松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -27ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第211巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

国産初の交直流電気機関車として常磐線に投入されたEF80の、

寝台特急「ゆうづる」のヘッドマークを掲げた勇姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第211巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

1960年代に常磐線の電化が進み、上野から取手の少し先(取手ー藤代間)までは

直流電化、その先は交流電化となったため、交直流電車や電気機関車の投入が必要となり、

EF80形交直流電気機関車が誕生して、寝台特急「ゆうづる」の牽引でも活躍しました。

 

 

次のページをめくると、旧京王電鉄5000系の

さまざまなカラーリンクの写真が目に飛び込みます。

富士急行1000形・1200形の特集です。

内装の違いで二つの形式となっていますが、

どちらも京王電鉄の近代化の主役となった5000系電車の

譲渡・改造・改装による車両で、一時期は富士急行内で最大勢力を誇りました。

18m級3扉という構造は、地方鉄道で使いやすいことから、

京王5000系は他の地方私鉄にも数多く譲渡され、活躍を続けています。

 

 

更にページをめくると、今度は超レトロな電気機関車の写真に目を惹かれます。

鉄道院自ら製造した国産初の電気機関車、ED40形の特集です。

碓氷峠越えのアプト式区間の蒸気機関車の後継として投入された電気機関車です。

現在は10号機が鉄道博物館(大宮)に復元保存されていて、

2018年には国の重要文化財に指定されています。

 

 

このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、島原鉄道の特集です。

幾多の災害を乗り越えて営業・運行を続ける鉄道の歴史を辿る記事と写真が満載です。

現在も一日22往復が設定され、午前中には諫早行き急行も走り、

週末には車内で飲食ができる観光列車「しまてつカフェトレイン」も運行されています。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

小田急電鉄ロマンスカーVSE_(50000形)の特集です。

都心のターミナル新宿と箱根や江の島といった観光地を結んでいる小田急は、

観光地アクセス特急を「ロマンスカー」と称して、豪華な車両を投入してきました。

そして2005年にはシルキーホワイト塗装でイメージを一新したゴージャスでグラマラスな

VSE=50000形が投入され、高い人気を博しました。

残念ながら2022年に定期運用からは外れて、2023年秋には引退となる模様です。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

大晦日の夜の第九のNHK放送を楽しみにしておられる方も多いことでしょう。
そこで、第九の核心を探訪する記事を集中掲載してきました。
12月25日の概説を皮切りに毎日1記事ずつアップしてきました。
今日はいよいよ最後の第4楽章の解説です。

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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第4楽章」解説・・・・・

いよいよ合唱(と独唱)が登場する、終楽章に進みます。
第1~3楽章を通じて、「順次進行3音」の素材を周到に配置して
聴き手の潜在意識に浸透させて、この楽章を迎えます。

そして、下記の段落構成1)の中で第1~3楽章の音楽が回想される中、
「順次進行3音」の素材による究極のメロディー=
すっと探し求めていたテーマ=「歓喜の歌」への萌芽が現れ、
そして遂に、2)の部分で「歓喜の歌」が、
コントラバスで奏されて現出するのです。
カタカナ表記でメロデフィーを簡単に書くと、
「ファ♯~ソラ」ラ「ソファ♯ミ」
「レ~ミファ♯」ファ~ミミ~
「ファ♯~ソラ」ラ「ソファ♯ミ」
「レ~ミファ♯」ミ~~レレ~
ミ~ファ♯レ「ミ~ファ♯ソ」ファ♯レ「ミ~ファ♯ソ」
「ファ♯ミレ」ミラ「ファ♯~~ファ♯ソラ」
ラ「ソファ♯ミ」「レ~ミファ♯」ミ~~レレ~
という具合で、「 」で示した「順次進行3音」素材の
組み合わせであることが一目瞭然です。
第1楽章冒頭の第1主題からずっと探しに探してきたテーマが、
遂にここに見つかるという訳ですから、
「第九」は全曲を通して聴いてこそ本当の価値を体験できるのです。

段落構成を簡単に記しましょう。
1)序奏+レチタティーヴォ
  (器楽のみ/第1~3楽章の引用有り)
2)「歓喜の歌」テーマと1~3変奏(器楽のみ)
3)序奏+レチタティーヴォ(声楽付)
4)「歓喜の歌」4~6変奏(声楽付)
5)トルコ行進曲的発展=「歓喜の歌」7~8変奏(声楽付)
6)フーガ的発展(器楽のみ)
7)「歓喜の歌」再現~9変奏(声楽付)
8)コラール(声楽付)
9)二重フーガによるクライマックス=
  「歓喜の歌」と「コラール」の融合(声楽付)
10)終結部 Ⅰ
11)終結部 Ⅱ
となります。

1)~7)を「歓喜の歌」の部分=第1部と捉えます。すると、
1)2)が提示部(器楽のみ)
3)4)が再提示部(声楽付)
5)6)が展開部
7)が再現部
というように、協奏曲風ソナタ形式を応用した構成という事が
理解できます。変奏曲形式とソナタ形式とフーガの技法の、
高度な統合が図られているのです。
そう考えると、ホグウッド&エンシェント盤(下掲写真)の
5)と6)における遅めのテンポ設定が俄然しっくり感じられるようになります。
早めのテンポでは、ベートーヴェンの展開部としてはあまりにも短すぎるのです。
遅めのテンポでじっくる聴かせて展開部の存在感を彫琢する演奏を、
私は支持します。

8)を、対立要素の提示=第2部と捉えます。
この作品は、人類愛交響曲とでも言うべきものです。
シラーによるテキストの内容も正にそういった内容です。
ベートーヴェンは、そのテーマを、音楽形式構成でも具現してみせているのです。
「歓喜の歌」の部分=第1部に対して、
異人種・異民族・異国家・異宗教・異宗教・・・etc
を象徴する対立要素をコラール=第2部として提示して、
続く第3部でそれらが共同作業(融合)を果たす、
つまり、様々な差違や壁を乗り越えて皆が手に手を携えて
協力していくという人類愛・博愛を、
音楽そのものの形式構成でも表現しているのです。
何と素晴らしいことでしょうか!

したがって、9)10)11)を第3部と捉えます。
特に、9)の二重フーガが印象的です。
「歓喜の歌」に由来するテーマ=
「ファ♯~ファ♯ソ~ラ」ラ~「ソファ♯~ミ」
「レ~レミ~ファ♯」ファ♯~「ミレ~ド♯」
「シ~シド♯~レ」レ~「ド♯シ~ラ」
ソ~「ファ♯ミ~レ」ラ~ララ~・・・と
「コラール」の主要音型を敷延したテーマ
レ~~レ~~ド♯~~ラ~~
シ~~シ~~ラ~~ファ♯~~
ソ~~ソ~~ファ♯~~レ~~
シ~~シ~~ラ~~~~・・・が重なって奏されて、
様々な差違や壁を乗り越えて皆が手に手を携えて
協力していくという人類愛・博愛を、壮大に象徴します。
ですから、この部分がこの作品のクライマックスであるべきなのです。
続く10)11)の部分でも、意識して聴いていると、
「歓喜の歌」や「コラール」の音型をいたるところから聴き出すことができます。

音楽そのものの構成に思想を盛り込んだベートーヴェンの
このアイデアは、本当に凄いと思います。
クラシック音楽という範疇を超えて、人類の偉大なる文化財産として、
今後も語り継がれ、演奏され続けていくことでしょう。

余談ですが、
この「第九」を1枚のディスクに収められるように、
CDの企画が約74分に決定したという話もあります。

この暮れに「第九」をお聴きになる方も多いと思います。
どうぞ、第1楽章から最後まで、耳を凝らして、
存分に味わってください。


上記解説で言及した、クリストファー・ホグウッド指揮/
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックのCDです。
L'OISEAU-LYRE / F25L-29148 / CD
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・ホグウッド盤

中高生時代によく聴いたのは、指揮=小澤征爾/
管弦楽=ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
合唱=アンブロジアン・シンガーズによるLPでした。
PHILIPS / SFX-7996~97(6700-085)
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・小澤征爾盤

これまたかつてよく聴いた伝説的名盤、
フルトヴェングラーのバイロイト盤LPです。
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
EMI(Anhel)EAC-60027
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・フルトヴェングラー盤
<007シリーズ>の想い出も第13作となりました。
第13作は<オクトパシー>です。

#####映画<007オクトパシー>#####

1983年 監督=ジョン・グレン
音楽=ジョン・バリー
主題歌=「All Time High」リタ・クーリッジ
ジェームズ・ボンド=ロジャー・ムーア
ボンド・ガール=モード・アダムス
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ボンドは相変わらずの世界を股にかけての八面六臂の大活躍で、
前半では中南米某国の将軍になりすまして潜入捜査、
後半はいよいよボンドとしてサザビーのオークションや
インドのカジノを舞台に知力とアクションの両面を駆使して
再三の間一髪の局面を打開していきます。

超小型ジェット機アクロスター、セイコーの時計、
モンブランの万年篳などの秘密兵器が、
ここぞという場面で活躍するところも
いつもながらの見どころです。

この年=1983年の世界映画興行成績は、
<スターウォーズ~ジェダイの復讐>がトップ、
この<007オクトパシー>が2位、
そして、ショーン・コネリーがボンド役に復帰した
番外編<ネヴァーセイ・ネバー・アゲイン>が4位に入った
という結果となりました。
もう30年も前の話になったという訳です。

YouTube / オクトパシー (字幕版) MGMvodJP

このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきましたが、

一昨日からは、2023年の秋から冬にかけて初演された作品の紹介になっています。

 

今日は、2023年11月4日に開催された

"第4回 吉原佐知子 箏リサイタル〜箏独奏の系譜vol.2〜"のために委嘱を受けた作品、

《螺旋の詩》〜箏独奏の為に〜の紹介です。

 

注)34分57秒あたりから〜螺旋の詩 松尾祐孝 作曲(委嘱初演)〜となっています。

 

今までに、二十絃箏独奏曲、十七絃独奏曲は、書いてきましたが、

いよいよ箏(十三絃)のための独奏曲を書くことになりました。

現代音楽の作曲家にとって、絃が13本しかない箏のための独奏曲を書くことは、

かなりの難題なのですが、いつかは書きたいと考えていたカテゴリーだったので、

この機会を得て、心を引き締め直して筆を進めた次第です。

 

 

♪♪♪ 松尾祐孝/《螺旋の詩》〜箏独奏の為に〜(2023)♪♪♪

 

初演:2023年11月4日  洗足学園音楽大学シルバーマウンテン1F

     洗足学園創立100周年記念プレミアムコンサート

   "第4回 吉原佐知子 箏リサイタル〜箏独奏の系譜vol.2〜"

           箏:吉原佐知子

演奏時間:約10分

 

 

 

この作品は、つい最近、今年の3月20日にも、

《World Wood Day 2025 Japan》Opening Concert を兼ねた

洗足学園音楽大学《邦楽 第15回定期演奏会》で、

初演時と同じく吉原佐知子さんによって演奏されました。

 

演奏されました。

 

東京おもちゃ美術館が毎年開催してきた【東京おもちゃまつり】、

今年は例年と異なり11月15日(土)〜16日(日)の開催でした。

 

その中で、今年2025年の3月から全国各地で様々な企画を断続的に展開してきた

木の文化の国際フェスティバル《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》の一環として、

<モロッコ国からの伝統工芸 足ロクロ職人>、

<台湾からの伝統民俗工芸 布袋劇(ほていげき)職人>、

<オートマタ・からくり人形>、の各コーナーを、

IWCS国際木文化学会&(一社)日本木文化学会(JWCS)から出展しました。

 

台湾の布袋劇の実演は大人気!

 

手作り体験コーナー&オートマタ展示

 

世界的に珍しい"足ろくろ"の体験コーナー

 

↓ 詳しくは下の画面をクリックしてご確認ください。

 

 

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの紹介を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)は、2025年3月から11月にかけて全国展開しました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる

"木の良さ"(Wood is Good !)をスローガンに掲げる、

IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した

国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

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3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、

3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開した<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると富山県の井波彫刻に会場を移して<国際木彫キャンプ>、

そして5月下旬には大阪→静岡→山梨と3箇所をめぐる<木工ろくろ実演>、

更に6月初旬には大阪市立美術館での<木版画作品展示>と続きました。

そして、7月下旬に入って河口湖で開催している<ウッドデザイン>と

大阪の天王寺動物園を会場とした複合イベント(<チェーンソーアート><木彫制作>

<手摺り木版画団扇制作ワークショップ><展示会>)を並行して展開した後、

8月初めの新神戸駅至近の竹中大工道具館を会場とした

<大工と大工道具 国際フォーラム>を経て、

8月下旬から9月初めにかけて開催する<共同制作>となりました。

そして10月に入るといよいよEXPO2025 大阪・関西万博 会場内の

ポップアップステージ北での<木の文化の音楽祭>で盛り上がりました。

 

そして11月半ばに、<世界のオートマタ職人および伝統木工ろくろ実演・展示>を、

東京おもちゃ美術館のイベント《東京おもちゃまつり》の中で実施しました。

 

更にその後に、WWD2025全体で会期中に制作された各種作品の展示会を東京で開催しました。

 

【世界オートマタ職人 実演・展示】

世界のオートマタ(操り人形)等の民芸と伝統工芸のデモンストレーションが

東京おもちゃ美術館で11月に開かれます。

さまざまなブースが出店して大い賑わう《東京おもちゃまつり》の中での開催です。

今後の詳しい情報は下にリンクしたサイトでも順次発表される予定です↓

 

 

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注)下のチラシ画像の中の【展示会】の会場と時期は変更となりました。

  11月20日〜24日に築地本願寺での開催となります。

 

 

 

毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいりました。皆様のご注目、ご来場、ご協力いただいた皆様、

ありがとうございました。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを回想する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第210巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

同形式が重要文化財指定になった国鉄気動車の原点でもあり、

レトロな流線形で今もファンに根強い人気を誇る気動車、

江若鉄道キハ23形ディーゼル動車の雄姿をお楽しみいただけます。

ヘッダーは窓周りのリベットも再現されているNゲージ模型です。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第210巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

元は国鉄の流線形気動車キハ42000形だった江若鉄道23形軌道車は、

1964年に江若鉄道に移籍され、1969年まで活躍しました。

江若鉄道は琵琶湖西岸の浜大津と近江今津を結んでいた鉄道で、

1969年に廃止された非電化私鉄でした。

 

 

次のページをめくると、新型電車の写真が目に飛び込みます。

大阪環状線を走る新時代の通勤形電車323系直流電車の特集です。

東京の山手線と並ぶ大都市の中心域を周回する路線を持つ大阪環状線に、

2016年から待望の新型電車323系が導入されています。

長らく103系や201系のリニューアル車両でやりくりしてきた同線が、

一気にリニューアルされた印象があります。

首都圏の混雑とは状況を異にする関西圏の乗車率や

周囲の他線区からの乗り入れ車両も多く走っていることへの対応から、

4ドアではなく敢えて3ドアで登場したことも特筆されるでしょう。

 

 

更にページをめくると、日本で唯一の現役アプト式車両、

大井川鐵道ED90形電気機関車の特集です。

金谷から千頭を結ぶ同鉄道の大井川本線の更に上流側に敷設されている井川線は、

森林鉄道をルーツとする762mmのナロー規格です。

その路線の一部が新たに建設された長島ダムによって水没してしまうことから、

90パーミルを超える急勾配を擁する新線への付け替えが行われ、

その急勾配をクリアするためにアプト式が採用されたという訳です。

 

 

このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、旧北見相生駅の特集です。

1985年の国鉄相生線の終着駅=北見相生駅の木造駅舎は、

開拓地のシンボル的存在だったそうです。

今では、北海道東部を南北に貫く国道240号線にオープンした「道の駅あいおい」の近くの

白樺林の中に佇む保存施設となっているということです。

数量の車両と駅舎から往時を偲ぶことができるスポットです。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、近畿日本鉄道の名阪特急などで活躍する最新特急車両、

80000系「ひのとり」の特集です。

近鉄特急の次世代の姿を目指して開発された、プレミアム感満載の特急専用車で、

早くも同社を代表する看板列車となっています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

大晦日の夜の第九のNHK放送を楽しみにしておられる方も多いことでしょう。
そこで、第九の核心を探訪する記事を集中掲載しましょう。
12月25日の概説を皮切りに毎日1記事ずつアップしています。
では4記事目、第3楽章の解説です。

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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・第3楽章」解説・・・・・

古典派に確立したソナタ・交響曲の楽章構成の基本形は、
ソナタ形式に夜冒頭楽章→
緩徐楽章→
舞曲楽章(メヌエットまたはスケルツォ)→
ロンドまたはソナタ形式による終楽章
という4楽章でした。

ところが、この「第九」は中間楽章の順序を入れ替えています。
楽章の順番くらいは別に大した問題ではないと思われるかもしれませんが、
上記の4楽章構成の成立経緯には、舞曲による組曲を核とした
ヨーロッパ芸術音楽の器楽作品の歴史・伝統の中で育まれたものですから、
実は結構な大事件なのです。

終楽章を、声楽をも導入した未曾有の規模の壮大な音楽にしようと考えると、
直前の音楽は速度の早いスケルツォよりも、心を鎮めて終楽章を迎えるように
深遠な緩徐楽章が相応しいということなのでしょう。
それにしても、なんと厳かなで美しい音楽でしょうか。

この楽章には、二つの主題が登場します。
冒頭から登場して、全曲わたって何度も奏される主要主題は・・・
レ~~~ラ~~~シ♭~~~「ファ~~ミ♭レ~」
ファ~「シ♭~~~ドレ~」ファミ♭ド~・・・
楽章前半に二度奏される副主題は・・・
ファ♯~ミ~~「ミ~ファ♯ソ」ミソファ♯~
「ファ♯~ソラ」ファ♯ラソ~「ラシド♯」ミレ~・・・
といった具合です。
ここでも、昨日・一昨日の記事で説明した第1楽章と第2楽章の主題達と同様に、
「 」で示した「順次進行3音」が重要な構成素材になっていることが判ります。

そうなのです。この「順次進行3音」の
三つの楽章にわたる深層心理への刷り込みが、
来る終楽章で遂に登場する「歓喜の歌」のあの旋律に
聴き手を無意識のうちに誘っているのです。

明日はいよいよ、その終楽章の解説に進みます。


写真は、この楽章の厳かな緊張感に寄せて、澄んだ空気が
ピーンと張りつめたような雪景色をアップしましょう。

雪原と霧氷
前作<007ムーンレイカー>で、
ジェームズ・ボンドは遂に宇宙空間にまで飛び出すという
いささか突飛なまでにSF的な内容にまで到達してしまった
このシリーズでしたが、この第12作には
監督としてジョン・グレンが初めて起用され、
原点回帰の方向性を明確にして
スーパー・アクション・ムービーに立ち返ります。



###映画<ユア・アイズ・オンリー>###
1981年 監督=ジョン・グレン
音楽=ビル・コンティ
主題歌=シーナ・イーストン
ジェームズ・ボンド=ロジャー・ムーア
ボンド・ガール=キャロル・ブーケ
ボンドカー=ロータス・エスプリ・ターボ
      シトロエン2CV
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シーナ・イーストンが歌った主題歌は大ヒットとなりました。
映画は観ていなくても、きっとこの歌は聴いたことが有る方が
ほとんどではないでしょうか。

この主題歌の音楽に日本の雪山風景を合成した
YouTubeコンテンツをリンクしておきましょう。


雪山シーンではロータス・エスプリ・ターボが登場しますが、
カーチェイスで面白い魅力を振りまくのは、
レトロな名車=シトロエン2CVの方です。
セイコーの腕時計「ハイブリッド」も登場します。

スケールが非現実的に拡大しすぎたシリーズを
もう一度アクション映画の世界に引き戻した名作として、
なかなか人気の高い作品です。

YouTube / ユア・アイズ・オンリー (字幕版) MGMvodJP

このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきましたが、昨日からは、

2023年の秋から冬にかけて初演された作品の紹介となっています。

 

 

2023年10月22日に開催した"チーム百万石"2023年度公演への出品作の

もう一つが、《フォノ第17番》〜笙独奏の為に〜でした。

細い管に息/空気を送り込んでリードを鳴らせて発音する仕組みの風琴属楽器を

代表する、笙とアコーディオンに焦点を当てた企画演奏会での初演となりました。

 

 

♪♪♪ 松尾祐孝/《フォノ第17番》〜笙独奏の為に〜(2023)♪♪♪

          PHONO XVII for Sho solo

 

初演:【風琴百万石】〜笙&アコーディオン〜

   2023年10月22日 KMアートホール

   笙:中村華子

演奏時間:約4分 

 

今までに、二重奏作品の笙を組み込むことは何曲か書いてきた私ですが、

笙のための独奏曲には初挑戦となりました。

私の独奏曲シリーズ"PHONOシリーズ"に加えることにしました。

息を吸っても吐いても音が鳴る笙の構造を大胆に活用して、

厳粛な雰囲気の序奏に続いて、無窮動的なパッセージが疾走します。

やがてクライマックスに到達した後、静寂の世界に回帰していきます。

 

私の笙を含む作品の多くを初演していただいてきた中村華子さんの

妙技による初演を、作曲者自身も大いに楽しみにしています。

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの回想を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)は、2025年3月から11月にかけて、断続的に全国展開されました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"(Wood is Good !)を

スローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、ご参加、誠にありがとうございました。

 

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3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開する<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると富山県の井波彫刻に会場を移して<国際木彫キャンプ>、

そして5月下旬には大阪→静岡→山梨と3箇所をめぐる<木工ろくろ実演>、

更に6月初旬には大阪市立美術館での<木版画作品展示>と続きました。

そして、7月下旬には河口湖で開催される<ウッドデザイン>と

大阪の天王寺動物園を会場とした複合イベント(<チェーンソーアート><木彫制作>

<手摺り木版画団扇制作ワークショップ><展示会>)を並行して展開した後、

8月初めの新神戸駅至近の竹中大工道具館を会場とした<大工と大工道具 国際フォーラム>を経て、

8月下旬から9月初めにかけて開催する<共同制作>となりました。

9月下旬からは九州は熊本に会場を移して<Temple of Trees テンプル・オブ・ツリー>の連携開催

となる予定でしたが、キーパースンの突発的な事情により開催中止止まりました。

そして10月に入るといよいよEXPO2025 大阪・関西万博 会場内のポップアップステージ北での

<木の文化の音楽祭>を三日間に渡って開催しました。

木の文化の音楽祭

EXPO 2025 大阪・関西万博 ポップアップステージ北において、

「木の文化の音楽祭」を10月7~9日に開催いたします。
万博の入場券でご入場の上、会場にお越しいただく形の開催となります。

プログラム等の詳細は後日に発表いたします。
邦楽器(日本の伝統楽器)によるコンサート、海外から来日される各種民族楽団の演奏、

ワールド・ウッド・デー国際コンクール入賞者の作品や創作楽器の披露コーナー、

協力団体との連携ステージ、などを予定しております。 どうぞご期待ください!


【主催】
国際木文化学会(IWCS)
ワールド・ウッド・デー基金会(WWDF)
日本木文化学会(JWCS)
ワールド・ウッド・デー2025日本大会実行委員会

 

【協力】

特定非営利活動法人 全国邦楽合奏協会

洗足学園音楽大学

作曲家グループ<チーム百万石> 他

 

 

 

 

 

 

 

 

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毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいりました。皆様のご注目、ご来場、ご協力にかm社申し上げます。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを回想する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!