松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -24ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

昨日の記事で予告した通り、
マーラーの交響曲についての私見をこれから綴っていこうと考えています。
暫くの間、このブログに断続的にアップしていきますので、
ご精読いただければ幸いです。

ベートーヴェン以降の作曲家の交響曲を、
作曲年代順に聴き進めていくと、
その作曲家の音楽家としての彫琢が深まって行く様が
浮き彫りになっていきます。
ベートーヴェン然り、シューベルト然り、
メンデルズゾーン然り、シューマン然り、
ブラームス然り、
ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)然り、
チャイコフスキー然り、ブルックナー然りですが、
何といってもその圧倒的な量感や楽章数の変節や
声楽の多岐にわたる導入等、
マーラーのその道のり・足取りは別格の存在感があります。

さて、まず最初の交響曲について始めましょう。

グスタフ・マーラーの交響曲第1番「巨人」は、
正にマーラーの青春の息吹といった趣の作品です。
また同時に、初めての交響曲ながら、先達諸巨匠の
名作に一歩も引けをとらない風格さえ感じられます。

まず、第1楽章のソナタ形式の扱いから何とも大胆です。
第一主題が牧歌的であるにもかかわらず、
長大な展開部を経た後に圧縮した再現部に突入し、
その再現部事態が終結部(コーダ)として機能するという
何とも心憎いばかりの構成を獲得しています。
また、完全4度音程を基調として空間的な序奏は、
後の更なる大交響曲群に見られる楽想の萌芽と
見てとれます。
その完全4度音程は、他の交響曲でも基本動機の
主要構成要素としてしばしば活用されます。

作曲当初は5楽章構成の交響詩として構想されたこの作品、
じつはここに「花の章」という副題が付せられた楽章が
挟まれていたのですが、最終的には削除されました。
20世紀突入間近という後期ロマン派の時代の流れの中で、
標題音楽(交響詩)路線を進むのか、
絶対音楽(交響曲)路線で進むのか、
迷いもあったであろうマーラーの心情が伺われます。

第2楽章は、マーラー流のスケルツォです。
スケルツォとしてはやや遅めのテンポながら、
若々しさと独特の存在感があります。

第3楽章は、不思議な感じがする緩徐楽章です。
交響詩の段階では「カロ(Callot)の画風の葬送行進曲」
という副題が付せられていました。
マーラーのユダヤ人としての気質や感性が
色濃く反映された音楽なのでしょうか。
とにかく独特の雰囲気に支配された音楽です。

第4楽章(終楽章)のソナタ形式がまた独特です。
第一楽章に比べると、提示部・展開部・再現部・終結部の
均等に近くバランスしていますが、
展開部の終盤から再現部の冒頭にかけては重層的で、
第二主題が先に再現している
シンメトリック構成と見ることもできますし、
展開部の最後に属音保続音上で第二主題が変容している
という風に捉えることも可能です。
マーラーの場合、これを決めつける必要はなく、
どちらにとっても良いような柔軟性と重層性を持っている
と考えた方が良いと私は思っています。
圧倒的で輝かしい結尾は、ベートーヴェン以来の
「闘争から歓喜へ!」という交響曲のモットーの
正当な継承者をアピールするに充分と言えるでしょう。

さて、このような論理的な構成についての解説はともかく、
この作品から放射される若々しいエネルギーは、実に魅力的です。
そういった側面をロマンたっぷりに歌い上げた名演は、
下の写真(LP/CBS-SONY SOCL-1054)の、
レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィル盤が、
未だに私のベスト・ワンです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-マーラー「巨人」LP

若い方々も是非、演奏時間約55分のこの作品を、
じっくり味わいながら聴いてください。

今年も洗足学園音楽大学の"邦楽定期"が開催されます。

今回は、現代邦楽研究所の2025年度開講各種講座の修了演奏のステージも含めた

プログラムによる開催という趣向になっています。

また、昨秋に紫綬褒章を受章された福原徹先生のステージも盛り込まれました。

皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

♫ ♫ ♫ ♫ ♫ 洗足学園音楽大学《第十六回 邦楽定期演奏会》♫ ♫ ♫ ♫ ♫

 

2026年2月15日(日) 14:30 開場 / 15:00 開演  洗足学園 前田ホール

入場無料(小学生以上入場可)注)要予約(ご予約は下にリンクのサイトから↓)

 

 

プログラム

「春興」  杵屋正邦 作曲/西川啓光 作調

「5つの組曲~尺八・箏・十七絃箏のための~」川崎絵都夫 作曲

箏組歌「四季曲」 

三味線組歌「乱後夜」「晴嵐」打合せ 

「笛独奏」福原徹先生 紫綬褒章受章記念演奏

「コスモドラグーン」 沢井比河流 作曲

 

【出演】

洗足学園音楽大学現代邦楽コース学生・卒業生・講師

洗足学園音楽大学現代邦楽研究所講座生・講師

特別出演 福原徹(笛)

司会・解説 森重行敏(現代邦楽研究所所長)

 

 

 

今日は、ティモシー・ダルトンがボンド役を務めた
作品の第2弾、通算第16作目の紹介です。



第16作=<消されたライセンス> 1989年
監督=ジョン・グレン
音楽=マイケル・ケイメン
主題歌=「License To Kill」グラディス・ナイト
ジェームズ・ボンド=ティモシー・ダルトン
ボンド・ガール=キャリー・ロウエル
ボンドカー=登場無し
      (但しタンクローリーのウィリー走行シーン有り)

個人的な復讐心と国家レベルの利害関係との狭間で苦悩する
ボンドを、演劇俳優出身のティモシー・ダルトンが好演しています。
物語の展開の途中、様々な経緯の果てに
英国情報部からクビを宣告され経歴を抹消されますが、
それを上手く逆用して敵陣に潜入して、事態を解決していきます。

007消されたライセンス / Blue-ray
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
MGXJ-29258
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-007消されたライセンスBD


この作品を最後に・・・
ティモシー・ダルトンはボンド役を降りることになりましたし、
監督のジョン・グレンも5作連続のメガホンの最後がこの作品です。
また、秘密諜報部(英国情報部)本部=MI6の配役が、
Q以外は次作から入れ替わることになります。

実は、この作品は興業成績が伸びず、
また権利問題も生じて、このシリーズの制作が、
この第16作のあと一時停滞したので、
その辺りの影響もあったのかもしれません。

この作品の後、6年程のブランクの後に、
ピアーズ・ブロスナンのジェームズ・ボンドが誕生して、
シリーズは復活していきます。

このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきましたが、

今日は2024年3月に初演された近作の話題です。

 

 

洗足学園音楽大学の大学院の和楽器専攻には、

近年になって中国からの留学生が入学してくるようになりました。

東アジアにには、ルーツを同じくする同属楽器が多数存在します。

箏、笛、尺八、琵琶、三味線、胡弓などが上げられます。

中国で古箏を勉強した方が日本で箏の奏法を習得したり、

中国で笛子を勉強した方は日本で篠笛や能管の奏法を習得したり、

あるいは東アジアの同属楽器の比較研究をしたり・・・

といった学生が増加傾向になるという訳です。

 

2023年度は三味線専攻と琵琶専攻の二人の留学生が在籍していたので、

その二人のための大学院生新作初演プロジェクトとして、

日本の三味線と中国の琵琶の為の二重奏作品を作曲しました。

 

異なる弦楽器を対照する"コントラストリングス"シリーズに組み込むこととして、

タイトルを《コントラストリングス第4番》〜中国琵琶と三味線の為に〜

としました。

 

 

♪♪♪ 松尾祐孝《コントラストリングス第4番》

                  〜中国琵琶と三味線の為に〜 ♪♪♪

        2023年度大学院生新作初演プロジェクト

      初演奏者:三味線=郝翼田 中国琵琶=張梓豪

 

  ・・・2024年3月9日(土) 大学院スペシャルコンサート・・・

          15時開演 @ 洗足学園 前田ホール

 

  ・・・・・2024年3月20日(日) 邦楽 第14回定期演奏会・・・・

  連系:World Wood Day 2024(オンライン国際フェスティバル)

開演:15:00 (YouTube Liveによる同時配信実施〜現在アーカイブ配信中)

 

 

 

主催:洗足学園音楽大学・大学院 企画制作:現代邦楽コース 

協力:現代邦楽研究所 

国際連携:国際木文化学会 (一社)日本木文化学会 

 

♪♪♪ World Wood Day 2024 Special Concert ♪♪♪ 

The 14 th Annual Concert for Japanese Traditional Instruments 

Organizer: Senzoku Gakuen College of Music 

Collaboration: International Wood Culture Society 

Start: 2024 March 20 (WED) 15:00 = Japan time 

 

♪♪ プログラム ♪♪ 

1)《じょんから節》/ 津軽民謡 

2)《二つの個性》(箏二重奏曲)/ 藤井凡大作曲 

3)《コントラストリングス第4番〜中国琵琶と三味線の為に》(初演)/ 松尾祐孝作曲

        (大学院生新作初演プロジェクト) 

4) 《壽(ことほぎ》(邦楽合奏曲)/ 杵屋正邦作曲 

5)《虚空》/ 古典本曲 普大寺所傳(特別出演:三橋貴風) 

6)《熊野古道》(邦楽合奏曲)/ 林哲司作曲 

 

出演:現代邦楽コース学生・院生・卒業生・修了生・指導陣 現代邦楽研究所研究生・修了生・指導陣

 

 

そして初演の翌年の邦楽2010企画コンサート《音ト遊ブ》vol.2 〜 抱絃楽器・弾×擦 〜 

でも同じ二人の若手に演奏していただきました。

 

作曲家グループ<邦楽2010>企画コンサート 音ト遊ブ Vol.2 抱絃楽器・弾×擦 

        2024年3月15日 場所:トーキョーコンサーツ

          中国琵琶:張梓豪 三味線:郝翼田

 

2026年、令和8年が始まりました。皆様の今年のご多幸をお祈りいたします。

昨年2025年は《EXPO2025大阪・関西JAPAN》の開催で盛り上がりました。

私は、その万博にほぼ並行する会期で分散方式による全国展開で主催運営した

《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》の一環として万博会場内で開催した

【木の文化の音楽祭】があったため、大阪に何度も足を運んで、万博を満喫しました。

今日から暫く、その訪問記を回想していきましょう。

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《EXPO2025大阪・関西JAPAN》真夏の訪問記 vol.1

〜新幹線→大阪メトロ中央線→万博会場東ゲート〜

 

 

7月下旬の猛暑の中、大阪湾の埋立地=夢洲(ゆめしま)で開催されている

《EXPO2025大阪・関西JAPAN》の会場に足を運びました。

 

1970年の《EXPO70 大阪万博》に小学4年生ながら三日間入り浸った記憶を持つ

私としては、55年前との比較と時代の変化を感じることも興味の要因として、

東京から大阪に向かったのでした。

 

 

このところは品川駅から東海道新幹線に乗車することが通例になりました。

以前はいつも崎陽軒の「シウマイ弁当」を旅のお供にしていましたが、

今回は「あなごめし」にしてみました。

これが大当たり、とても美味しかったのです。

 

 

新大阪から在来線で大阪駅に出て、大阪環状線に乗り換えて弁天町駅に行きました。

この駅には、万博入場者向けの大型荷物一時預かり所が設置されていました。

おおよそ航空機の機内持ち込み可能な大きさと同等の基準に収まらない手荷物や

キャスター付きのバッグ類は、万博会場には持ち込み禁止のため、

入場時にゲートで慌てないためにも、

大型荷物の置き場所については事前に調べておくことが肝要です。

 

 

弁天町駅から大阪メトロ中央線に乗りました。

万博会場へのアクセス駅として開業された"夢洲駅"に直通するのは、この路線のみです。

一部の電車は未来的なフォルムの新型車両で運行されていて、

万博会場へのワクワク感の演出に一役かっています。

 

 

夢洲駅の改札口を抜けて、この記事の最初の写真の通りの大階段を登ると地上に出て、

いよいよ万博会場の東ゲートが見えてきます。

 

 

私が入場したのは正午前後だったので、あまり待たずに並ばずに入場できましたが、

朝一番などはかなり時間がかかることもあるそうです。

セキュリティーチェックは厳しいですから、事前に持ち込み可能な物品などを

公式WEBサイトなどでチエックしておくことをお勧めします。

 

 

ゲートを抜けると、いよいよ会場内です。

大屋根リングが少し離れたところに見えてきます。

猛暑の中、日本人来場者は日傘をさして、

海外から観光客はサングラスをして思い思いのラフな服装で、

といった傾向が認められました。

 

 

さて、明日の記事から数日の間、私の万博会場を歩き回って撮った写真と、

少々の説明をアップしていきましょう。どうぞお楽しみに!

 

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第213巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

ジョイフルトレイン「オリエントサルーン」牽引専用機になった

ED75のカラフルな姿を楽しむことができます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第213巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

交流用電気機関車の完成型として幅白く活躍したED75ですが、

その中で延べ5両が、ジョイフルトレイン「オリエントサルーン」牽引専用機

に起用され、専用塗装を纏って2000年まで活躍しました。

 

 

次のページをめくると、JR東日本E653系交直流特急形電車の特集です。

常磐線と羽越本線という直流電化と交流電化の区間を持ち、

重要幹線でありながら並行新幹線が走っていない建設されていない路線の

特急列車に長らく充当されてきた、485系の置き換えに大きな役割を果たしたのが、

このE653系です。最初は常磐線に集中投入されましたが、

後に短編成化されて日本海側の485系の淘汰に再投入されました。

 

 

更にページをめくると、今度はアメリカの蒸気機関車の写真が目に飛び込みます。

映画「ポーラー・エクスプレス」の蒸気機関車のモデルとなった

ペア・マーケット鉄道N-1形の特集です。

輸送力増強が重要な課題となっていた20世紀初頭のアメリカ鉄道界では、

各メーカーが機関車の高性能化を競っていました。

その中で、オハイオ州を本拠地とするライマ社が「スーパーパワー」という

火室燃焼技術を開発して、車軸配置1D2(バークシャー)のテンダー機が、

多くの鉄道会社に普及していくことになったそうです。

そのN-1形は、ミシガン州のペア・マーケット鉄道にライマ社から納入された

「スーパーパワー」蒸気機関車です。

 

 

このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、大屋駅舎の特集です。

かつての信越本線、現在のしなの鉄道線には、国鉄時代からの木造駅舎が多く残っていますが、

中でのこの大屋駅舎は明治の建築時の姿をよく残しています。

生糸の積み出しの拠点として賑わった大屋駅は、養蚕業者たちの要望が繰り返されて、

日本初の請願駅として設置されたという歴史も持っています。

2007年には「近代化産業遺産」に認定されています。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、還暦を迎えた江ノ島電鉄の最古参車両、300形の特集になっています。

2両を連接式に繋いで定員増と軽量化と急曲線走行性能を向上させることとなった

6編成(301編成〜306編成)にわたる300形の試行の積み重ねが、

江ノ島電鉄(江ノ電)の近代化の端緒にもなった言えるでしょうか。

その中の305編成は現在でも現役で、車齢は60年を越えていますが、

今なお最古参車両ながら現役で活躍しています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

2020年は、後期ロマン派の作曲家、
グスタフ・マーラーの生誕160年にあたりました。
今年=2021年は没後110年にあたりました。
1860年生まれ、1911年没、ということですから、
2010年と2011年は、生誕150年と没後100年の
2年連続のマーラー・イヤーで盛り上がりました。

残念ながら、2020年と2021年は新型コロナウィルス感染拡大への対策から、
大編成オーケストラ作品の上演が難しい状況になってしまいました。
今や、世界中のメジャー・オーケストラの
最重要レパートリーといえるマーラーの交響曲を
生演奏で聴く機会が激減してしまったことは誠に残念でした。
しかし、このところまたプログラムに載って来ているようで、何よりです。

このブログの「交響曲第?番」ベスト・ワン!?の話題では、
マーラーの交響曲第?番は、ほとんどの場合
話題の登ってしかも有力候補です。
何番の話題を取り上げても、マーラーの該当作品は
きっと有力候補になるに違いありません。

実は、私はマーラーの交響曲が大好きで、
中学生時代から聴き重ねてきました。
実演に接した想い出としては、
レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルの
交響曲第1番「巨人」や、
ゲオルグ・ショルティ指揮/シカゴ交響楽団の
交響曲第5番や、
ジュゼッペ・シノーポリ指揮/フィルハーモニア管の
交響曲第8番「千人の交響曲」や
大野和士指揮/東京フィルの交響曲第2番「復活」
等が挙げられます。
サントリーホールのオープンした時に
それを記念して開催された若杉弘指揮/東京都交響楽団
による<マーラー・チクルス>に、
全回足を運んだことも鮮明に覚えています。

ところで、皆さんはマーラーの交響曲の中では
何番が一番お好みですか?
この話題は、
作曲家仲間の会話の中でも折々に話題になります。
今後、このブログの「音楽談義」や「名曲紹介」のテーマで、
マーラーの各交響曲についての私見を述べていきましょう。

極論になるかもしれませんが、
マーラーの交響曲を理解するには、
マーラー流ソナタ形式を理解するに限ります。
第2番「復活」の第1楽章で確立したと考えられる
マーラー流ソナタ形式の概観を理解できれば、
マーラーの交響曲はあまり複雑に考えなくても、
全体像を把握できるのです。

さて、話は変わって、
マーラーの命日は5月18日なのですが、
なんと妻=アルマを巡る恋敵の建築家=
グロピウスの誕生日なのだとか。
偶然なのか執念なのか怨念なのか・・・


下の写真は、往年の名盤=ラファエル・クーベリック指揮の
マーラー全集のCD10枚組パッケージのボックス表面です。
グラモフォン / FOOG-29068-77

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-マーラー全集クーベリック盤

明けましておめでとうございます。

今年も、チーム百万石をよろしくお願いいたします。

 

昨年、チーム百万石2025年度公演《旅する和楽器》を、

10月26日(日)に予定通り開催することができました。

会場がほぼ満席となる盛況となり、

大河内淳矢さん(尺八)と川嶋信子さん(薩摩琵琶)の入魂の演奏によって

5人のメンバー作曲家の作品が見事の彫琢され、

更には現代音楽界の秘曲のような存在とも言える武満徹作品「Eclipse/蝕」

のステージも加わり、充実した公演となりました。

 

ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

さて、チーム百万石の次回の公演(2026年の公演)は、

2026年5月16日(土)@KMアートホール《コントラバス百万石》を予定しております。

気鋭の奏者:山本昌史さんを主人公としてお迎えしての企画となります。

どうぞご期待ください。

 

007シリーズ誕生25周年記念として、
大型予算をかけて制作された第15作の紹介です。



主役=ヒーローのジェームズ・ボンド役が、
長らく続いたロジャー・ムーアから、
イギリスの舞台俳優=ティモシー・ダルトンに
バトンタッチされましたことでも
大きな注目を浴びた作品です。

ロジャー・ムーアのボンドはどちらかというと
娯楽映画的な指向がありましたが、
ティモシー・ダルトンに変わって、
シリアスでよりハードなボンド像が再構築されました。

また、このシリーズの音楽を長年にわたって
数多く担当してきたベテラン作曲家=
ジョン・バリーのスコアは、
この作品がシリーズ内での最後となりました。

#####第15作=<リビング・デイライツ>#####
1987年 監督=ジョン・グレン
主題歌=「The Living Daylights」/ a-ha
音楽=ジョン・バリー
ジェームズ・ボンド=ティモシー・ダルトン
ボンド・ガール=マリアム・ダボ
ボンドカー=アストンマーチン
   V8・ヴァンテージ・ヴォランテ(コンバーチブル)
   及びV8・サルーン(クーペ)
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YouTube / リビング・デイライツ (字幕版) MGMvodJP



この作品が公開された1987年は、正にソ連及び東欧の
社会主義が崩壊する直前でした。
この作品ではまだ、イアン・フレミングの原作と同様に、
東西冷戦を前提としたストーリーとなっていて、
ジブラルタル海峡でのNATO訓練演習中に004が殺害される
ところから物語は始ります。
そして、まだチェコとスロヴァキアに分離していない時代の
ブラティスラヴァに場面は飛んで、本筋に入っていきます。

主役の俳優が変わっても、ボンドカーはアストンマーチンで、
バーでオーダーするカクテルは、
ウォッカ・マテフィーニのシェイクという辺りは、
伝統が守られています。


当時のカールスバーグのCMのYouTubeをリンクしておきます。

謹賀新年! 明けましておめでとうございます!

 

今年も松尾祐孝YouTubeチャンネルをよろしくお願い申し上げます!

 

松尾祐孝YouTubeチャンネル

 

<再生リスト>にカテゴリー別の記録動画を集めております。

 

そちらで作品をお探しいただいてご視聴いただくと便利だと思います。

 

2026年1月1日現在に設定している<再生リスト>は下の5つです。

 

松尾祐孝:邦楽器作品集  / Masataka Matsuo : Works for Japanese Traditional Instrument

 

松尾祐孝:大編成作品集 / Masataka Matsuo : Works for large ensemble or orchestra

 

松尾祐孝:小編成作品集 / Masataka Matsuo : Works for solo or small ensemble

 

松尾祐孝:ディストラクション・シリーズ / Masataka Matsuo : Distraction series

 

松尾祐孝関連イベント等の動画 / Events about Masataka Matsuo

 

お時間の許す時に、ゆっくりご視聴いただけますと幸甚に存じます。

 

これからも、現代音楽や邦楽器作品の新地平の創出に向けて、微力を尽くしてまいります。

 

2026年、令和8年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。