アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第227巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

JR化後のリフレッシュで登場した常磐線特急オリジナル塗装を纏った

JR東日本の485系の先頭車=クハ481形の涼やかな姿をお楽しみいただけます。

ヘッドマークはもちろん「ひたち」です。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第227巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

国鉄時代の1972年から485系グループに気動車から置き換えられた、

常磐線の特急「ひたち」は、JR移行後にシートの交換などのリフレッシュが行われ、

塗色も「ひたち」専用のオリジナルカラーとなりました。

後続の新型電車、651系やE653形の導入によって、1998年に引退となりました。

 

 

次のページは、箱根登山鉄道1000形「ベルニナ号」の特集です。

「ベルニナ」の愛称はスイスの姉妹鉄道に因んだものです。

80パーミルの急勾配と半径30メートルの急カーブを擁する箱根登山鉄道は、

昭和初期に導入したチキ1〜3形を戦後に車体の鋼体化などを経た

モハ1〜3形の計14両で長らく運行されていました。

そして、1981年に同社において45年ぶりの新型車として導入されたのが、

この1000形「ベルニナ号」だったのです。

旧型車の吊り掛け駆動方式からカルダン式に変更され、

ブレーキシステムも強化されて、外装デザインも一気に現代的な新型車の登場は、

大きな話題となって、観光客にも好評を持って迎えられました。

当初は2両固定編成で登場しましたが、その後の輸送力増強のために

後発新型車の2000系の中間車(2200形)を組み込んで、

現在では3両固定編成2本が活躍しています。

 

 

更にページをめくると、オハ24形「ロビーカー」の特集です。

寝台特急の長時間にわたる乗車の中で"くつろぎの場"となっていた「ロビーカー」は、

国鉄晩年に東京ー西鹿児島間を結んでいた「はやぶさ」で運用が開始されました。

その後、JR初期にかけて多くのブルートレインに導入されました。

「ブルートレイン」の旅によとりを演出する存在でした。

 

 

「鉄道建築」シリーズは、九州鉄道記念館の特集です。

九州の玄関口だった門司港駅は、2019年に保存修復工事を終えて

グランドオープンとなりました。その門司港駅のすぐ隣にある歴史的建築が、

現在では九州鉄道記念館本館となっています。

1891年(明治24年)に建てられた赤煉瓦の本館は、初代九州鉄道の本社社屋です。

その建物を中心に、2003年に開館した九州鉄道記念館は、

門司港レトロ地区の中核施設になっています。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、高速化を目指して開発された世界初の振り子指揮気動車、

JR四国2000系特急形気動車の特集です。

四国の国鉄路線は急カーブが多く、さらに土讃線では急勾配という障害もある。

そういった悪条件を克服して高速化を目指すべく、鉄道総合研究所とともに

開発を進めて1989年に登場した車両が、この2000系という訳です。

今では、後続の新型車、2600系や2700系の登場で活躍の場が減ってきているものの、

まだ現役で活躍を続けています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。