松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -15ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第228巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

ハウステンボス開業に合わせて登場したオリジナル塗装の急行型気動車、

JR九州に引き継がれたキハ58系の中でただ一両がこの塗装になったという、

珍しい存在だったキハ58-700の勇姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第228巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

急行列車が全盛だった昭和40年代に非電化区間の主役となったキハ58系は、

総数3000両近くが製造されましたが、JR移行後も運用は続きました。

その中で、さまざまなカラーリングを纏った車両が全国各地で活躍しましたが、

なかでもJR九州に引き継がれたキハ58-700は、一風変わった履歴を持つ車両でした。

 

 

次のページは、広島電鉄800形の特集です。

1980年だいに登場して、新時代の到来を告げる新世代路面電車の代表的存在となった

この800形は、単行路面電車のスタンダードとして、

後に続速と登場した超低床車のような派手さはないものの、

今も14両全車が活躍を続けています。

 

 

更にページをめくると、今度は16m級軽快気動車の写真が目に飛び込みます。

JR西日本で関西本線向けに投入されたキハ120形の特集です。

所謂NDCシリーズの気動車で、先駆別に塗色を変えて親しみやすさが演出され、

開催本線ではパープルのラインカラーが施されています。

非電化ローカル線の経営改善を目指す軽快気動車の代表的な存在です。

 

 

久しぶりの「鉄道知識」シリーズのテーマは、"前面展望車両"です。

昭和30年代に登場した名鉄7000系パノラマカーや小田急3100形NSE車に始まり、

近年に登場したばかりのJR西日本「瑞風」まで、

前面展望を擁した歴代名車の数々が紹介されています。

この分野では私鉄の特急専用車両が大きく貢献してきたことがわかります。

世界的にも他に類を見ない前面展望のバリエーションです。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、C57-180号機を先頭に磐越西線を走る"SLばんえつ物語"の特集です。

現役時代に終始新潟エリアで運用されてきたC57-180号機の動態復帰とともに、

運転が開催されたのが"SLばんえつ物語号"でした。

現在では"号"を外して"SLばんえつ物語"となっています。

客車も徐々に観光列車らしく整備が進められて、現在ではパノラマ展望室を含む

7両編成の専用塗装の編成で運行されています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

2020年は、楽聖=ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの

生誕250年にあたりました。

小学校高学年の頃からオーケストラを聴くことに強い興味を持つようになった私に

とって、ベートーヴェンの交響曲の交響曲全曲を聴くことが先ず最初の目標でした。

カラヤン指揮:ベルリン・フィルの来日演奏会で、ベートーヴェンの田園と第5

というプログラムを聴いた時の情景は、まだ脳裏に鮮明に残っています。

それでは、今日から9曲の交響曲を番号順に探訪していきましょう。

 

写真:第1番&第2番 ホグウッド指揮&アカデミー・オブ・エンシェント盤(CD)

 

初回は《交響曲第1番ハ長調》をご案内します。上の写真は

私の愛聴盤、ホグウッド指揮 / アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック

による演奏による、第1番と第2番のカップリングです。

 

###ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン###
        (1770-1827)
     交響曲第1番 ハ長調 作品21

初演:1800年4月2日
   ウィーン/ブルク劇場

交響曲第1番は、ベートーヴェン自身の指揮で初演されました。

全曲の演奏時間は30分弱の規模ですから、

ハイドンやモーツァルトの交響曲の規模をほぼ同じですし、

全体を聴いた印象も高雅な古典派という印象に範疇に留まりうる音楽です。

しかし、随所にベートーヴェンならではの創意工夫(=新機軸)を

見出すことができます。

第1楽章は、先ず冒頭から意表を突かれます。

何と、IV度の和音(下属和音)を主和音に見立てたドミナントから始まって、

寄り道をしながら主調のハ長調を納得させるような序奏から始まるのです。

そして(ソーラシドレミファ#ソーーーソファミレド〜)と

ソナタ形式の主部が繋がります。

第一主題は(ドーーソーシドーーソーシドドソシドドソシド・ミ・ソ・シ・ド~)

と始まります。クラシック音楽ファンの方ならば、モーツァルトの最後の交響曲、

第41番「ジュピター」の第1楽章の第一主題(ドーーーソーラシドーソラシド〜)

との近似性にお気付きのことでしょう。

上行形主体の第一主題と下行形主体の第二主題が提示される提示部から

定型通りの繰り返しを経て、ハイドンやモーツァルトよりもやや長い展開部を経て

再現部に突入して、更に楽章を締めくくる部分の終結部が幾分拡大した構成を示す

ソナタ形式を扱いによって楽章を閉じます。

 

第2楽章は、へ長調で基本的に穏やかな音楽です。

ソナタ形式の構成に乗せた緩徐楽章となっています。

各主題に第一楽章の各主題との近似性を見出すことができます。

 

第3楽章はハ長調で、メヌエットと表記されていますが、

実質的にはスケルツォと考えて良さそうです。

早めのテンポで全曲の中でスパイスのような存在感があります。

古典組曲の時代のトリオ付メヌエットの定型通りの構成になっていますが、

独特の強弱の交錯などにベートーヴェンの個性が色濃く反映されています。

この楽章の各主題にも、第1楽章や第2楽章の各主題との近似性が感じられます。

 

第4楽章もハ長調で、ソナタ形式による終楽章です。

短い序奏で(ソラシ・・・ソラシド・・・ソラシドレ・・・ソラシドレミ・・・

ソラシドレミファーー・・・)と導入されて、

第一主題(・ソラシドレミファソ・ソ・ミード・ド・レ・レ・ミレドレミーー〜)

と走り出す爽快な音楽が開始されます。

展開部の前半で第一主題が強調されるように発展することから、

ロンド形式にも近い側面を持つこの楽章は、

ロンドソナタ形式と呼べるかもしれません。

再現部の後に、大きな停止を含む幾分大振りな終結部が置かれています。

ベートーヴェン流の四部構成ソナタ形式(提示部・展開部・再現部・終結部)が、

既にこの第1番から確立していたことがよく判ります。

 

写真:モントゥ―指揮&北ドイツ放送交響楽団盤(LP)

 

明日は、第2番を探訪します。

~ロケット"太陽号"の危機~
宇宙ロケット=サンダーバード3号が大活躍する
テレビシリーズでは第3話だった名作です。
英国本国では第11話として放送されました。



太陽を観測する宇宙船"太陽号"が、太陽の強力な重力の影響で、
逆噴射装置が働かなくなってしまい絶対絶命の状況に陥ります。

そこで、遂にサンダーバード3号の真っ赤な機体が初登場して、
モダンな基地(南海の小島にある秘密の住居)から発進して、
救助に向かいます。
そして、ある距離まで近づいていき、逆噴射装置を作動させる電波を照射して、
なんとか"太陽号"を窮地から救います。

ところが、今度はサンダーバード3号の逆噴射が作動しなくなってしまいます。
そこで今度は、サンダーバード2号に電波発信車を搭載して、
地球上の最も効果的な地点=ヒマラヤの奥地に
3男=バージルとブレインズが急行して、
地上から強力な電波を照射します。
そして、間一髪、サンダーバード3号の逆噴射装置が作動して、
3号に搭乗していた末っ子(5男)アランとミンミンは、
無事に帰還することができたのです。

尚、ミンミンは、言語の英語の放送では「Tintin」なのです。
トレイシー一家の執事(料理人)=キラノの娘で、
アランとはどうやら相思相愛のようです。

そして、キラノは、マレーシアの富豪だった昔に、
このシリーズの敵役=フッドに騙されて莫大な財産を奪われて、
以後、様々な世界を渡り歩く中でジェフ・トレイシーに知り合い、
最終的にはパリ・ヒルトン・ホテルのジェフも務めた腕を買われて
トレイシー一家のサンダーバード計画に参加した・・・
という設定になっています。

こういった人物設定の凝り具合も半端ではありません。
サンダーバードの面白さの源泉は、どこにも手抜きの全く無い、
大人の本気の物づくりの素晴らしさにあるのだと思います。

その他、この回では、
国際救助隊の開発・研究の頭脳であるブレインズ
(数学の天才という設定)が、その天才的な資質を披露します。
但し、真面目一辺倒な描写ではなく、
かなりコミカルな演出が施されています。
"モンティー・パイソン"や"ミスター・ビーン"といった
大人向けのジョークに伝統のある国=イギリスで
制作されているからこその味わいでしょう。

バリー・グレイの音楽も素敵です。
メインテーマは、何回聴いてもワクワクします。
また、様々なシーンに流れるちょっとした背景音楽も、
気をつけて聴くとメインテーマの何らかの要素を駆使した
巧妙な変奏になっていることが多く、
グレイの手腕の確かさが伺われます。

さて、今日の写真は、勿論、サンダーバード3号です!

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-サンダーバード3号

昨年のISCM国際現代音楽協会の世界音楽祭ポルトガル大会に出席した訪問記を再掲載しています。

暫くの連載となっています。どうぞご覧ください。

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《ISCM World New Music Days 2025 Portugal》訪問記の本編は、

回を重ねて今日で第7回となりました。

 

6月6日午前中のISCM総会最終セッションの終了後、

同じ会場 O'culto de Ajuda (Miso Music 自前の実験的イベントスペース)での

ライドスピーカーオーケストラ演奏会(音楽祭コンサートno.22 & 23)には、

既に二日前の記事で触れました。

その後の6月6日の夕方・夜公演、そして最終日の6月7日の夕方・夜公演は、

それまでの所謂"現代音楽界のコンサート"という雰囲気から一変して、

WNMD2025の"ファイナルクライマックス"という盛り上がりを見せてくれました。

 

6月6日夕方に、ベレンの国立馬車博物館新館の前の広場からチャーターバスに乗って、

リスボン市街北側の新市街地に在るグルベンキアン財団ホールに向かいました。

1993年に拙作『PHONOSPHERE I 〜尺八と管弦楽の為に』の欧州初演が行われた

コンサートホールを久しぶりに訪ねる機会となりました。

 

 

開演まで少し時間があったので、建物の裏手にある広大な庭園につながる

テラスエリアにあるカフェで、しばしISCM参加者の各国の皆さんと談笑してから、

会場の大ホールに向かいました。

 

 

ホールに入るや否や、1993年と変わらない素敵な雰囲気に記憶が呼び起こされ、

懐かしさが込み上げてきました。ステージ奥の壁面がガラス張りで、

中庭を望める特徴的な大ホールの佇まいは、32年前と変わっていませんでした。

 

 

会場にはグルベンキアン管弦楽団のファンも多いのでしょうか、

現代音楽のみの演奏会ながらほぼ満席の盛況となり、

大ホールは開演前から熱気に包まれました。

 

 

【Sound Steps / Gulbenkian Orchestra】(音楽祭コンサートno.24)は、

ポルトガルを代表するオーケストラとして著名なグルベンキアン管弦楽団、

指揮:Jose Eduardo Gomes によって、

それぞれに個性を放っていた4作品が演奏されました。

 

このオーケストラ演奏会の華やかな盛り上がりで、

WNMD2025音楽祭は一気にファイナル・クライマックスに向かって

盛り上がって行ったのでした。

 

↓ 【Sound Steps / Gulbenkian Orchestra】(音楽祭コンサートno.24)

   のプログラムをリンクしておきます。

 

このリスボンの地にグルベンキアン財団が本拠を構えたことが、

ポルトガルの文化の発展に大きく寄与していることは明白です。

バレエ団や美術館も併設されているグルベンキアン財団については、

後日の記事で少し詳しく紹介する予定です。

 

 

 

2023年の1月末日をもって惜しまれつつ閉館となった東急百貨店渋谷本店の1階に片隅に
嘗て展示してあった、昭和40年頃の渋谷駅のジオラマを撮影した写真を
先週から毎日1枚ずつアップしています。

今日のカットは、明治通りと一体になった
東口広場の都電風景を南側から俯瞰したものです。

渋谷駅東口の都電風景

昭和40年頃の渋谷駅東口には、
都電の数多くの路線が集結していました。
左側の行き止まりになっている線路が、
手前側の天現寺・中目黒方向に向かう線路です。
青山方面からループ状に渋谷駅にアプローチしてくる
線路は、右手前から進入して、
上方で宮益坂方向に右折して折り返していきます。

写真のほぼ真ん中に立つ建造物は、ポイント切り替えや
各電車に行き先を伝達する監視塔です。
何とも懐かしい風景です。



アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第227巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

JR化後のリフレッシュで登場した常磐線特急オリジナル塗装を纏った

JR東日本の485系の先頭車=クハ481形の涼やかな姿をお楽しみいただけます。

ヘッドマークはもちろん「ひたち」です。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第227巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

国鉄時代の1972年から485系グループに気動車から置き換えられた、

常磐線の特急「ひたち」は、JR移行後にシートの交換などのリフレッシュが行われ、

塗色も「ひたち」専用のオリジナルカラーとなりました。

後続の新型電車、651系やE653形の導入によって、1998年に引退となりました。

 

 

次のページは、箱根登山鉄道1000形「ベルニナ号」の特集です。

「ベルニナ」の愛称はスイスの姉妹鉄道に因んだものです。

80パーミルの急勾配と半径30メートルの急カーブを擁する箱根登山鉄道は、

昭和初期に導入したチキ1〜3形を戦後に車体の鋼体化などを経た

モハ1〜3形の計14両で長らく運行されていました。

そして、1981年に同社において45年ぶりの新型車として導入されたのが、

この1000形「ベルニナ号」だったのです。

旧型車の吊り掛け駆動方式からカルダン式に変更され、

ブレーキシステムも強化されて、外装デザインも一気に現代的な新型車の登場は、

大きな話題となって、観光客にも好評を持って迎えられました。

当初は2両固定編成で登場しましたが、その後の輸送力増強のために

後発新型車の2000系の中間車(2200形)を組み込んで、

現在では3両固定編成2本が活躍しています。

 

 

更にページをめくると、オハ24形「ロビーカー」の特集です。

寝台特急の長時間にわたる乗車の中で"くつろぎの場"となっていた「ロビーカー」は、

国鉄晩年に東京ー西鹿児島間を結んでいた「はやぶさ」で運用が開始されました。

その後、JR初期にかけて多くのブルートレインに導入されました。

「ブルートレイン」の旅によとりを演出する存在でした。

 

 

「鉄道建築」シリーズは、九州鉄道記念館の特集です。

九州の玄関口だった門司港駅は、2019年に保存修復工事を終えて

グランドオープンとなりました。その門司港駅のすぐ隣にある歴史的建築が、

現在では九州鉄道記念館本館となっています。

1891年(明治24年)に建てられた赤煉瓦の本館は、初代九州鉄道の本社社屋です。

その建物を中心に、2003年に開館した九州鉄道記念館は、

門司港レトロ地区の中核施設になっています。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、高速化を目指して開発された世界初の振り子指揮気動車、

JR四国2000系特急形気動車の特集です。

四国の国鉄路線は急カーブが多く、さらに土讃線では急勾配という障害もある。

そういった悪条件を克服して高速化を目指すべく、鉄道総合研究所とともに

開発を進めて1989年に登場した車両が、この2000系という訳です。

今では、後続の新型車、2600系や2700系の登場で活躍の場が減ってきているものの、

まだ現役で活躍を続けています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

日本のクラシック音楽シーンにおける師走の風物詩として、

ベートーヴェンの「第九」が盛んに演奏されるという特色を挙げることができます。

2020年から2022年あたりにかけては、

新型コロナウィルス禍の影響で公演数は大幅に減少しましたが、

録音や動画配信等でお楽しみになった方も多いことでしょう。

 

その2020年は、楽聖=ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン

(1770-1827)の生誕250年にあたりました。

小学校高学年の頃からオーケストラを聴くことに強い興味を持つようになった私に

とって、ベートーヴェンの交響曲の交響曲全曲を聴くことが先ず最初の目標でした。

カラヤン指揮:ベルリン・フィルの演奏会で、ベートーヴェンの田園と第5

というプログラムを聴いた時の情景は、まだ脳裏に鮮明に残っています。

明日から9曲の交響曲をあらためて番号順に探訪していく予定ですが、

今日はまず、私のベートーヴェンへの畏敬の念の一端を述べておきたいと思います。

 

写真:「第九」フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管弦楽団盤(LP)

 

"クラシック音楽"いうジャンル名にそのまま使われている、

古典派(クラシカル)の時代は、実は一つの時代として括ることが

難しい面を持っていると考えられます。なぜならば、

フランス革命・ナポレオンの登場がこの時代を前後に分断しているからです。

 

ハイドン(交響曲や弦楽四重奏曲の父)や

モーツァルト(オペラや協奏曲を飛躍的に発展させた大天才)の

前半生は、神聖ローマ帝国の封建社会の柵の中に在りました。

 

当時としては長生きをしたハイドンは、

晩年になるとロンドンのザロモンに招聘されて

ロンドンで多数の交響曲を発表する機会に恵まれましたが、

このことには、フランス革命以降の時代の息吹と、

イギリスに始まった産業革命による経済の発展と都市文化の興隆、

などの影響があると考えられます。

 

モーツァルトに至っては、自ら封建社会の柵をかなぐり捨てて、

(同時期の日本にたとえるならば、坂本龍馬のように脱藩して)

単身ウィーンに乗込んで、謂わばフリーランスとして活動を始めました。

フランス革命以後の時代の芸術家の在り方を先取りした訳です。

 

そして、若手から壮年期・全盛期をフランス革命以降の時代で過ごした

ベートーヴェンは、雇い主の依頼に応じてせっせと曲を書く職人の時代から

自分が納得するまで作品を推敲した上で世に問う芸術家の時代に移行したことを、

その作品群から明確に感じさせてくれる存在になったのでした。

 

私個人としては、ソナタ形式などの楽曲構成原理の活用法の革新の見事さ、

動機労作を駆使して作品全曲に有機的な意味を持たせて

ひとつの音宇宙に仕立て上げる見事さを筆頭とする創意工夫と、

音楽そのものの精神的質量の拡大に、大いに興味をそそられてきましたし、

敬服してきました。

My Spiritual Teacher の一人であることは言うまでもありません。

 

では、明日からの交響曲第1番〜第9番の探訪を、どうぞお楽しみに!

 

写真:《運命&未完成》カラヤン&ベルリン・フィル盤(LP)

 

今日は、日本でも英国でも第2回に放送された
~ジェット“モグラ号”の活躍~のご紹介です。

 


この“ジェットモグラ”は、数あるサンダーバードの装備・機材
の中でも、ずば抜けた人気を誇るものでした。

キャタピラで走行する台車に乗って地上を自走して、
目標地点の到達するとダンプカーよろしくドリル部分の後部を持ち上げて、
ドリルがまわりはじめるやいなや、ドリル部分のみが地下に進んでいく、
という凝ったメカでした。
そのリアルさは半端なものではなく、
現実の社会に明日にでも本物が登場するのではないかと、
子供心に期待を抱かせてくれるものでした。

ですから、プラモデルも相当に売れたと思います。
男の子を夢中にさせるキャラクター・メカでありました。

また、この回は、ゲストメカも非常に面白いのです。
四つ足で荒れ地を自走する軍の機材=“毒蛇”が登場します。
昆虫怪獣のようにも見えて、実にユニークです。

手作りでアナログで、このようなシーンを撮影して、
毎週放送する番組を制作していった現場の苦労は、
それは凄まじいものであったと想像されます。
でも、きっと、楽しくて楽しくて仕方がないという
心持ちで、制作にあたっていたのだと思います。

・・・ジェットモグラの雄姿・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ジェットモグラ


さて、昭和40年頃の渋谷駅の模型(ジオラマ)の写真をご紹介しましょう。
嘗て渋谷の東急百貨店本店に展示されていた精巧なジオラマの、
国鉄(現・JR)ホーム付近のクローズアップです。
当時、103系(黄色/カナリア色)電車と103系(黄緑色/ウグイス色)電車が、
両方走っていた風景が思い出されます。


$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-渋谷駅国電ホーム(模型)

昨年のISCM国際現代音楽協会の世界音楽祭ポルトガル大会に出席した訪問記を再掲載しています。

暫くの連載となっています。どうぞご覧ください。

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《ISCM World New Music Days 2025 Portugal》訪問記の本編も6回目となります。

今日は音楽祭そのもののレポートをお休みして、コンサート等のイベントの合間の

食事の事情についてお話ししましょう。

 

 

多くの国際現代音楽祭では、1日に数公演のイベントがスケジュールに組まれ、

それに加えて会議代表は総会などの会議にも出席しなくてはならないことが多く、

その多忙なスケジュールの中で食事をすることに苦労があす場合があります。

 

今回の私のリスボン滞在の場合は、音楽祭指定ホテルの朝食ビュッフェが

とても美味しくて、毎朝そこで十分に鋭気を養って1日をスタートできたことが、

健康で快適な滞在を保証してくれる基盤となりました。

 

↓ 音楽祭指定ホテル=Vila Gale Opera のエントランス

 

音楽祭=WNMD2025の主催者 Miso Music の心遣いも素晴らしかったです。

自前の実験的イベントスペース O'culto da Ajuda の

客席エリアの片隅に手製のBARコーナーが設られていて、

総会の珈琲ブレイクや総会終了後の昼休みなどに、

飲み物やポルトガル家庭料理を供してくださり、

音楽祭参加者は大いに助かったのでした。

 

↓ 白い壁にボトル類が並ぶ辺りがBarコーナーでした。

 

また6月4日の午後には、欧州系支部の提供によるランチパーティーが、

ベレン文化センターにテージョ川沿いにあるピッツァリアで催され、

参加者同士の自己紹介ワークショップなども行われて、

和気藹々の雰囲気となりました。

 

そんな中で、たまには自力で地元のカフェやレストランで食事をしてみようと、

下の写真のようにポルトガルらしい雰囲気での食事を楽しみました。

 

一度目は6月3日の午後に、ベレンの街中のトラムの停留所の側の

路上に張り出したビストロを見つけて、魚料理を楽しみました。

白身魚のオイル焼き野菜添え、チーズ、パン、そしてサングリア、

という組み合わせを、のんびり楽しみました。

そよ風が心地よく、また時折通り過ぎるトラムの風情が、

ポルトガル&リスボンらしい情緒を醸し出してくれました。

 

二度目は6月4日のサン・ルイス市立劇場での夕方公演と夜公演の間の時間に、

旧市街の広場の路上にあるカフェに眺めの良い席を見つけて、

モヒートとバジル味のパスタの組み合わせの軽食を楽しみました。

 

実は、このカフェは懐かしさのあまり飛び込んだのでした。

1993年の私の最初のリスボン訪問(6月25日の記事参照)の際に、

旧市街を彷徨っていた時に入ったところだったのでした。

下の写真はその時に撮ったショットで、このブログを2011年1月に始めた時の

最初の記事にアップしたものです。

リスボンの街並

 

下の写真は、今回2025年6月の写真です。

カフェのすぐ脇をレトロなトラムが通り過ぎるロケーションは、

全く変わっていませんでした。

 

 

 

 

その他、ベレンの海洋博物館のエントランス手前に在った

ジェラートBARのアイスクリームも美味しかったですし、

深夜まで開いていたホテルのロビーBARにも何度かお世話になりました。

 

音楽祭のタイトなスケジュールの中で見出す食の楽しみも、

時には良いものです!

 

さて、明日からはまたWNMD2025音楽祭の本題に戻ります。

 

2023年の1月31日に閉店した東急百貨店渋谷本店の1階に片隅に
嘗て展示してあった、昭和40年頃の渋谷駅のジオラマを撮影した写真を
このところ毎日1枚ずつアップしています。

南側からのカットの真ん中に鎮座しているのは、
建設途上にあった首都高速3号線の工事現場です。

玉電を廃止して、東名高速と繋がるこの3号線が
国道246号線(青山通り&大山街道)の上に
急ピッチで建設されていました。

首都高速3号線が建設途上の南側

東横線渋谷駅を跨ぐ形になっていますが、
そのホームに停車中の電車が、
これまた懐かしい車両達です。
詳しくは後日の記事で紹介しましょう。