アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第209巻の紹介です。
毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、
奥羽路の特急「こまくさ」や「かもしか」として活躍した
JR東日本クロハ481形1000番台の専用色を纏った雄姿をお楽しみいただけます。
それではいつものようにパッケージを解いて、
奥底から第209巻の冊子を取り出しましょう。
巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。
国鉄末期から全国各地に特急が大増発され、しかも短編成化も進みみました。
その中で不足となったグリーン車を補うべく、クハ481-1000を改造して登場した
半室グリーン車を持つ先頭車が、クロハ481-1000でした。
中でも、奥羽路を走った「こまくさ」「かもしか」では、
専用色を纏って活躍しました。
次のページをめくると、雪景色の中を走る旧東急7000系の写真が目に飛び込みます。
北国の私鉄に転じたオールステンレスカーの元祖の、弘南鉄道デハ7000系の特集です。
車齢が高くなっても新製時並みの強度を維持していたオールステンレス製の車体を
有効活用すべく、東急内での制御方式などの更新を行なった他、
地方の中小私鉄への譲渡も数多く行われた7000系でした。
弘南鉄道では、弘南線と大鰐線で総勢24両が活躍して、
事故で廃車になった2両以外は今でも健在で、地域の人たちに親しまれています。
更にページをめくると、JR北海道キハ150形気動車の特集です。
JR発足時、北海道ではキハ22形などの国鉄から引き継いだ気動車が使用されていましたが、
その置き換え用に開発されたのが、キハ150形でした。
急勾配のある山岳線区むけに高出力機関を搭載し、
且つ単行運転も可能な両運転台を備えた車両でした。
登場から既に4半世紀を超えたキハ150形ですが、今も道内各地で活躍中です。
このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、
地方都市に接続する小私鉄、紀州鉄道の特集です。
全長2.7キロ、独立した路線で"日本最短私鉄"として知られる紀州鉄道は、
昭和初期に紀勢本線(紀勢西線)の伸延で御坊の町外れに駅が決まり、
その不便を解消するために「御坊臨港鉄道」として誕生しました。
後に不動産会社に買収されて「紀州鉄道」と改称し、
その会社の一部門として存続しています。
在籍車両2両で地方都市を走る姿は、"奇跡"と言えるでしょう。
終着駅の西御坊駅など、まるで映画のセットのような昭和の郷愁に溢れています。
巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。
本号では、高野山アクセスに活躍する南海電気鉄道の看板列車、
30000系「こうや」の特集です。
50パーミルもの急勾配や急カーブが連続する橋本ー極楽橋間に対応するための
特殊な車両を数多く登場させている南海の中でも、
この30000系「こうや」の存在感はピカイチです。
「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。







