アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第213巻の紹介です。
毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、
ジョイフルトレイン「オリエントサルーン」牽引専用機になった
ED75のカラフルな姿を楽しむことができます。
それではいつものようにパッケージを解いて、
奥底から第213巻の冊子を取り出しましょう。
巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。
交流用電気機関車の完成型として幅白く活躍したED75ですが、
その中で延べ5両が、ジョイフルトレイン「オリエントサルーン」牽引専用機
に起用され、専用塗装を纏って2000年まで活躍しました。
次のページをめくると、JR東日本E653系交直流特急形電車の特集です。
常磐線と羽越本線という直流電化と交流電化の区間を持ち、
重要幹線でありながら並行新幹線が走っていない建設されていない路線の
特急列車に長らく充当されてきた、485系の置き換えに大きな役割を果たしたのが、
このE653系です。最初は常磐線に集中投入されましたが、
後に短編成化されて日本海側の485系の淘汰に再投入されました。
更にページをめくると、今度はアメリカの蒸気機関車の写真が目に飛び込みます。
映画「ポーラー・エクスプレス」の蒸気機関車のモデルとなった
ペア・マーケット鉄道N-1形の特集です。
輸送力増強が重要な課題となっていた20世紀初頭のアメリカ鉄道界では、
各メーカーが機関車の高性能化を競っていました。
その中で、オハイオ州を本拠地とするライマ社が「スーパーパワー」という
火室燃焼技術を開発して、車軸配置1D2(バークシャー)のテンダー機が、
多くの鉄道会社に普及していくことになったそうです。
そのN-1形は、ミシガン州のペア・マーケット鉄道にライマ社から納入された
「スーパーパワー」蒸気機関車です。
このところ続いている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、大屋駅舎の特集です。
かつての信越本線、現在のしなの鉄道線には、国鉄時代からの木造駅舎が多く残っていますが、
中でのこの大屋駅舎は明治の建築時の姿をよく残しています。
生糸の積み出しの拠点として賑わった大屋駅は、養蚕業者たちの要望が繰り返されて、
日本初の請願駅として設置されたという歴史も持っています。
2007年には「近代化産業遺産」に認定されています。
巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。
本号では、還暦を迎えた江ノ島電鉄の最古参車両、300形の特集になっています。
2両を連接式に繋いで定員増と軽量化と急曲線走行性能を向上させることとなった
6編成(301編成〜306編成)にわたる300形の試行の積み重ねが、
江ノ島電鉄(江ノ電)の近代化の端緒にもなった言えるでしょうか。
その中の305編成は現在でも現役で、車齢は60年を越えていますが、
今なお最古参車両ながら現役で活躍しています。
「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。







