今日の記事を書く前に、自分の立場をはっきりと示しておかないといけません。
私には子供がいません。人の親になったことはありません。
ですので、中学入試について偉そうな記事は書いていますが、本質的に皆様と同じ気持ちにはなれるはずはないのです。私は単なる一介の学習指導員としてブログを書いています。親御様のお書きになる、子供を本当に豊かに育もうとするものとは異なります。
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東海地区の入試がすべて終わりました。この終わりは新しい始まりへと繋がります。
中学受験の日々を振り返ってみて、どのように思われるでしょうか。
この記事を読んでいる方の少なくとも半数、もっとそれよりも多い方は、中学受験で夢を挫かれた人達です。熱望した学校から不合格をもらった傷心の親御様です。
不合格になったときに、どのように感じられたでしょうか。「自分のせいだ」とか「自分の責任だ」とか「母親失格だ」とか
絶対にそう感じますよね。そんなことを全く思わない親なんていないですよ。
中学受験での夢は誰のための夢だったのか。それはもちろん子供のためのものであり、その夢は子供自身の夢だったはずです。しかし、この道の終わりまで来て感じたことでしょう。その夢が自分の中にあったもの、自分自身の宿願であったことを。
そして自責の念に駆られている方も少なくないはずです。
”自分の見栄とエゴで、子供の人生を台無しにしてしまった”
私には子供がおりませんから、この道を親としては歩んだことのない人間です。ただただ第三者として見守っている中で思っています。
”確かに中学受験は親の見栄とエゴである”
しかし、私はその見栄とエゴが本当に素晴らしいものに感じます。
なぜなら・・・今日の日が来る前にも、この受験がそういった様々な気持ちを綯い交ぜにしたものであることは、十分に気が付いておられたはずです。それでも今日まで邁進して来られたのは、お母様の深い愛情によるものではなかったでしょうか。見栄もエゴも含めて、一回巡って無償の愛に昇華されているのでしょう。
しかし残念なことに、世の中にはこの道のことを知らない人や、本当に薄汚れたエゴイストもいるものです。そんな人はあなたのことをナジルでしょう。
それはママ友?親戚?ああああ、アメブロでは流行りのトメさんとか?
「あんなに勉強させて、お金もつぎ込んで、〇〇中学しかいけないの?」「結局、公立中学に来るのなら、何のために塾にいってたんだい(爆笑)」
まあでもそうですよね。この道を知らない人は本当に知らないのだから。富士山に登ったことのない人が言ってるみたいなものです。
「何のために富士山に登るの?疲れるだけじゃない。子供も一緒に登らせるなんて、虐待と一緒じゃない?」
こういうのを、巷ではエアプと呼ぶらしい。
そんなやるせない想いを抱えたときには、アメブロに戻ってきてください。
受験終了を期に、アメブロも卒業してしまう人がたくさん出るものです。それは仕方ない。前向きな出発をするためには、以前の想いを消し去ることも必要ですし。
しかし・・・ここにいる人達は顔も知らない人ばかりだけれども、お互いに同志です。同じ苦しみを分かち合ったもの同士です。この道は知っている人しか知らないものですから。(アメブロガーの一部にはイタイ人もいますけどね。)
これからまた新一年節2025の戦いが始まります。その御家庭の悲哀と奮闘と絶望と希望と困惑と狂乱と静寂と祈りを見守ってください。今度はこの道の酸いも甘いも知り尽くしたエキスパートとして。
私も少なくともあと六年、今の六年生が次の大試練を迎えるまでは書き続けたいと思います。次の試練は甘くないですよ。私も大学受験には厳しい目しかありません。
中学受験の道。この道が何だったのか。どんな意味があったのか。どこに通ずる道なのか。
そういった悟りは、それぞれ別々に与えられるものであるし、悟りには何年かかかるでしょう。
ただ、誰もが最終的に分かるはずです。
この道はあるべき道であったこと。
いくた
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