アバ ウトに
★月曜日の聞き取りでのやり取り。
父のいない団地の広場にて。
ここら辺も他者と
話がかみ合わないのだが
「母と父の妄言は同じパターンですね
ただ……」
そう分析して言いかけると驚いたような声で
『えぇっ全然違いますよぉ』
『母はアルツ型で父は脳血管型で……』
なんて言われてしまう。
別に精密な脳検査をしたわけでもないし
そんなのはどうでもよろしいがなw
メンドーになったので
「7年前は似ていたんですよ」とだけ
後は話さなかった。
私が言いたかった
ただ……以降のこと
妄言にはバックボーンがある。
若いときに当時はまだ珍しいポケベルを
持たされ、真夜中の急な呼び出しにも
電話で応対していた父。
子どもが産まれてからは主婦業が主体で
学校側から押しつけられた
PTA役員の業務にも
12年近く忙殺させられていた母。
だから父は真夜中に譫妄に襲われ
電話をかけたがるのだろう。
電話をかけるのは0~7時くらいに
今のところ限られている。
母は朝や夕方に譫妄が酷くなり
やたら『家に帰る』と駄々をこねていた。
私はそう理解しながら
ずっと付き合ってきたわけである。
加えて双方理屈っぽかった人
おそらく一番厄介なパターン
プライドが高く反発が大きいのである。
そして、大きな違いが一つある。
7年位前の母は譫妄こそなかったが
プライドが非常に高く
対応を誤ると今の父とソックリで
烈火の如く怒り出すことがあった。
しかし直近ではこちらの言うことは
その場ですぐ忘れてくれるのだ。
だから母がシツコイ妄言を吐いても
こちらも気楽に
口からデマカセを言ったりした。
ずっと「家に帰る」と聞かない母に
『どこに帰るの』と
言ったところで無意味だから
『今、外に出てしまうと
アべシンゾーさんの命を受けた
御用提灯を持った岡っ引きがうろついていて
ご婦人を見かけると銭を投げてきて
捕まっちゃうんだよ』
この類いの応対で怒りの感情は湧くことなく
場合によっては笑ってもらえた。
ある意味頭の体操でw
どこか「大喜利」を楽しむような
ところがあった。
(これだって本当はノーマスクで以前のように毎日
スーパー往復が出来れば一番の薬だったんだけど……)
しかし父は違う。
こちらが対処を誤ると
すべて覚えており不信感・蟠りを
抱えたままなのである。
たとえ99%言うことにしたがっていても
1%のネガティヴが後々まで
残ってしまうから厄介だし
気が休まらないのだ。
ケアマネさんと楽しそうに話す父を見て
熟々それを感じさせられた。
他人はその場限りで
一緒に暮らしていないから
何でも流せるわけだ。
あれが欲しい、これがやりたい
殆どの要求は直ぐに応えているのだが
際限なく「ハイハイ」とは行かない。
真夜中の電話は止める必要があるし
真夜中の電気調理器の空だきも同様だ。
電話は受話器を強引に取り上げるのではなく
代わりにかけるふりでもダメで
不信感を買われてしまった。
最近は電話帳に自宅番号を登録し
それに自分でかけるようにさせて
話し中であることで電話を諦めさせる
ように工夫したが後の祭り
一度芽生えた不信感は消えてくれないのだ。
★本日看護師さんの訪問。
若くて活発、とても感じの良い方で
私は好感を抱いている。
ただ若気の至りもあって
小声ではあるが父の前で
「最近妄言はどうなんですか」
と私に尋ねてきたw
父が即座に
『お前は妄言があると言うが
そんなことは一切ないからな!』
私は慌てて
「穏やかでそんなことありませんよ」
と応答したのだが
看護師さんは自分のミスに気づき
平身低頭だった。
本当の答え:妄言は入所前より
悪化している^^;
現時点でも献身的で良い看護師さんだが
そうやってもっと良い看護師さんに
成長していくのだから
私も事を荒立てるつもりは微塵もない^^
むしろ父のホンネが聞けてスッキリしたかな^^;
いや~とにかく難しい。
客観的に見て(自分で言うなw)
生半可な知識だけに頼るより
常に現実を踏まえながら
よほど思考を巡らしているんだ よ
随分配慮しているはずなのだが
それでも、この為体なのです よ
やはり自分の心情が
なかなか理解されづらいのが一番ツライ
コバカにしているわけではないのだろうが
そう感じてしまうことが多いのだ。
だからこうしてブログで発散してるのです よ
net以外でも、私の声だって少しは参考になる
はずだと思い、それをお伝えしているのですが
ご専門のお立場からすると
アラばかり見えて仕方がないのでしょうね
まぁ父と同じ感情を抱いちゃっていますねw
私のは妄言ではないはずなのですが^^;
2年前からずっとですが、介護そのものより
通じないことが一番のストレスなのです よ
これって被害妄想じゃないです よ^^;
マスクの件とかお薬とかど~しよ~もねぇ よ
ドラクエの ハッサン です よ
ついでに
は ハッサン せず収束します
よ

