浪人生に伝えたいこと 1 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

残念ながら今年度の入試で合格を掴むことが出来ず、リトライをすることになった諸君に。

 

私も30年前には浪人していました。河合塾千種校1994年度の大学受験科生です。

私自身に浪人経験があるので、今のあなたの気持ちは分かります。

天下無敵の高校生から、社会的カーストの外側にまで投げ出されてしまった状態が気持ちを弱らせていることでしょう。

春うららかな桜並木も色合いを全て失い、白黒の世界に捨て去られた自分を憂いていることでしょう。

 

4月当初は、そんなつらい想いをするものです。自分だけ取り残されてしまったことがつらく恥ずかしくも感じるでしょう。

しかしその想いは長くは続きません。まあ長くて夏までです。夏を過ぎれば、憂いを感じる間もなく一日が一瞬で過ぎ去っていきます。この身分に慣れるまで、少しの間辛抱してください。無心で頑張ってください。

 

大変な気持ちになることはたくさんあると思うのですが、一つだけ守ってもらいたいことがあります。それは、朝を大切にすること。

何時に寝るのかは、なかなか一定にすることはできないかもしれません。でも、朝は決まった時間に行動を開始してほしいのですよね。予備校生であれば、朝は決まった時間に登校すること。

ダルイ日もあるでしょう。でも朝だけは頑張ってください。ダルイけど朝は登校して、昼からサボって映画を見に行く、ということであれば、それは私は悪いとは思いません。有効な休憩は、受験勉強に必須なことですから。

でも、朝から後手を踏んでしまうと、おそらくは一日後悔が付き纏います。朝に起きられなかった後悔が、ズルズルと自分を支配してしまうことでしょう。

本当にダルければ、朝起きて予備校を踏むだけでもいい。踏んだら帰ってもいい。というくらいのルールにしておきたい。もちろん発熱は休みのルールで。

 

それで何とかなるよ。朝が起きられなくて仕事をクビになった知り合いは私にはいない。

今年の一年間は、仕事よりもずっと重要な一年だから。

 

いくた