朱に交われば赤くなる効果については、私は本質的に支持していない | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

先日、南女出身の医学部生チューターにこんな質問をしてみた。

「南女に行かなかったとしたら、医学部を目指していたか?」

彼女の答えは

「南女に行っていなくても、きっと医学部を目指していたと思う。しかし、南女には医学部を目指す人が多いから、周りの影響で医学部を志願している人もいるとは思う」

 

親御様の中には、偏差値の高い学校に行けば、周囲に感化されて、子供の偏差値も高くなると思っていらっしゃる方もいるかもしれない。

それは人によっては正しいのかもね。でも私はそのようには感じていない。


世の中には、朱に交われば赤くなるという言葉はあるが、どちらかと言えばネガティブな使われ方をする方が多い。良い意味でそういった感染が起こってくるのかは分からないというより、あまりないように感じるのだが。


朱に交われば赤くなっても、すぐに色落ちすると思うんだよね。

だから時々言うのだけれども。無理矢理偏差値の高い学校を選んでしまうより、個々の適性に合った学校選びをしてあげたい。


しかし、それは現実的には不可能だ。

東海地区では私立中学は少な過ぎるから。東海地区でなくても、偏差値に逆らって学校選択ができる家庭がどのくらいあるのか。


ゆうゆくんの例をみても思うのだけれども、高い偏差値の第一志望ではなく、番手校に入って、着実に伸びていって、夢を掴むパターンというのは少なくないどころか、かなり多いと思うんだよね。


しかし、無理にでも高偏差値帯に突っ込んで、そのステータスを味わいたいという気持ちも理解できるからね。


いくた