松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -28ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきましたが、昨日からは、

2023年の秋から冬にかけて初演された作品の紹介となっています。

 

 

2023年10月22日に開催した"チーム百万石"2023年度公演への出品作の

もう一つが、《フォノ第17番》〜笙独奏の為に〜でした。

細い管に息/空気を送り込んでリードを鳴らせて発音する仕組みの風琴属楽器を

代表する、笙とアコーディオンに焦点を当てた企画演奏会での初演となりました。

 

 

♪♪♪ 松尾祐孝/《フォノ第17番》〜笙独奏の為に〜(2023)♪♪♪

          PHONO XVII for Sho solo

 

初演:【風琴百万石】〜笙&アコーディオン〜

   2023年10月22日 KMアートホール

   笙:中村華子

演奏時間:約4分 

 

今までに、二重奏作品の笙を組み込むことは何曲か書いてきた私ですが、

笙のための独奏曲には初挑戦となりました。

私の独奏曲シリーズ"PHONOシリーズ"に加えることにしました。

息を吸っても吐いても音が鳴る笙の構造を大胆に活用して、

厳粛な雰囲気の序奏に続いて、無窮動的なパッセージが疾走します。

やがてクライマックスに到達した後、静寂の世界に回帰していきます。

 

私の笙を含む作品の多くを初演していただいてきた中村華子さんの

妙技による初演を、作曲者自身も大いに楽しみにしています。

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの回想を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)は、2025年3月から11月にかけて、断続的に全国展開されました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"(Wood is Good !)を

スローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、ご参加、誠にありがとうございました。

 

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3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開する<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると富山県の井波彫刻に会場を移して<国際木彫キャンプ>、

そして5月下旬には大阪→静岡→山梨と3箇所をめぐる<木工ろくろ実演>、

更に6月初旬には大阪市立美術館での<木版画作品展示>と続きました。

そして、7月下旬には河口湖で開催される<ウッドデザイン>と

大阪の天王寺動物園を会場とした複合イベント(<チェーンソーアート><木彫制作>

<手摺り木版画団扇制作ワークショップ><展示会>)を並行して展開した後、

8月初めの新神戸駅至近の竹中大工道具館を会場とした<大工と大工道具 国際フォーラム>を経て、

8月下旬から9月初めにかけて開催する<共同制作>となりました。

9月下旬からは九州は熊本に会場を移して<Temple of Trees テンプル・オブ・ツリー>の連携開催

となる予定でしたが、キーパースンの突発的な事情により開催中止止まりました。

そして10月に入るといよいよEXPO2025 大阪・関西万博 会場内のポップアップステージ北での

<木の文化の音楽祭>を三日間に渡って開催しました。

木の文化の音楽祭

EXPO 2025 大阪・関西万博 ポップアップステージ北において、

「木の文化の音楽祭」を10月7~9日に開催いたします。
万博の入場券でご入場の上、会場にお越しいただく形の開催となります。

プログラム等の詳細は後日に発表いたします。
邦楽器(日本の伝統楽器)によるコンサート、海外から来日される各種民族楽団の演奏、

ワールド・ウッド・デー国際コンクール入賞者の作品や創作楽器の披露コーナー、

協力団体との連携ステージ、などを予定しております。 どうぞご期待ください!


【主催】
国際木文化学会(IWCS)
ワールド・ウッド・デー基金会(WWDF)
日本木文化学会(JWCS)
ワールド・ウッド・デー2025日本大会実行委員会

 

【協力】

特定非営利活動法人 全国邦楽合奏協会

洗足学園音楽大学

作曲家グループ<チーム百万石> 他

 

 

 

 

 

 

 

 

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毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいりました。皆様のご注目、ご来場、ご協力にかm社申し上げます。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを回想する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第209巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

奥羽路の特急「こまくさ」や「かもしか」として活躍した

JR東日本クロハ481形1000番台の専用色を纏った雄姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第209巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

国鉄末期から全国各地に特急が大増発され、しかも短編成化も進みみました。

その中で不足となったグリーン車を補うべく、クハ481-1000を改造して登場した

半室グリーン車を持つ先頭車が、クロハ481-1000でした。

中でも、奥羽路を走った「こまくさ」「かもしか」では、

専用色を纏って活躍しました。

 

 

次のページをめくると、雪景色の中を走る旧東急7000系の写真が目に飛び込みます。

北国の私鉄に転じたオールステンレスカーの元祖の、弘南鉄道デハ7000系の特集です。

車齢が高くなっても新製時並みの強度を維持していたオールステンレス製の車体を

有効活用すべく、東急内での制御方式などの更新を行なった他、

地方の中小私鉄への譲渡も数多く行われた7000系でした。

弘南鉄道では、弘南線と大鰐線で総勢24両が活躍して、

事故で廃車になった2両以外は今でも健在で、地域の人たちに親しまれています。

 

 

更にページをめくると、JR北海道キハ150形気動車の特集です。

JR発足時、北海道ではキハ22形などの国鉄から引き継いだ気動車が使用されていましたが、

その置き換え用に開発されたのが、キハ150形でした。

急勾配のある山岳線区むけに高出力機関を搭載し、

且つ単行運転も可能な両運転台を備えた車両でした。

登場から既に4半世紀を超えたキハ150形ですが、今も道内各地で活躍中です。

 

 

このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、

地方都市に接続する小私鉄、紀州鉄道の特集です。

全長2.7キロ、独立した路線で"日本最短私鉄"として知られる紀州鉄道は、

昭和初期に紀勢本線(紀勢西線)の伸延で御坊の町外れに駅が決まり、

その不便を解消するために「御坊臨港鉄道」として誕生しました。

後に不動産会社に買収されて「紀州鉄道」と改称し、

その会社の一部門として存続しています。

在籍車両2両で地方都市を走る姿は、"奇跡"と言えるでしょう。

終着駅の西御坊駅など、まるで映画のセットのような昭和の郷愁に溢れています。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、高野山アクセスに活躍する南海電気鉄道の看板列車、

30000系「こうや」の特集です。

50パーミルもの急勾配や急カーブが連続する橋本ー極楽橋間に対応するための

特殊な車両を数多く登場させている南海の中でも、

この30000系「こうや」の存在感はピカイチです。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

大晦日の夜の第九のNHK放送を楽しみにしておられる方も多いことでしょう。
そこで、第九の核心を探訪する記事を集中掲載しています。
一昨日の概説を皮切りに毎日1記事ずつアップしています。
では3記事目、第2楽章の解説です。

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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第2楽章」解説・・・・・

交響曲は、謂わば、オーケストラの為のソナタです。
古典派に確立した多楽章ソナタは、
ソナタ形式による冒頭楽章・緩徐楽章・メヌエット・終楽章
という4楽章構成がスタンダードとなりました。
やがて、メヌエットはスケルツォにとって替わられて、
ベートーヴェンの交響曲では、ソナタ形式・緩徐楽章・スケルツォ・終楽章
という構成がスタンダードになりました。

ところが、この「第九」では、第2楽章にスケルツォが置かれています。
理由は、勿論お解りの方も多いでしょうが、
明日の第3楽章の記事で言及するしましょう。

さて、このスケルツォ、当時の舞曲楽章
(メヌエットやスケルツォを分類して称します)
としては異例の規模を誇っています。
反復記号を遵守すると、10分を遥かに超える演奏時間になります。
何と、スケルツォ主部がソナタ形式で構成されていて、
トリオ(中間部)を挟んで繰り返して、
またソナタ形式による主部を演奏してから、
もう一度トリオに突入すると見せかけおいて、
スパッと終わるフェイクが見事な短い終結部で楽章を閉じます。
つまり、ソナタ形式を二度聴くことになるのです。

この構成は、後世の作曲家、シューベルトによって、
交響曲第8番「ザ・グレイト」の第3楽章スケルツォで応用されています。

さて、スケルツォ主部の第1主題は・・・
ラ・ララ・「レミファ」「ミファソ」「ファミレ」
「シ♭ラソ」「ファミレ」「ド♯レミ」レ・・・
という具合です。

スケルツォ主部第2主題は・・・
「ド~レミ」「ファ・ミレ」・ドレ・ド
「ミ~ファソ」「ラ・ソファ」・ミファ・ミ・・・
という具合です。

トリオの主題は・・・
「レ~~ミファ♯~~」ソラ「ソ・ソ・ファ♯・ファ♯・ミ」
・・・という具合です。

どれも、昨日の記事の第1楽章の二つの主題と同様に、
「順次進行による3音」を組み合わせて創られていることが判ります。


写真は、伝説的名盤として有名な
フルトヴェングラーのバイロイト盤LPのジャケットです。
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
EMI(Anhel)EAC-60027

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・フルトヴェングラー盤

 

日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組

<GEN ON AIR>(現音エアー)は、

お陰様で90回を超えるに至っています。
総再生アクセス数は20万回を遥かに超えています。
皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。

コロナ禍の中で暫く新番組の制作が止まっていたのですが、

2020年暮れから月に1本のペースでアップを再開しています。

ここでは、つい先日にアップされた第96回を紹介します。

 

クロストークのメンバーは、
私=松尾(現・広報室長)の進行役、
中川俊郎氏(前・副会長)は従来通りで、
山内雅弘氏(現・NEW COMPOSER 編集室長)に
第35回から加わっていただき、
計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、
「現音T談」とも称しています。

 

第96回のテーマは、<武満徹の残したものは…没後30年 - GEN-ON AIR#96>です。

3人のクロストークで、武満徹作品の隠れた名曲について掘り下げていきます。

果たしてどのような武満作品がクロストークの俎上に上がってくるでしょうか。

どうぞじっくりとご視聴ください。

 

 武満徹の残したものは…没後30年 - GEN-ON AIR#96

 

 

###映画<007~ムーンレイカー>###
1979年 監督=ルイス・ギルバート
音楽=ジョン・バリー
主題歌=シャーリー・バッシー
ジェームズ・ボンド=ロジャー・ムーア
ボンド・ガール=ロイス・チャイルズ
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ボンドカーは今回は登場しませんが、
セイコーの腕時計「セイコーデジタル メモリーバンク」が
タイアップ商品として登場したことは、
日本人として誇らしい気持ちになりました。

スケールが拡大する一方となっていた
この時期、1970年代の<007シリーズ>は、
この作品で遂にジェームズ・ボンドが宇宙空間にまで
飛び出してしまします。

アメリカからイギリスへ空輸中のスペース・シャトル
「ムーンレイカー」がハイジャックされるという、
とんでもない事態の勃発から、ストーリーが動き始めます。
カリフォルニアへ、ベニスへ、アマゾンへと、
世界中を飛び回って犯行首謀者を追っていきます・・・
最後は宇宙研究員になりすまして敵方の基地に潜入します。
<007は二度死ぬ>の終盤を大きくスケールアップしたような
印象にも感じられるこの作品です。

Youtube / ムーンレイカー (字幕版) MGMvodJP

このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきますが、今日からは、

2023年の秋から冬にかけて初演されたの近作の紹介となります。

 

 

2023年10月22日に開催した"チーム百万石"2023年度公演への出品作の

一つが、《天空悠遊IV》〜風琴二重奏の為の幻想曲〜でした。

細い管に息/空気を送り込んでリードを鳴らせて発音する仕組みの風琴属楽器を

代表する、笙とアコーディオンに焦点を当てた企画演奏会で初演されました。

 

 

♪♪♪ 松尾祐孝/《天空悠遊IV》〜風琴二重奏の為の幻想曲〜♪♪♪

 

初演:【風琴百万石】〜笙&アコーディオン〜

   2023年10月22日 KMアートホール

   笙:中村華子 アコーディオン:大田智美

演奏時間:約10分

 

笙とアコーディオンというとても珍しい楽器編成の為の作品の誕生となります。

この曲では、アコーディオンを大きな笙に見立てた構造/構成を採っています。

同属楽器の組み合わせによる融合と対照による時空が生成されていく音楽です。

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの紹介を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)は、2025年3月から11月にかけて、断続的に全国展開されました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"(Wood is Good !)を

スローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

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3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開する<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると富山県の井波彫刻に会場を移して<国際木彫キャンプ>、

そして5月下旬には大阪→静岡→山梨と3箇所をめぐる<木工ろくろ実演>、

更に6月初旬には大阪市立美術館での<木版画作品展示>と続きました。

そして、7月下旬には河口湖で開催される<ウッドデザイン>と

大阪の天王寺動物園を会場とした複合イベント(<チェーンソーアート><木彫制作>

<手摺り木版画団扇制作ワークショップ><展示会>)を並行して展開した後、

8月初めの新神戸駅至近の竹中大工道具館を会場とした<大工と大工道具 国際フォーラム>を経て、

8月下旬から9月初めにかけて開催する<共同制作>となりました。

共同創作

8月21日~9月3日に、山梨県河口湖にあるMt. Muji Wood Culture Society「まなびの杜」

国内外の木工関係のアーティストが集結して共同創作を展開します。

この共同制作で誕生した作品は、11月21日〜24日に東京・築地本願寺で開催となった

WWD2025最終作品展示会【木の展覧会】で披露され、多くの方にご覧いただきました。

 

 

 

 

 

 

毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいりました。皆様のご注目、ご来場、ご協力に感謝申し上げます。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを回想する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第208巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

「スーパーエクスプレスレインボー」専用機として鮮やかな真っ赤な塗装を纏った

国鉄交直流電気機関車の代表機=EF81の95号機の雄姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第208巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

国鉄晩年に登場したジョイフルトレインの欧風客車「スーパーエクスプレスレインボー」

の専用機関車に抜擢されたのは、EF81形交直流電気機関車でした。

交流の周波数50Hzと60Hzの両方と直流にも対応できる汎用性の高い性能は、

運用線区が固定されないジョイフルトレインにはうってつけでした。

特に95号機は、特別な真っ赤な塗装が施されて、「スーパーエクスプレスレインボー」が

引退した今もなお、塗装もそのままで活躍を続けています。

 

 

次のページをめくると、真っ赤な面構えのステンレス製車両の写真の数々が目に飛び込みます。

JR九州813系近郊形交流電車の特集です。

前号のJR北海道731系近郊形交流電車と対照してみるのも一興です。

811系の成功と経験を踏まえて、さらに改良と完成度を高めて、

初のVVVF制御と印象的なカラーリングの車両群が200両以上製造されて、

細かい仕様の設定区分(番台区分)を施されつつ、

北九州地方を中心とした各線区に配備されていきました。

JR九州の近郊形電車の最大勢力となっています。

 

 

更にページをめくると、今度はアメリカの雄大な風景がよく似合う、

特大サイズの客車列車=スーパーライナーの特集です。

自動車と航空機にシャアを圧倒されているアメリカの鉄道にあって、

乗車そのものの楽しさ、旅の楽しさを訴求する充実した車内設備を誇る、

全車二階建ての超大型客車による長距離列車が、

アムトラックによって運行されるようになったのでした。

 

 

このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、畝傍(うねび)駅の特集です。

紀元2600年に際して改築された往年の参宮駅が、

奈良盆地を東西に横断する桜井線の畝傍駅です。

畝傍山が駅南方にあり、紀元2600年祭が行われた神武天皇陵や橿原神宮が近いことから、

貴賓室も備えた立派な駅舎に改築されたということです。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、平成時代に開発された寝台電車、JR東海・JR西日本285系

「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の特集です。

夜行列車の新たなかたちを模索すべく開発された285系は、

寝台列車の凋落が著しかった登場当時から人気を博しました。

今でも人気は衰えず、運行が続いています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

大晦日の夜の第九のNHK放送を楽しみにしておられる方も多いことでしょう。
そこで、第九の核心を探訪する記事の集中掲載を始めました。
昨日の概説を皮切りに毎日1記事ずつアップしています。
では2記事目、第1楽章の解説です。

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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第1楽章」解説・・・・・

ベートーヴェンが確立した四部構成のソナタ形式、
即ち、提示部・展開部・再現部・終結部から構成されています。
しかも、4角部分が概ね均衡した小節数になっていて、
均整の取れた構造美を持っています。
また、バロック時代の舞曲の構成の名残を留める
提示部終始の反復記号が遂に姿を消しているところにも、
時代の推移を認めることができます。

この冒頭の開始の手法は既に語り尽くされていますが、実に独特なものです。
空虚5度の響きから動機が断片的に見え隠れしながら次第にヴォルテージを挙げて、
遂には総奏による第一主題に至るというドラマは、何度聴いても劇的です。

後世の作曲家、例えばブルックナーは、明らかにこの手法の虜になって、
同じようなスタイルの冒頭楽章の開始を、ほとんど全ての交響曲で採用しています。
また、フランクの「交響曲ニ短調」の第一楽章の第1主題の提示方法も、こ
の楽章のアイデアを拡大したものに他なりません。

さて、この第一楽章の第1主題と第2主題(分析によってはその導入句)の音型を、
カタカナ表記で書いてみましょう。

まず第1主題は・・・
レラ~ ファレ~ ラファ~ ラファレ~
「ファミレ」ラ・ソ・ミ・ラ・「レ・ミ・ファ・・・」
「ソ・ラ・シ♭~~~」ラソファミレド♯・・・
という具合ですが、「 」で囲んだ所が、
順次進行(音階の隣の音に滑らかに進行する2度進行)
による3つの音というパターンになっています。

そして第2主題は・・・
「ミ♭~~~ファソ」「ソ~ファミ♭」「ミ♭~レド」
ド~シ♭・・・という具合ですが、
やはり、「 」で囲んだ所が、
順次進行による3音のパターンになっています。

「順次進行3音」のキーワードを覚えておいてください。
明日以降の記事の後続楽章の解説に続きます。


写真は・・・
中学生~高校生時代によく聴いたLPのジャケットです。
PHILIPS / SFX-7996~97(6700-085)日本発売/1974年
指揮=小澤征爾
管弦楽=ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
合唱=アンブロジアン・シンガーズ

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・小澤征爾盤