松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -26ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

大晦日の夜の第九のNHK放送を楽しみにしておられる方も多いことでしょう。
そこで、第九の核心を探訪する記事を集中掲載しましょう。
13時の概説を皮切りに1時間毎に5記事シリーズでアップしています。
では2記事目、第1楽章の解説です。

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ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」を正格に聴く!
・・・・・「第1楽章」解説・・・・・

ベートーヴェンが確立した四部構成のソナタ形式、
即ち、提示部・展開部・再現部・終結部から構成されています。
しかも、4角部分が概ね均衡した小節数になっていて、
均整の取れた構造美を持っています。
また、バロック時代の舞曲の構成の名残を留める
提示部終始の反復記号が遂に姿を消しているところにも、
時代の推移を認めることができます。

この冒頭の開始の手法は既に語り尽くされていますが、実に独特なものです。
空虚5度の響きから動機が断片的に見え隠れしながら次第にヴォルテージを挙げて、
遂には総奏による第一主題に至るというドラマは、何度聴いても劇的です。

後世の作曲家、例えばブルックナーは、明らかにこの手法の虜になって、
同じようなスタイルの冒頭楽章の開始を、ほとんど全ての交響曲で採用しています。
また、フランクの「交響曲ニ短調」の第一楽章の第1主題の提示方法も、こ
の楽章のアイデアを拡大したものに他なりません。

さて、この第一楽章の第1主題と第2主題(分析によってはその導入句)の音型を、
カタカナ表記で書いてみましょう。

まず第1主題は・・・
レラ~ ファレ~ ラファ~ ラファレ~
「ファミレ」ラ・ソ・ミ・ラ・「レ・ミ・ファ・・・」
「ソ・ラ・シ♭~~~」ラソファミレド♯・・・
という具合ですが、「 」で囲んだ所が、
順次進行(音階の隣の音に滑らかに進行する2度進行)
による3つの音というパターンになっています。

そして第2主題は・・・
「ミ♭~~~ファソ」「ソ~ファミ♭」「ミ♭~レド」
ド~シ♭・・・という具合ですが、
やはり、「 」で囲んだ所が、
順次進行による3音のパターンになっています。

「順次進行3音」のキーワードを覚えておいてください。
明日以降の記事の後続楽章の解説に続きます。


写真は・・・
中学生~高校生時代によく聴いたLPのジャケットです。
PHILIPS / SFX-7996~97(6700-085)日本発売/1974年
指揮=小澤征爾
管弦楽=ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
合唱=アンブロジアン・シンガーズ

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-第九・小澤征爾盤

大晦日の夜の第九のNHK放送を楽しみにしておられる方も多いことでしょう。

そこで、第九の核心を探訪する記事を集中掲載しましょう。

この記事を皮切りに1時間毎に5記事アップしていきます。

 

ベートーヴェン《交響曲第9番ニ短調》讚!〜vol.1:概要説明〜

 

2020年の大作曲家の生誕250年を振り返りながら、

ベートーヴェンの交響曲全9曲の探訪を続けてきましたが、

今日からいよいよ最後の巨峰「第九」の話題となります。

 

この写真は、伝説的名盤として有名な
フルトヴェングラーのバイロイト盤LPのジャケットです。
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
EMI(Anhel)EAC-60027

 

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの
交響曲第9番ニ短調作品125は、
泣く子も黙る!?クラシック音楽の名曲中の名曲です。
日本では親しみを込めて
「第九=だいく」とも呼ばれています。

第四楽章には独唱および合唱が導入されていて、
歌詞にはシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられています。
その主要主題の旋律は『歓喜の歌』としても、
広く一般に親しまれていますね。

第四楽章の「歓喜」の主題は、欧州評議会において
公式に「欧州の歌」として採択されているほか、
欧州連合においても連合における統一性を
象徴するものとして採択されています。
ベルリン国立図書館所蔵の自筆譜資料は
2001年にユネスコ『世界の記憶』(『世界記録遺産』)
のリストに登録されました。

このように誰しもが認める記念碑的大作ですが、
本場のヨーロッパでは、その規模の大きさ等の諸条件から、
必ずしも頻繁に演奏されてきた訳ではないようです。
海外の中堅指揮者が、日本に来日した際に、
初めてこの「第九」を指揮したという
ケースもあるようです。

それにひきかえ、日本では12月(師走)になると、
そこかしこのプロ・オーケストラから
アマチュア・オーケストラまで、
競い合うように、この「第九」を演奏します。
俳句の季語になってもおかしくない程に、もはや
日本の年末の風物詩といっても過言ではないでしょう。

戦後まもない1940年代後半はオーケストラの収入が少なく、
楽団員が年末年始の生活に困る状況を改善するため、
合唱団も含めて演奏に参加するメンバーが多く、
しかも当時としては集客が見込める演目であった『第九』を
日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が
年末に演奏するようになったことが、
今日の慣習定着の発端であったようです。

その「第九」ですが、何と言っても
一般の方々にとっての魅力の焦点は、
声楽が導入される終楽章にあると言えるでしょう。
実際に、アマチュア合唱団主催の演奏会等では、
第四楽章のみを演奏することも散見されます。
ですが、真の音楽愛好家の皆さんは、
できるだけ、第一楽章からじっくりと
全曲を味わって聴いていただきたいと思います。

作曲開始当初は器楽による通常の
終楽章を計画していたものの、
声楽付終楽章を計画していた後続の交響曲第10番
(ドイツ交響曲)の構想と諸般の事情から合体させて、
最終的に今日の姿となって誕生した「第九」です。

様々な研究や解釈も為されてきていますが、
結果的には「流石はベートーヴェン!」、
第一楽章から終楽章まで、周到な動機関連が施されていて、
聴き始めからあの「歓喜の歌」に向かって、
聴き手の潜在意識にあのメロディーが浸透していくように、
しっかりと設計されているのです。

その設計意図を理解しないままに
観賞したり演奏したりしても、
この偉大な作品を本当に理解したことには
ならないと、私は確信しているのです。 

明日の記事から、楽章を順番に追いながら、
その見事な設計・構成を覗いていきましょう!
私なりの解説をアップしていきます。


今までに様々なLPやCDを聴きましたし,
また多くの実演に接してきました。
様々な解釈を受け入れる懐の深さを持った作品ですが、
私が最も頼りにしている愛聴盤は、
クリストファー・ホグウッド指揮/
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
のCDです。

このCDの演奏のテンポ設定は、
リリース当初には随分と物議を醸しましたが、
私は大いに支持したいと考えています。
作曲家の動機労作・楽曲の有機構造といった
観点に照らして考察すると、
極めて妥当な判断と考えられるのです。
演奏そのものの魅力としても素晴らしいものがあります。

L'OISEAU-LYRE / F25L-29148 / CD

 

このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきました。

ここ数日は、2023年の秋から冬にかけて初演された作品の紹介となっています。

 

今日は、邦楽器作品の作曲に積極的な関心が高い現代音楽界の作曲家の同人グループ、

<邦楽2010>(2010年に発足した団体なのでこのネーミングです)の作品展の11回目、

《音のカタログvol.11》(2024年1月27日開催)で初演されたばかりの作品の紹介です。

声と篳篥という珍しい組み合わせに初挑戦となった作品です。

 

♪♪♪ 松尾祐孝/《ヴォカリーズと篳篥による4つの情景》(2024)♪♪♪

             "Four Scenes by Vocalise and Hichirik"

 

初演:《音のカタログvol.11》〜作曲家グループ<邦楽2010>コンサート〜

     2024年1月27日 としま区民センター 小ホール(6F)

      ヴォカリーズ:薬師寺典子 篳篥:鈴木絵理 

演奏時間:約12~15分

 

この曲は、4つの楽章が連続して演奏されるべき組曲になっています。

各楽章の単独演奏や幾つかを抜粋しての演奏も、

作曲者として許容したいと考えています。

第1曲「悠久」は、邦楽器的な音の曲がりやカラートリルが大らかに響く序章。

第2曲「生命」は、日本の伝統的なリズムの伸縮‘‘落とし’’による間奏曲。

第3曲「旋回」のみ、小節線と拍子記号を使用した記譜による器楽的なスケルツォ。

第4曲「郷愁」は、民謡調の旋律を高らかに歌い上げる終曲。

 

2023年3月に𡈽野研治氏委嘱作品として初演されたばかりの

《ヴォカリーズによる4つの情景》は声とオーボエによる初演でしたが、

作曲の構想の当初からオーボエと同じ二重リード楽器の篳篥の音色や音の曲がりが

私の頭の中にありました。そして、初演を聴いた上で今一度、

篳篥版の作曲をして新しい楽譜を創る必要を感じたことが、

この作品《ヴォカリーズと篳篥による4つの情景》に結実した次第です。

 

 

 

 

 

【ワールド・ウッド・デー2025日本大会】オープニングコンサートを兼ねた国際連携イベントとして、

洗足学園音楽大学《邦楽 第15回定期演奏会》が、2025年3月20日に開催されました。

ご来場いただいた皆様、ライブ配信でご視聴いただいた皆様、

公演に実現と実施運営にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
 

尚、引き続きアーカイブ配信で公演の模様をご視聴いただけますので、

ご来場が叶わなかった方も、もう一度鑑賞したい方も、ご自由にご視聴いただけます。

多彩なステージを、どうぞごゆっくり、お好きな時間にお好きな場所で、ご鑑賞ください。

https://www.youtube.com/live/RXDPCNkCoIs

 

いよいよ大晦日となりました。
私は、芸大の大学院を修了したのが1984年で、
その頃から本格的に作品を発表してきました。ですから、
作曲家として41周年を越えようとしているということになります。
思えば遠くに来たものだ・・・という感慨を禁じ得ません。

学生時代はスキーに夢中で、留学など考えもしなかった私が、
やがて国際音楽祭の参加や運営に携わるようになり、
遂にはISCM(国際現代音楽協会)世界音楽祭の
実行委員長まで務めて、更にその他の音楽祭や
イベントで世界中を旅するようになる等とは、
学生時代の私はあまり考えたことの無い状況でした。

思えば、様々な国や地域に旅をして音楽経験を積んできました。
ヨーロッパには、ポーランド、ポルトガル、フランス、
イギリス、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグ、チェコ、
ウクライナ、等々、
アジアでは、香港、台湾、韓国、シンガポール、等々、
アメリカ大陸では、USA、カナダ、メキシコ、エクアドル・・・
といった具合です。
結構珍しい所にも行っている私です。

個展プログラム冊子表紙

近年の自分なりのトピックには、2018年の夏の終わりに
<第5回全国邦楽合奏フェスティバル>を、勤務先の洗足学園音楽大学の
キャンパスに招致して開催できたことが挙げられます。





また、2017年11月には日本AI音楽学会設立、その一年後には、
<第1回日本AI音楽学会フォーラム>及び関連イベント
を開催して、音楽家・クリエイター・企業・学生、そして一般ユーザーの
交流や情報交換の場を本格的に始動させることもできました。
以後、毎年<日本AI音楽学会フォーラム>の開催を継続しています。
最近では、このところの生成AIの普及が音楽制作に与える影響について
考察や検討をする場としても、注目を集める存在になって来ました。





近況としては、今年2025年7月から、クラシック音楽専用インターネットラジオ
OTTAVA で新番組<松尾祐孝 ザ・コンテンポラリー>の
プレゼンターの担当が始まりました。
毎週金曜日18:00〜19:00の配信で、OTTAVA会員であれば、配信終了後の一週間、
オンデマンド配信で好きな時にお聴きいただけます。
毎回テーマを設定して、それに関係する作品や周辺の話題を紹介していきます。
皆様にも是非お聴きください。

https://ottava.jp/?program=__trashed

そして、このところコンテンツを徐々に増やしている
<松尾祐孝YouTubeチャンネル>もどうぞよろしくお願いします!

https://www.youtube.com/channel/UC5rdhWMb6oU_HhAnhafniiw

音楽は世界に通じる広大な壮大なフィールドです。
音楽って素晴らしい!
ここ数年に及んだ新型コロナウィルスの感染拡大で、
実演の場を持つことに困難が伴う厳しい状況が続きましたが、
その峠も越えて、コロナ以前の状況に回帰しつつあります。
何れにしても、音楽は不滅です!
皆さんも、素敵な音楽と共に、健やかな新年をお迎えください。

YouTube /
  松尾祐孝/アンサンブル・ヌーボー・パラダイス 第1番


アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第212巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

国鉄急行色の塗り分けはそのままでオリジナルカラーとなったキハ58形の

急行「よねしろ」の端正な姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第212巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

1961年から製造・配備が始まったキハ58系急行形気動車は、

全国各地の幹線やローカル線で活躍した後、

1000両以上がJR各社に引き継がれました。

急行「よねしろ」は、JR移行時は秋田ー陸中花輪(現・鹿角花輪)間を結んでいましたが、

その後、座席を特急並みのリクライニングシートに交換して車体更新も実施して

グレードアップした車両に置き換えられました。

その際に塗装も変更され、塗り分けは従来のままでアイボリーとグリーンの

オリジナルカラーとなりました。

 

 

次のページをめくると、左右非対称の特徴的な前面が特異な個性を放っている

通勤形電車の写真の数々が目に飛び込みます。西日本鉄道5000形の特集です。

1970年代に始まった輸送力増強計画に向けて開発された19m級両開き3扉の

近代的な装いの通勤形電車で、16年年間にわたって136両も製造されました。

左右非対称の前面(面構え)が話題にもなりましたが、

見慣れるとなかなか親しみも感じられます。

現在も大多数が現役で、普通電車を中心に活躍が続いています。

 

 

更にページをめくると、今度は北海道をのんびり走る特別仕様の客車、

JR北海道ナハ29000形客車、前代未聞の「バーベキューカー」の特集です。

種車は高速運転に対応した有蓋貨車ワキ10000形です。

乗客が自分でバーベキュー料理を作ることができる4人分の座席が

10区画設られたオープン感覚満点の車両が出来上がったという訳です。

「狩勝パノラマトロッコ号」、「厚岸湖バーベキュー号」などに活躍しましたが、

種車からの通算車齢が高いため、2018年に引退となりました。

 

 

このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、橿原神宮前駅の特集です。

日本文化とモダニズムが融合した駅舎が、今の威容を誇っています。

設計は名建築家=村野藤吾で、不思議な力を感じさせる歴史的な建築になっています。

神武天皇を祀る橿原神宮の玄関口として、1940年(皇紀2600年祝典)に向けて建てられた

という経緯を聞くと、なるほどと頷けるモニュメントでもあります。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号ではJR西日本W7系の特集となっています。

北陸新幹線「かがやき」「はくたか」などで活躍中の優美な車両です。

12両編成で、1両はグランクラス、もう1両はグリーン車、

その他10両が普通車となっています。

JR東日本との共同開発で、JR東日本では同形車をE7系としています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

年の瀬に際して、昨年に発表した私の大作を振り返ります。

 

洗足学創立100周年記念公演の一つとしての企画で誕生した劇音楽作品、

《邦楽語り劇「天守物語」》を、あらためて紹介いたします。

二幕構成で約90分、お時間の許す時にじっくりとご視聴ください。

 

《邦楽語り劇「天守物語」》〜《新譜音悦多II》を序曲に活用した劇音楽(M1〜M22)

 

※ 初演の記録動画をこの記事の最下段にリンクしておきます。

  お時間の許す時にご視聴ください。

 

 

♪♪♪♪♪《邦楽語り劇「天守物語」 》♪♪♪♪♪

 

初演:2024年 5月 12日(日)  会場:洗足学園 前田ホール 

主催:洗足学園音楽大学・大学院  協力:現代邦楽研究所

企画・音楽監督・作曲・指揮:松尾祐孝 

原作:泉鏡花「天守物語」  脚本・演出:森田順平 

舞台監督:長沼 仁 

 

出演: 朗読劇:声優アニメソングコース  ダンス:ダンスコース  

   邦楽器アンサンブル:現代邦楽コース&現代邦楽研究所 

 

協力: 音響・照明・舞台制作:音楽環境創造コース  

    映像投影:音楽・音響デザインコース 

 

          ■Program■ 

 

♪ 第一幕 ♪ (序曲+M1〜M11)

松尾 祐孝 / 新譜音悦多II〜合奏七段今様(<天守物語>序曲)

松尾 祐孝 / 開幕(拍子木)

松尾 祐孝 / オープニングシーン 

松尾 祐孝 / 薄のテーマ 

松尾 祐孝 / 富姫のテーマ

松尾 祐孝 / 朱の盤坊登場 

松尾 祐孝 / 亀姫のテーマ 

松尾 祐孝 / 舌長姥の生首なめ 

松尾 祐孝 / 瓜二つ 

松尾 祐孝 / 朱の盤坊の語り 

松尾 祐孝 / 朱の盤坊の歌 

松尾 祐孝 / 亀姫の帰還

 

♪ 第二幕 ♪ (M12〜M22)

松尾 祐孝 / 童女の唄 

松尾 祐孝 / 図書之助登場 

松尾 祐孝 / 大入道と図書之助 

松尾 祐孝 / 図書之助にうっとり 

松尾 祐孝 / 富姫と図書之助 

松尾 祐孝 / 薄と富姫 

松尾 祐孝 / 立ち回り見物 

松尾 祐孝 / 閣上の戦い 

松尾 祐孝 / 何処に! 

松尾 祐孝 / 桃六登場 

松尾 祐孝 / 月の光〜終曲

 

 

序曲から始まり挿入音楽 no.11 で終わる第一幕、

そして挿入音楽 no.12 から始まり no.22 で終わる第二幕、

休憩を挿んだ二つの部分から構成されてい ます。

 

序曲には劇中の重要な場面のテーマや主要登場人物のテーマが含まれてい ます。

序曲から第二幕の最後の no.22 まで一貫性と有機性を持つ音楽と、

語り劇(朗 読劇)が綿密な関連性を持って進行する舞台を、

視覚と聴覚の両面で存分にお楽し みいただきたいと願って作曲した作品です。

そして、日本の文学作品を題材とした物語を、

日本語の美しさや日本の伝統楽器の響きや質感と共に、

たっぷりと味わっていただきたいという願いも込めた作品でもあります。

お時間の許す時に、初演の記録動画をご視聴ください。

 

 

この作品の上演は、勤務先の洗足学園音楽大学の多くの方々のご理解とご協力によって

実現することができたものです。この場をお借りして、あらためて感謝申し上げます。

 

 

 

<007シリーズ>の紹介も第14作を数えます。
ロジャー・ムーアのジェームズ・ボンド役は、
この作品が最後となりました。



#####第14作=<美しき獲物たち>#####

1985年 監督=ジョン・グレン
音楽=ジョン・バリー
主題歌=「A View to a Kill」/ デュラン・デュラン
ジェームズ・ボンド=ロジャー・ムーア
ボンド・ガール=タニア・ロバーツ
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YouTube / 美しき獲物たち MGMvodJP



ショーン・コネリーによる初代ジェームズ・ボンド像を
継承しつつも、更なる大衆路線に乗せて、
時にはアメリカンな香りさえするユーモアも交えた
確固たるボンド像を打ち立てたロジャー・ムーアも、
この作品(7作目の出演)が最後となりました。

主題歌に、ソロ・シンガーの歌唱を前面に出してきた
従来路線を変更して、当時人気絶頂であった
デュラン・デュランを起用したことも大きな話題となりました。

ムーア・ボンドのアクションの魅力を最大限に披露すべく、
この作品では様々なアクション・シーンが登場します。
スキー&スノーボード、いつもながらのカーチェイス、
騎馬上での格闘、更には飛行船を追っての空中スタント、
そしてゴールデンゲートブリッジの欄干上での格闘、等々、
スリリングな見せ場が満載の作品になっています。

但し、この作品の撮影時には既に57歳であった
ムーアでしたから、実際のアクション撮影では、
かなりのシーンでスタントマンを
起用していたということです。
そのような経緯もあって、次作から新たなボンド役が
起用されることになったのでしょう。

ロジャー・ムーアさん、お疲れ様でした。
素晴らしいボンドをありがとうございました!


イメージキャラクターにロジャー・ムーアが起用されていた
懐かしいトヨタ・コロナのCMの
YouTube をリンクしておきましょう。


このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきましたが、ここ数日は、

2023年の秋から冬にかけて初演された最近作の紹介となっています。

 

今日は、2023年12月13日に開催した

【DEEP&NEWインパクト・ライヴ@公園通りクラシックス vol.5】

に出品した作品《Sound Sound VII》〜篳篥と笙の為に〜の紹介です。

 

(この記録動画は開始から1分あたりで収録時にカメラ不調が起きたため

 不自然なつながりになっているところが数箇所あることをご承知おきください。)

 

♪♪♪ 松尾祐孝/《音・音 VII》〜篳篥と笙の為に〜(2023)♪♪♪

           《Sound Sound VII》 for Hichiriki and Sho 

 

初演:【DEEP&NEWインパクト・ライヴ@公園通りクラシックス vol.5】

        2023年12月13日 公園通りクラシックス

         篳篥:鈴木絵理 笙:中村華子

演奏時間:約8~10分

 

《Sound Sound VII》〜篳篥と笙の為に〜の作曲は、私にとって初めての

雅楽の楽器同士による二重奏曲への取り組みとなりました。

 

基本的に持続音が魅力の根源となっている篳篥と笙ですが、

篳篥は音の曲がりに、

笙は比較的安定した真っ直ぐな音による和音(合竹/あいたけ)に、

それぞれの魅力の核心があると思われます。

そういった異なる個性の対照と融合による音空間の創成を、

この作品の作曲で目指しました。

 

尚、この曲のタイトル、Sound Sound / 音・音は、

二つの楽器(群)や二つの要素の対照に主眼を置いた作品シリーズに冠しているもので、

第1作は二つの邦楽器群、 第2作は Tp.& Org.、

第3作は笙&Cb.(別ヴァージョン、笙&リコーダー、バンドネ オン&Cb.)、

第4作は尺八+二十絃&打楽器群、第5作は箏&オルガン、

第6作はバスクラリネット&ファゴット、そしてこの第7作と続いています。

 

 

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの回想を続けてきましたが、

いよいよ会期の最後の集大成となる【木の展覧会】の回想となります。

 

 

 

 

【WWD2025 日本大会制作品展示会〜木の展覧会】

 

場所:築地本願寺
日程:11月20日(木)〜11月24日(月)

スケジュール:

11月20日(木)搬入・開幕レセプション
11月21日(金)展示
11月22日(土)展示
11月23日(日)展示
11月24日(月)展示・搬出

 

 

 

 

 

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)が3月に開幕して、11月にかめて全国展開を遂行しました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"

(Wood is Good !)をスローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)と

JWCS(一社)日本木文化学会が、ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を

組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、誠にありがとうございました。

 

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3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、

3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開した<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると富山県の井波彫刻に会場を移して<国際木彫キャンプ>、

そして5月下旬には大阪→静岡→山梨と3箇所をめぐる<木工ろくろ実演>、

更に6月初旬には大阪市立美術館での<木版画作品展示>と続きました。

そして、7月下旬から河口湖で開催している<ウッドデザイン>と

大阪の天王寺動物園を会場とした複合イベント(<チェーンソーアート><木彫制作>

<手摺り木版画団扇制作ワークショップ><展示会>)を並行して展開した後、

8月初めの新神戸駅至近の竹中大工道具館を会場とした

<大工と大工道具 国際フォーラム>を経て、

8月下旬から9月初めにかけて開催する<共同制作>となり、

そして、9月下旬からは九州は熊本に会場を移して、

<Temple of Trees テンプル・オブ・ツリー>の連携開催となります。

そして10月に入るといよいよEXPO2025 大阪・関西万博 会場内の

ポップアップステージ北での<木の文化の音楽祭>を展開して、

更にその後に最後のイベントとして、

<世界のオートマタ職人および伝統木工ろくろ実演・展示>を、

東京おもちゃ美術館のイベント《東京おもちゃまつり》の中で実施しました。

 

その他、会期中に制作された各種作品の展示会を東京で披露できることになりました。

11月21日(金)から24日(月)の会期で築地本願寺を会場として展示会を開催しました。

木彫アート作品、椅子などの家具作品、伝統工芸作品、民族工芸作品、などなど、

さまざまな木や竹の文化の関連する作品の数々が展示され、多くの方々にご覧いただきました。

 

 

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毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいりました。皆様のご注目、ご来場、ご協力、ありがとうございました。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

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オリンピック&パラリンピック2020東京の開催年ということで、

当初は2020年の3月21日前後に集中開催を準備していた国際木文化フェスティバル、

《World Wood Day 2020 Tokyo》は、開催を目前にした2月に、

新型コロナウイルス感染拡大という事態に直面して、開催断念を余儀なくされました。

 

しかし、国際本部=IWCS国際木文化学会とワールドウッドデー基金及び世界各国から、

世界に冠たる木の文化や森林を持つ国土を擁している日本での開催を求める声は大きく、

大阪万博開催が予定されている2025年に、あらためて日本大会を行う準備を開始しました。

そして、2025年の3月から11月にかけて、一部は大阪万博とも連携しながら、

《ワールド・ウッド・デー2025ジャパン》を長期分散開催方式で実現したのでした。

 

IWCS国際木文化学会・(一社)日本木文化学会は、これからも連携を継続しながら、

木の素晴らしさや木の文化の普及啓蒙のための有意義なプロジェクトを企画して、

協同を展開していく予定のしております。引き続きご注目ください。