ホール
        (ザ・ハーミニーホール)
 尺八=渡辺清堂 オルガン=保田紀子

 CD:『響』ザ・ハーモニーホール松本~保田紀子
     RRO ALTE MUSICAE / PAMP-1015

###########################

この作品のタイトルは、松本市に因んだ
私の想像上の古代をイメージしたものです。
松本市とその周辺には、「渚」「波田」「島々」等といった
水辺に関るような地名が数多くあります。
ハーモニーホール自体もJR大糸線の「島内駅」傍に在ります。

そこで私は、古代にここに大きな湖があって、
人々が豊かな水と収穫に恵まれながら平和に暮らしていた
「美しの都」(ウツクシノミヤコと読みます)が
在りましたとさ・・・というようなイメージです。

曲の最後で、不思議な音響による巨大なディミニュエンド
が強烈な印象を発散します。
オルガン本体の加圧モーターをオフにした効果です。
初演の時、この大音響に驚いた幼児が
怖くなったのかシクシク泣き始めてしまい、
それがまた絶妙にホールに響いて、
何だかとても幻想的な空間になったことを
今でも鮮明に覚えています。

尚、保田紀子さんにはその後も度々お世話になっています。
2001年の<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会>では、
<オープニング・コンサート>にご出演いただき、
近藤譲氏のオルガン独奏作品を演奏していただき、
日本現代音楽界の悲願であった世界音楽祭の開幕の1コマを
素晴らしい演奏で飾っていただきました。

この<美しの都>は、
地元の尺八家=渡辺清堂氏との協演作品ということもあって、
何度も松本の地で演奏していただいていて、
昨年のザ・ハーモニーホール<新春コンサート>にも
プログラミングしていただいたという訳です。

現代音楽作品を長年に渡って開拓し続けておられる
保田さんの活動に、深い敬意を表するものです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ザ・ハーミニーホールのスカイライン

この写真はザ・ハーモニーホールのスカイラインをあしらった
CDジャケットの裏表紙です。
青空とのコントラストが清々しいデザインです。

 CD:『響』ザ・ハーモニーホール松本~保田紀子
     RRO ALTE MUSICAE / PAMP-1015
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作曲家グループ邦楽<2010>コンサート
【音のカタログ vol.7】が無事に開催されました。

作曲家グループ邦楽<2010>は、毎年、新作を中心に
「音のカタログ」コンサートを開催しています。
去る9月13日(水)に、その7回目が開催されました。

お陰様で盛況となりました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

音のカタログ終演後

私=松尾祐孝は、旧作ではありますが、
<フォノ第11番~二十絃箏独奏の為に~>を出品しました。
今回は内藤美和さんに二十五絃箏で演奏していただく
という新機軸の提示となりましたが、
素晴らしい演奏で久々の再演を飾ってくださいました。
内藤美和さんに感謝!

8人8様の作品はそれぞれに個性に溢れていました。
今回は特に同じ楽器編成の曲が一組もなく、
まさに百花繚乱の邦楽器作品の饗宴となりました。

終演後の作曲家と演奏者との交流も
和やかに盛り上がりました。
今後の新たな展開に向けての触発の場ともなりました。

ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、
本当にありがとうございました。

音のカタログvol.7表

#####【音のカタログVol.7】#####
 作曲家グループ<邦楽2010>コンサート

2017年9月13日(水) 6時半開演(6時開場)
    杉並公会堂 小ホール(荻窪)
  チケット:¥3000 (当日前売りとも)

program(演奏順未定)

●神坂真理子:
  「桜吹雪」?尺八・箏・十七絃のために? (2016)
尺八:金子朋沐枝、箏:野田美香、十七絃:合田真貴子

●川越道子:
   Shakuhachi & SYNTAL No.4 [初演]
尺八:大山貴善、SYNTAL: 川越道子

●眼龍義治:
   すいふようー二面の箏のためのー[初演]
箏:身崎有希子、松澤佑紗

●田丸彩和子:
   雙蝶のわかれ〜北村透谷の詩による〜 [初演]
筑前琵琶:尾方蝶嘉、薩摩琵琶:川嶋信子

●橋本 信:
   EtamineⅢ(エタミーヌⅢ)[初演]
尺八:大河内淳矢、琵琶:榎本百香、十七絃:吉澤延隆

●前田智子:「阿頼耶」
  ~~尺八とヴァイオリンのために~~(2016)[改作初演]
尺八:田嶋謙一、ヴァイオリン:河村典子

●松尾祐孝:
   フォノ第11番~二十絃箏独奏の為に~(2012)
二十五絃箏:内藤美和

●溝入敬三:
  “マイクロトーンズ・スタディ” 十三絃箏のための (2016)
箏:神囿歌世子

●(司会)田中隆文(邦楽ジャーナル編集長)

チケット販売開始 6月13日より
●申込み・問合せ:作曲家グループ<邦楽2010>事務局
            邦楽アソシエーション

 Tel.03-5338-9530 Fax.03-5389-7690
 info@asoshi.com

●後援:邦楽ジャーナル
    公益財団法人
    日本伝統文化振興財団
    日本現代音楽協会/
協力:おことの店 谷川

デザイン:田中茉莉

杉並公会堂
東京都杉並区上荻1-23-15?TEL:03-3220-0401
JR中央線・東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅北口から徒歩7分

音のカタログvol.7裏

【作曲家グループ<邦楽2010>参加作曲家(2017.6.1現在)】

石井由希子/神坂真理子/川越道子/川崎絵都夫/菅野由弘/眼龍義治/北方寛丈/吉川和夫/
橘川 琢/慶野由利子/ シュムコー、コリーン・クリスティナ/近藤春恵/佐藤容子/篠田大介/
高橋久美子/高橋雅光/たかの舞俐/田口和行/田中修一/田中範康/田丸彩和子/ダリル・ゼミソン/
壺井一歩/中澤道子/橋本信/尾藤弥生/藤原典子/マーティン・リーガン/前田智子/松尾祐孝
/松村百合/三村磨紀予/溝入敬三/三輪眞弘/森亜紀/山口淳
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一昨日と昨日の記事に続けます。
冷えきっている日韓の政治的な関係には
落胆せざるを得ませんが、文化の面では
是非とも友好関係を維持していきたいものです。

チョクソクルからの遠望

2011年11月末に、韓国の地方都市で開催された音楽祭=
<LEE Sang-Guen International Music Festival>
を訪問してきた旅行記です。
韓国の作曲界の発展の祖の重要な存在である
LEE Snag-Guen氏(1922-2000)を記念してその名を冠して、
生地である慶尚南道の普州(チンジュ)市が主体となって
開催している音楽祭でした。

11月27日(月)19:30開演 / 慶南芸術センターホール
<国際作曲家の夕べ>
~作曲コンクール審査員及び韓国著名作曲家の作品~

1)CHAN Wing-Wah(香港)/
   Into Immensity for for flute, clarinet, trombone,
piano, percussion, viola and violoncello


2)YUN Seunghy-Un(韓国)/
   Immobility and Mobility for violin, clarinet and piano

3)Masataka MATSUO(日本)/
   DISTRACTION for clarinet and piano

4)RYU Jeajoon(韓国)/
   Early Summer = Trio for violin, violoncello and piano

5)CHOI Myong-When(韓国)/ Nostalgia Annang 4

6)CHIN Kyu-Yung(長/韓国)/
   Fok Rhythm on E for 2 pianos

7) Jean-Luc Darbellay(フランス)/
   Reflets Hommage - Oliver Messiaen

8)LEE Sang-Guen(韓国)/
   String Quartet for Fifth Perfect Interval no.2 op.55

##############################

Pan Ensemble(cond.: KIM Ji-When)による演奏で、
上記8作品が一挙に演奏されました。
私の作品が最も先鋭的な演奏技術を駆使する作品で、
当地の若い演奏家は非常に苦労をしていましたが、
本番では何とか作品の形を具現してくれました。
この音楽祭の最も進歩的なハイライトとなる演奏会でした。

この音楽祭が今後どのような発展を遂げるのか、
私も強い関心を持ちながら見守っていきたいと思っています。
最後に、大変お世話になった関係者・演奏者の方々に、
感謝の意を表したいと思います。


音楽祭プログラム冊子の国際作曲家コンサートの頁
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-国際作曲家コンサートの頁

LEE Sang-Guen氏 1922-200(プログラム裏表紙に掲載)
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-LEE Sang-Gue氏の遺影
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邦楽器合奏作品を先月末に書き上げました。
洗足学園音楽大学の現代邦楽コースの年間最大の演奏会
【邦楽定期】のための書き下ろし作品、
<新譜音悦多〜合奏七段今様>が10月9日に初演されます。

"段物再発見"のテーマの下に開催される
今回の【邦楽定期】です。
古典の段物の数々が、様々な楽器編成によって
次々と演奏される趣向です。
その最後に、現代の段物として私の新作が演奏されます。

古典では概ね"六段"や"八段"ですので、
私は"七段"として、七つの部分が連続する曲にしました。
一之段・・・1拍子 / 一音による素材が中心
二之段・・・2拍子 / 二音による素材が中心
という案配で曲は進行していきます。
したがって、皆さんのご賢察の通り、
五之段と七之段はかなり複雑な拍子やリズムになります。

このところのリハーサルで、
演奏はかなり仕上がってきました。
私自身も指揮者として舞台に上がります。
初演をどうぞお楽しみに!

邦楽定期

#####洗足学園音楽大学【邦楽定期】#####
        〜段物再発見〜
 2017年10月9日(月祝) 開場 13:30 開演 14:00
       洗足学園 前田ホール
    入場料:1000円 未就学児入場不可

【出演】
石垣 清美 (箏・三絃) 名嘉 ヨシ子 (琉球箏)
吉原 佐知子 (箏) 野澤 佐保子 (箏) 
長谷川 慎 (柳川三味線) 野澤 徹也 (三絃)
市川 香里 (三絃) 西川 啓光 (囃子) 神 令 (尺八)
洗足学園音楽大学 現代邦楽コース学生 / 卒業生
現代邦楽研究所 研究生 / 修了生
森重行敏 (企画・司会)  他

Program
・「合奏曲六段」 藤井凡大 作曲 - 合唱付き-
・箏、柳川三味線、一節切尺八合奏「すががき」
・琉球箏曲「六段菅撹」
・箏曲「五段砧」
・三絃合奏「八段すががき」
・箏曲「六段・八段合奏」
・尺八古典本曲「一閑流 六段」
・「新譜音悦多Ⅱ〜七段合奏今様」松尾祐孝 作曲(初演)

日本の近世邦楽の原点である段物について
様々な作品から新作初演まで、
段物の魅力をお聴きいただく演奏会です。
皆様のご来場をお待ちいたします。

邦楽定期
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9月から10月にかけて、私の邦楽器作品の
再演や初演が連続して予定されていることに因んで、
あらためて自作の邦楽器関連曲を振り返って
いきたいと考えました。
暫くの間、昼の記事シリーズとしてアップしていきます。
お時間の許す時のご覧ください。

富士山写真3

私が本格的に邦楽器のための作品の作曲に
取り組むようになったのは1991年からでしたが、
それ以前にも、和太鼓(祭太鼓/大胴)を使用した
オーケストラ作品を書いたことがありました。
今日は、その作品をご紹介しましょう。

私にとって初めての海外体験となった
ISCM-ACL1988年大会の終了後、その開催を記念した
"Impressions of Hong Kong コンクール" が行われました。
それに応募するために書き上げた作品が、
協奏交響曲<活気ある風景>(英題:Lively Scenes)でした。

<ISCM-ACL World Music Days '88 Hong Kong>
の開催終了後、その主催者から、
音楽祭に参加した世界中の作曲家を対象に、
”Impressions of Hong Kong" (香港の想い出)を題材として
管弦楽作品の募集があったのです。
第1位作品には、賞金が授与されると共に、
香港フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会で
世界初演されるという素晴らしい特典が付与される
ということで、私は一念発起して応募を決意したのでした。

私にとって海外初体験となった1988年の香港は、
超高層ビルが林立する西欧的近代性と、
その足元を行き交う木造二階建ての旧式車両による
トラム(路面電車)との対照、
そして、出店や屋台がひしめき合う裏路地に見る庶民の活気、
等々が・・・私の強烈な印象をもたらしてくれました。

そのような印象や想い出を込めて、
ティンパニ奏者が祭太鼓(日本のものでも中国のものでも可)
を叩く "プロローグ" で傲然と始まり、
"目まぐるしい風景" が
色彩的なオーケストレーションによって旋回する第1部、
"渾沌と決然" が対照される第2部、
そして "活気ある風景" が突き進む第3部=フィナーレ
という構成による単一楽章作品が誕生したのです。

そして幸運にも、この作品が第1位を受賞しました。
1988年のACL青年作曲賞第1位に続いて、
香港は私に幸運をもたらしてくれました。

#####協奏交響曲<活気ある風景>(1989)#####
LIVELY SCENES
Impressions of Hong Kong コンクール第1位受賞作品

演奏時間:約16分

世界初演:1991年4月/香港大会堂
香港フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会
演奏:指揮=尾高忠明  

日本初演:1998年3月/かつしかシンフォニーヒルズ
     日本現代音楽協会<現代の音楽展'98>第5夜
     ~オーケストラの夕べ~
演奏:指揮=小松一彦 管弦楽=東京交響楽団

NHK-FM収録:1998年7月
演奏:指揮=高関 健 管弦楽=東京フィルハーモニー交響楽団

#############################

日本初演を指揮していただいた小松一彦氏は、
誠に残念なことに先年に鬼籍に入られてしまいました。
現代音楽界に大きく貢献された方でした。
ご冥福をお祈りいたします。

写真は、5年前に next mushroom promotion の皆さんと
香港を訪ねた時に撮った風景です。
西欧的近代性とアジア的渾沌の共存と対照です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-香港の超高層ビル群

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-二階建てトラムの行き交う香港の大通り
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