イタリア旅行記㉑(美の宝庫・ヴァチカン美術館へ) | 3ダックスの野望

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2019年11月からウン十年のブランクを経て
再びゴルフをはじめました☆
ゴルフうんちくも綴っていきます。


ただ今、公私共に忙しくて更新が遅くなっておりますm(_ _ )m
長い旅行記になると思いますがお付き合いの程よろしくお願いします。


日常の出来事は「なう」でボソッと更新しておりますので
お時間がある方は是非ともお立ち寄り下さい。




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        イタリア旅行記

     2013/12/29~2014/01/05


イタリア旅行記①(成田国際空港 ANA&UNITEDビジネスラウンジの紹介)
イタリア旅行記②(エバー航空 成田→台北 ビジネスクラス搭乗)

イタリア旅行記③(台北桃園空港 エバー航空ビジネスラウンジ:The INFINITY)

イタリア旅行記④(エバー航空 ビジネスクラス 台北→香港 搭乗)
イタリア旅行記⑤(香港国際空港で許留山のスイーツをいただく♪)

イタリア旅行記⑥(香港国際空港「PLAZA PREMIUM LOUNGE」レポ)

イタリア旅行記⑦(スイスインターナショナルエアラインズ ビジネスクラス搭乗)
イタリア旅行記⑧(チューリッヒ空港ビジネスラウンジ→スイスインターナショナルエアーラインズ ビジネスクラス搭乗)
イタリア旅行記⑨(ヴェネツィア到着♪→ホテル探しに悪戦苦闘→パニーノ食べて復活♪)
イタリア旅行記⑩(ヴェネツィア ホテル紹介「B&B Live In Venice」)

イタリア旅行記⑪(夜のヴェネツィアをぶらり散策→バールでカフェ♪)

イタリア旅行記⑫(魚市場→アカデミア橋→サンタマリアデッラサルーテ教会→サン・モイゼ教会)

イタリア旅行記⑬(サン・マルコ広場周辺→黄金に輝くサン・マルコ寺院に入館)

イタリア旅行記⑭(サン・ポーロ地区~サンタ・クローチェ地区の名所巡り)

イタリア旅行記⑮(ヴェネツィア カウントダウンからの~Buon anno!)

イタリア旅行記⑯(ヴェネツィアからイタリア高速列車“itaro”に乗ってローマ入り)

イタリア旅行記⑰(ローマ到着 ホテル紹介「B&B Roma Da Noi」)

イタリア旅行記⑱(トレヴィの泉→スペイン広場で大事件?)

イタリア旅行記⑲(ポポロ広場:サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の紹介)

イタリア旅行記⑳(ライトアップされたコロッセオ→レストラン&夕飯の紹介)  

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ローマ観光2日目。


この日はローマの街をたっぷり観光したかったので、早起きして仕度を開始!

家にいる時はいろいろやることがあって遅寝・遅起きな生活になってしまいますが、

旅行の時は歩き疲れてあっという間に寝落ちしてしまうので、

翌朝は信じられないくらい早くに目が覚めてしまいますアハハ

おかげで肌ツヤが良くなるので、いつもよりファンデの量が少なめで済みます(^_-)☆



■ホテル「B&B Roma Da Noi」 朝食

現地時間 2014年1月2日7時30分、支度を済ませ朝食を食べに行くことに。

ヴェネツィアのB&Bホテル同様、一応ここも朝食付きではありましたが、

食べる場所が隣りの建物に入っているバールでだったのでちょっと面倒でしたf^_^;

B&Bホテルにはそういうパターンもあるんだな~と勉強になりましたw


▼朝食をいただいた「BAR TABACCHI」




イタリアなどの南ヨーロッパでは、バール(またはバル)は軽食喫茶店、酒場を指します。

語源は英語のバー(Bar)に由来していますが、バーの様に酒類が主ではなく

コーヒー類を飲んだり、地域の情報交換の場所として利用されています。



店内に入ってまずはチェックイン時にもらった朝食券を渡します。

ショーケースにはたくさんのパンが並べられていていましたが、

朝食券で食べられるのはこの中の5種類の中から1個と、飲み物が1杯付いてきます。

朝からガッツリ食べたい人にはちょっと物足りないかもしれないけど、

私は基本、朝食を食べないのでこれだけで十分お腹がいっぱいになりました。





「バールでカプチーノ&ブリオーシュ(クロワッサンなどの焼いた甘いパン」

まさにこれがイタリアの典型的な朝食スタイルになります。

イタリアのカプチーノは本当に美味しくて2人して毎回注文しちゃいます(;´▽`A``

クロワッサンは冷凍したものをオーブンで焼いて出しているようですが、

皮がモチモチしていてなかなか美味しかったですよw







さぁ、朝食を食べた後は一旦ホテルに戻り荷物を持って観光に出発しました。

まずはテルミニ駅へ向い、そこからバスに乗って目的地へ向かいます。


▼朝のテルミニ駅



バスを下りてまず向った先は、美の宝庫・ヴァチカン美術館です。
美術館の近くへ来ると噂の『長蛇の列』が見えてきました。

世界中から観光客が訪れることもあり平日も休日も常にこんな状態らしい。

しかし最後尾から何時間待ちになるのでしょうか・・・

そんなことを考えながら私達は美術館の入口目指して進みました。





最後尾の人から早足で5分ちょっとくらい歩いたでしょうか・・・

ようやくヴァチカン美術館の入口に到着しました!

距離的にはそうでもないけどゆる~い上り坂が続くので結構疲れます(;^_^A

(現地時間 2014年1月2日9時30分)



さて、なぜ私達が長蛇の列に並ばずここまできたかというと、

インターネットからチケットの事前予約をしていたからです。

美術館入口は2つに分かれていて予約をしていれば右側からすんなり入れます。

開館直後や14時過ぎは比較的空いてる時間帯もあるようですが、

確実に時間短縮したい人はネット予約していくことをオススメします。


オンライン予約はヴァチカン美術館の公式サイトから簡単にできます。

チケット予約の場合、入館料に加え予約料(4€)が必要となります。(クレジット決済のみ)

メール添付で送られてきたPDFをプリントして持っていくことをお忘れなく!


▼ヴァチカン美術館入口






■ヴァチカン美術館(もしくはヴァチカン博物館)
歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館です。

カトリックの総本山ですが、キリスト教美術だけでなく、

古代ギリシャなど異教美術、世界の民族美術も多く収集・展示されています。


イタリア語で「Musei Vaticani」と複数形で表現されるように、

内部には法王庁や法王の部屋のほか、20もの博物館、美術館、絵画館、図書館があり、

古代(ギリシャ・ローマ)彫刻、エジプト美術、エトルリア美術、現代キリスト教美術など、

様々な価値ある美術作品であふれており「美の迷宮」とも証されています。

それ以外にも、ミケランジェロの絵画で知られるシスティーナ礼拝堂、

バチカン図書館、教皇庁の建物(ボルジア家の間も同時に見ることができます。


▼ヴァチカン美術館の入場チケット(ラファエロの「アテイネの学堂」の一部」



チケットを受け取りセキュリティチェックを抜けると、

左側に長いらせんスロープ、右側にとエスカレーターがあるのでお好きな方から上へどうぞ。

(ちなみに私達はエスカレーターを選びましたw)

上ヘあがるとその先に美術館へ入っていく階段がありますが、

私達は人の流れについて行き右側の中庭へ続く方へ進みました。






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▼ピーニャの中庭

ヴァチカン美術館に囲まれるようにあるのがピーニャの中庭です。

ピーニャというのは「松ぼっくり」という意味で

噴水として使われていたブロンズ製の松ぼっくりが置かれていることから

ピーニャの庭と呼ばれるようになったそうです。





中央にあるのがブロンズ製の松ボックリです。

この松ぼっくり1~2世紀頃頃にカンポ・マルツィオ地区に置かれていましたが、
8世紀末頃に旧サン・ビエトロ大聖堂の前庭の中央に移設され、

1608年にピーニャの中庭に移されたそうです。





中庭中央に置かれている直径4mのブロンズ製の球体は「球のある球体」です。

アルナルド・ポモドーロの作品で1990年にヴァチカン博物館のために作られました。

亀裂の入った球体から新しい球体が出現したかのようにも見えるし、

球体に球体がのめり込んだようにも見える、何とも不思議な展示物です。






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■ピオ・クレメンティーノ美術館

ヴァチカンが所蔵する古代ギリシャ・ローマ時代の作品の中でも
もっとも重要な彫刻の数々が並べられているところです。

クレメンス14世が創設し、ピウス6世の時代にあたる1784年に現在の状態に完成。

「ベルヴェデーレのアポロン像」が設置された「八角形の中庭」を中心に、

「ギリシア十字の間」「円形の間」「ムーサ達の間」「動物の間」などの12室に分かれています。

後のルネッサンス期の芸術家であるミケランジェロをはじめ

多くの芸術家たちに影響を与えた彫刻品が並べられています。



【八角形の中庭】 周りにはローマ時代の彫刻が陳列されている。




【円形の間】

巨大な一枚岩の斑岩を彫り出した水杯とブロンズのヘラクレス巨像(画像・右)がある。



【ムーサたちの間(天井のフレスコ画)】

ムーサとは、文芸を司る女神のこと。天井画にはアポロンとムーサ達が描かれています。




【動物の間】

たくさんの動物の彫刻像が展示されている。




【ピーガの間】

中央に古代ローマ時代の「二頭立て戦車」(紀元1世紀頃の作品)が展示されている。




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さぁ、次へ進んで行きましょう。


ピオ・クレメンティーノ美術館からラファエロの間へ続く長い通路には、

ろうそくを立てるための台である燭台(しょくだい)が飾られた「蜀台のギャラリー」

キリストの一生が織られたタペストリーが展示されている「タペストリーのギャラリー」

中世以降のイタリアや教皇領などの古地図が展示された「地図のギャラリー」と、

豪華なギャラリーが続いていきます。特に「地図のギャラリー」の天井の美しさは必見!




【大蜀台のギャラリー】

2~3世紀にかけて古代ローマ帝国で制作された彫像や石棺が展示されている。




【タペストリーのギャラリー】

テーマは 『 キリストの一生 』 。

ラファエロの弟子たちの下絵に基づいて織られたタペストリーが展示されている。




地図のギャラリー】

16世紀にイニャッツィオ・ダンティに描かせた40枚の地図のフレスコ画が飾られている。

天井の美しさは必見ポイント!






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■ラファエロの間

3つのギャラリーを抜けて、いよいよ「ラファエロの間」へやってきました。

1508~1524年にかけてラファエロとその弟子たちが制作した作品を収蔵下部屋で

「コンスタンティヌスの間」「ヘリオドロスの間」「署名の間」「ボルゴの火災の間」と

4つの部屋から構成されています。その中でも特に有名なのが、

16世紀初めにユリウス2世の書斎兼図書室として造られた 「署名の間」で、

「アテネの学堂」や「聖体の論議」をはじめ、「2つの真理、美、善」という

人間の精神正解を表現したラファエロ作の4湯の壁画は必見です!




①ラファエッロの間 第1室 『コンスタンティヌスの間』

ローマ帝国皇帝・コンスタンティヌスの生涯が四方一面に描かれています。

公式行事やレセプションのために造られたこの部屋の絵画は

ラファエロ自身によるものではないため他の間ほど有名ではありません。






②ラファエッロの間 第2室 ヘリオドロスの間

部屋の名前は、その絵画の一つから取られています。

この部屋では神またはキリストが教会に与えた保護を主題とした絵画が描かれている。


【ヘリオドロスの神殿からの追放】

画像はwikipediaよりお借りしました。




③ラファエッロの間 第3室 『署名の間』

元々はユリウス2世の書庫であり、学習に供された部屋であった。

署名の間は、「神学」、「正義」、「哲学」、「詩」を表現していると云われ、

この4つを擬人化した天井画も必見ポイント!



【アテネの学堂】

プラトン、アリストテレス、ソクラテス、ピタゴラスなど
古代ギリシャの偉人・哲学者を一面に集約し、人類の英知を壮大に表現した、
ヴァティカン芸術の中でも屈指の名作『アテネの学堂』。
キリスト教とギリシア哲学との調和を意図した絵画とされています。



【聖体の論議】

絵画中では地上と天上の両方に広がる存在として教会が表現されている。


【パルナッソス】

この絵画では、アポローンとミューズの周囲に、当時の詩人が多く描かれている。






④ラファエッロの間 第4室 【ボルゴの火災の間】

この部屋の絵画の題材はレオ3世とレオ4世の生涯から取られており、

「ボルゴの火災」、「レオ3世の宣誓」、「レオ3世のカール大帝への授冠」、「オスティアの戦い」と

4つの絵画が描かれています。「ボルゴの火災」はラファエロが構図を完成させてはいたが、

他の3つの絵画にはラファエロの関与はなく弟子によって描かれものです。



【ボルゴの火災】

847年にバチカン近くのボルゴという町で起こった大火災を

レオ4世が祝福により鎮火した奇跡を描かれている。



【オフティアの戦い】

オスティアの海戦でレオ4世がサラセン人を打ち破ったことを描いた絵画。





【ラファエッロの間 天井画】

神学、哲学、法律、詩の象徴像が描かれている。

中心には天使たちがヴァチカンの紋章を掲げている。






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■システィーナ礼拝堂

この礼拝堂は現在も法王選挙などヴァチカン市国の重要な行事で使用されています。

それもあってかどこよりも警備が厳重で内部の写真撮影は禁止!
カメラを構えようものならすぐに注意されますのでご注意下さい。

またお喋りも厳禁で少しでもザワついてくると係員が「シー」と静止します。

それだけ神聖な空間であり静粛な場・・・ということなんでしょうね。


▼システィーナ礼拝堂(画像はWikipediaさんからお借りしました)



ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ペルジーノ、ピントゥリッキオら、

盛期ルネッサンスを代表する芸術家たちが描いた数々の装飾絵画は

ルネッサンス芸術の最高傑作と謳われています。

特にローマ教皇ユリウス2世の注文でミケランジェロが描いた天井画『天地創造』と、

ローマ教皇クレメンス7世が注文し、ローマ教皇パウルス3世が完成を命じた、

『最後の審判』はミケランジェロの絵画作品の頂点とされています。


▼『最後の審判』(画像はWikipediaさんからお借りしました)




画像で見てもその素晴らしさは伝わるかと思いますが、

圧倒的な迫力と色彩の美しさはその数千倍も素晴らしいものでした。

せっかくなので隅々まで見てみたいという気持ちはあるのですが・・・

立ったままずっと上を見続けているのは結構な苦痛でしてあせる

程ほどのところで切り上げることにしました。





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入館してからずっと歩きっぱなしで疲れたので、

美術館内にあったこちらのカフェでちょっと休憩をすることにしました。

(現地時間 2014年1月2日11時0分)


かなり大雑把に見学してきたのに時計を見たら

入館してから1時間半も経っていたのでビックリしちゃいました!

これじゃ~真面目に見たら確実に半日以上はかかりますね。

さすが世界最大級の美術館です。





飲み物くらいしかないのかな~と思っていたら

サンドイッチ、サラダ、ケーキ、お菓子、コーヒーやジュースと種類はかなり豊富。

座ってゆっくり休憩したい人は階段を降りるとテーブル席があるのでそちらでどうぞ。

後で知ったんですがセルフサービス形式のレストランも入っているようなので

大腹が空いた人は歩き疲れた足を休めつつ腹ごしらえをするのもいいかもしれませんね。





旦那に注文を任せたらカプチーノの他にティラミスまで買ってくるという贅沢ぶり・・・

私は甘いのを食べる気分じゃなかったので一口だけ食べて後はすべて旦那へ贈呈。






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休憩したら足の疲れも引いてきたので出発することに。


最後に、ヴァチカン美術館の出口にある二重らせん階段で締めくくりたいと思います。

ネットでヴァチカン美術館を検索するとよく出てくる画像なんですが、

1本の階段に見えますが実は上りをと下りで別通路になっています。
画像で見ると1本にしか見えないのにね~ホント不思議です。






外に出ると、朝の長蛇の列はだいぶ解消されていました。

ガイドブックによると、比較的空いているのは開館直後と14時過ぎだと書いてありますが、

でも一番オススメなのはやっぱりオンラインから事前予約して行くことかな!

手数料(4€)がかかりますが、それだけの価値は絶対にありますよ(*^-^)b







さぁ、大変長らくお待たせしましたm(_ _ )m


続いては、生きている間に1度は行きたいと思っていたあの場所へ・・・


あの場所へ行ってきました。





念願のあの場所へ・・・いよいよ足を踏み入れます!







つづく・・・。







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