《ISCM WNMD 2025 Portugal》訪問記2〜再会の歓び(6月2日)〜
《ISCM World New Music Days 2025 Portugal》訪問記の連載を始めています。2回にわたる導入編を経て、昨日から本編に入っています。2025年、6月2日の昼頃にリスボン国際空港に降り立ち、音楽祭指定のホテルにチェクインして荷物を解いた私は、一休みした後に、その日の音楽祭公演に向かいました。トラム(路面電車)や路線バスが行き交う通りの端の石畳の歩道を辿りながら、途中から有名な歴史的建築、ジェロニモス修道院を横目に眺めながら、午後の公演の会場、ベレン文化センターに向かいました。ベレン文化センターはジェロニモス修道院や発見のモニュメントに程近い立地の、壮大な現代的な建築で、音楽ホール、イベントホール、展示室、会議室、資料室、美術展示などが複合している施設です。私は以前にも MUSICA VIVA に招待された際に伺ったことがあったので、土地勘もあって無事に徒歩で辿り着くことができました。夕方から小ホールで【ピアノ・マラソン】(音楽祭コンサートno.8〜10)が行われていて、私はその途中からホールに入ることができました。音楽祭受付で参加証替わりのバッジをいただいて、会場に入りました。そこでいきなり、MISO MUSIC のキーパースンの Miguel Azguime 氏と、拙作を何度も演奏していただいている Sond'Ar-te Ensemble のクラリネット奏者Nuno Pinto 氏と再会できて、一気に嬉しさと懐かしさが爆発しました。『久しぶりにポルトガルに来たぞ〜!』という感慨が一気に高まりました。ピアノという楽器と奏法に新たな息吹を吹き込むことは至難の業だと思われるのですが、(これはあくまでも私見ですが〜〜〜)その中で模索している作品を数多く聴く機会となりました。【ピアノ・マラソン】(音楽祭コンサートno.8〜10) のプログラムをこちらにリンクしておきます。↓WNMD #8, #9, #10 • Elsa Silva, José Pedro Ribeiro, Mrika Sefa — Miso Music PortugalPiano Marathonwww.misomusic.me終演後、少し時間があったので夕食をと思ったのですが、一人でカフェやレストランに入るのもちょっと気が引けて、次の会場に向かう途中に見つけたマクドナルドに入ってみました。ダブルバーガーセットが約6€(現在のレートで約1000円)でした。サイドメニューにスープ類があるところが、ポルトガルらしさでしょうか。そして、この日の夜の公演【新オペラプロジェクト「A LAUPH TO CRY」】(台本・作曲:Miguel Azguime / 舞台制作・音響制作:Paula Azguime)(音楽祭コンサートno.11) の会場、0'culto da Ajuda に向かいました。旧知の仲でもありこの音楽祭の主催者の代表でもある Azguime 夫妻の新作オペラの初演ということで、この公演に間に合うように、私は今回の渡航スケジュールを組んだのでした。【新オペラプロジェクト「A LAUPH TO CRY」】(音楽祭コンサートno.11) のプログラムをこちらにリンクしておきます。↓WNMD #11 • NEW OP-ERA BY MIGUEL AZGUIME & PAULA AZGUIME — Miso Music PortugalA Laugh to Crywww.misomusic.me会場、0'culto da Ajuda は、Miso Music が2014年のオープンした実験的イベントスペースということでした。古い家屋を改造・改装した施設でした。(この会場については後日の記事でもう少し詳しくお伝えしようと思います。)その機能を活かしながら、現在的な意匠による簡素なステージと衣装と照明、下手側にPedro Neves 指揮/Sond'Ar-te Ensemble が収まり、3人の歌い手と2人の語り手(演者)によってオペラが進行しました。私の英語力ではリアルタイムで完全には台詞やニュアンスを理解できない面もありましたが、聴衆の緊張感を持続させる力を持った作品が、見事に初演されました。会場 0'culto da Ajuda の入り口オペラ終演後のステージ(左端がM.Azguime氏)客席後方に常設されていた調整卓エリア終演後には、Azguime 夫妻や、指揮者の Pedro Neves 氏、そしてクラリネット奏者 Nuno Pinto 氏とも旧交を温めることができました。N. Pinto 氏は6月1日にポルトで行われた【EXTRAORIDINARY CLARINET】(音楽祭コンサートno.5)の演奏者の一人で、この音楽祭唯一の日本支部からの入選作品<伊藤高明/OBJECTs253>を演奏しておられました。N.Pinto氏によると、『伊藤さんにも会うことができて、作品も素晴らしく、聴衆にも好評で、とても良かった。』ということでした。伊藤高明さん、おめでとうございました!。【EXTRAORIDINARY CLARINET】(音楽祭コンサートno.5) のプログラムをこちらにリンクしておきます。WNMD #5 • Nuno Pinto, Frederic Cardoso, Gonçalo Pinto — Miso Music PortugalExtraordinary Clarinetwww.misomusic.meこの日はこれで終了、夜遅くにホテルに戻りました。〜〜〜6月3日以降の訪問記は明日以降の記事に続きます〜〜〜