結果論その1

 

6.18試合後

 

岡田監督談話

『セーフティスクイズ言うても

正面付いたら

スタート切らなくて

いいじゃないですか

そう考えたら走塁ミスは5つやね』

 

走塁ミスが5つあったらしい

1.森下がタッチアップしなかった

2.2アウトから近本のゴロヒットで

二走梅野が3塁で止まった

3.小幡がタッチアップを躊躇した

4.そしてここで取り上げられた

前川のホーム突入

もうひとつは分からない

 

最初の2つは分かりますよ。

エース格の村上を

5回で交代させるリスクを背負って

勝負をかけたのだから

森下は絶対に走るべきだし

捕球した万波のあの体勢だったら

セーフになる確率が非常に高い。

(万波の実際の送球から

セーフだったってのは結果論)

梅野のも同様

万波のケース以上に

アウトになる確率は高そうだったが

突っ込むべきであるし

それ以前に何よりクロスプレーは

野球の華である。

 

だがセーフティスクイズは

どうだったろう。

抑もノーアウト一三塁

プロ入り初登板

突如制球を乱し

アップアップの細野に対し

初球セーフティスクイズのサイン

これって『焦り』じゃないのか?

 

そこを踏まえた上で

実際の映像がこれである。

もし三走の前川が

突っ込まなかったら

どうなっただろう。

細野が処理した時点で

一走の森下は半分にも達していない。

 

細野投手が二塁送球で

ゲッツーも充分あり得た

タイミングじゃないのか。

その場合2アウト3塁である。

 

前川が転けてしまい

アッサリアウトになったことに

苦言を呈するならまだ分かる。

理想はランダウンを

出来るだけ粘って

1ダウン2,3塁の形に

することだろう。

 

「鬼ごっこは楽しいもんやで

アッサリ転けちゃ勿体ないわな

お~ん」

これならオモロイのやけど。

 

監督は結果論で何でも

叩きすぎていないか。

1,2のような消極姿勢を

正すのは大いに結構。

しかしセーフティスクイズは

違うだろう。

あの「焦ってますよ」と

まるで申告しているような状況で

完璧な判断は非常に難しい。

 

にもかかわらず

森下、梅野のように

「走らないこと」ではなく

「走ったこと」を叩いた。

 

アウトになることを以て

咎められるとの意識を

プレーヤーに与えてしまったら

セーフのタイミングでも

走れなくなる。

これじゃ積極的走塁が

出来なくなっちゃうよ。

 

もしかしたら

1,2の森下、藤本コーチも

それで萎縮してる

ってこともあるんじゃないかな。

 

結果論その2

★佐藤の守備

10回郡司の三塁線

抜けたかの打球を見事に処理

一塁送球は完全じゃなかったが

アウトに。

実況も解説も絶賛

 

更にスゴイのは11回

五十幡のセーフティバント

これを素手でさばき

一塁へ矢のような送球。

こっちはMLB級のプレー。

更に言えば

集中力がなければ

絶対出来ないプレー。

 

しかしはしゃぎ方に違和感。

『守備が上手くなった』

と大騒ぎ。

二軍に落とされたことで

集中力が養われた

とか言い出すのかな。

 

佐藤はハデなプレーは

以前からあったんだよ。

だから糸井さんなんかは

GG取れるって囃していたんだ。

 

問題は普通のプレー。

運動神経に任せて

考えないで動いている場合は

見栄えのするプレーをするが

充分時間があるとき

スローイングが安定しない。

10回の郡司の送球でも

それが若干顔を覗かせている。

 

でも最悪期は脱したようだ。

コメントを見ても

呪縛が解かれつつあるようだ。

守備でああだこうだ

言われなくなることで

バッティングにも

好循環をもたらすことを期待。

 

★細野投手はやはり魅力タップリ

 

 

水谷瞬選手については

デビュー戦で要注目と

書きました。

 

 

ファイターズは楽しみですね。