眠れない夜、2時過ぎの徘徊中

僅かな街灯に照らされ浮かび上がる

路上の干からびたミミズの死骸を見ながら

ふとよぎった愚考

 

 

上矢印かつてこんな記事を書いた

最近の風潮を見るに付け

「むずがゆくて仕方ない」

「なんかかみ合わないな」

それがここに凝縮されている気がする

機会があれば再度お付き合いください。

 

どの言語で考えるかで
発想って変わってくることも
あるんじゃないか
英語って数学的なところがあるよね。

 

例えば78はsubnormal

abnormalではない

この2つの違い

abnormalは褒め言葉になり得るが
subnormalはそうではない。
abは離れるという接頭辞だから
上振れもある
subってのはsubmarineと一緒
下って接頭辞、
normalより上もあるabnormal
されどsubnormalは愚しかない

一瞥しただけで非常に分かりやすい

 

だからアブノーマルって

日本語でも使うが

図抜けた才能の持ち主を

凡人のヤッカミで揶揄する場合

が多いよね、この使い方は正しい。

サブノーマルって日本語じゃ使わないけど

意味としては良い意味は全くない。


対して日本語って情緒的。

これは本邦の培った文化で

素晴らしい側面もあるとは思う。

ですが英語で一目見て分かるような

わかりやすさに欠けて

どこか曖昧な所ってあるよね。

だから時を経て真逆の意味で用いられても

「言葉は変わる」なんて受け流すんですね。

これについても書きましたよ。

卑近な例だと防御率が上がる(下がる)ですね。

英語だとERA; earaned run average

自責点率で分かりやすいが

日本語は防御率と主客転倒させひねった表現にした。

故に投手側からみてネガの失点率(自責点率)と

本来はポジであるはずの防御率が

時代を経るに従って混同されて

防御率が悪化(良化)しようが

本来は真逆の概念であるはずの

上がる下がるが同時に使われ

日本語としては由々しき事態となった。

これは日本語の持つ曖昧さ特有の現象とも言えよう。

が、一読一聴して判別できぬのは大問題の筈だが

こういうことに限って

白黒つけないのが本邦のアカンとこ。

 

 

さて、話を元に戻して

日本語の情緒的曖昧さこそが

矛盾した概念ではあるが

却って「曖昧」さを放置できない

病的な潔癖性にも繋がっていまいか。

しかも困ったことに

防御率が高い低いのように

曖昧では困ることは

長年放置する一方で

どうでも良いことばかりに

目くじらを立てています。

 

やたら新しい概念で思慮もなく

突貫工事的に新しい言葉を

作りたがりますよね。

これがずっと曖昧を是としてきた反動、

陥穽なのかとも感じる。

 

曖昧で良いこと

どうでも良いことに白黒をつける

代表的な言葉が

「同時セーフ」

「勝利の方程式」

「進化」

「流れ」

散々書いたとおりだ。

 

日本語は情緒的、それ故に

実は逆に曖昧でなかったこともある。
虫の声とか日本語ならではなんですよ。

童謡「虫の声」

松虫はチンチロリン

鈴虫はリンリン

これって本邦ならでは。
全部一緒の騒音に捉える

言語が圧倒的に多いのです。

 

上矢印この記事は何年か前に

ブロ友さんも取り上げられていたと思います

 

よく言われるところの

「もののあはれ」ですよね。

これは曖昧さと表裏一体です。
しかし、その良ささえ失っていないか。

 

情緒的であることにより陥る陥穽に対しては

殊更に過剰反応する一方で

良さは失ってしまっている。

いわゆる西洋的概念との

きわめてグロテスクな

悪魔合体をし始めているように思えますね。

 

これまで散々説明して参りましたが

曖昧なこと

有効数字7桁で断言など

決して出来ぬこと

これを「科学」と称したmad scientist

しかし普段から何の哲学もない我々は

これを盲信し猛進してしまった、

コロナソードーはその典型なんですね。

噂に聞いたもののあはれ、

曖昧さはどうしちゃったの~

一転して根拠なきことに白黒をつけた、

ノーマスクというシンボルを見付けたら

テッテイハイジョです。

 

これじゃぁ救いがありませんぜ。
声に耳を傾けようとしない
虫の音はそれぞれ違うのに全部ムシキング

無知、うるせーばか

文句を言うのは障害者が多い
 

そうじゃないですよ。

虫の声はそれぞれ違います。

そっち方面は毛嫌いする

言葉かも知れませんが

それが本邦が培ってきた文化です。

ありがちな感性ではなく

松虫はチンチロリン

鈴虫はリンリン

こおろぎはキリキリ

くつわむしはガチャガチャ

うまおいがスイッチョン

電流火花がからだを走りながら

聞き分けてきたんですよ。

 

この木なんの木気になる木

人の声にも耳を傾けてみましょうよ

決して雑音だけじゃないはずですよ。

このしょ~もない事態

(止揚もない事態)から

抜け出してみましょうよ。

 

アクセス少ないから

リンク貼りまくっちゃうぞ、でごザルの巻