サミットの先のサミット | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

私の塾でバイトしてくれていた学生さんが社会人になって、久しぶりに会った。彼は言っていた。

「ミスはどうすれば減るのですかね」

なるほど、私達学習指導員にしても永遠のテーマだな。
どんな時にミスをするのかを聞いてみた。

・機械整備を完璧にこなしたのに、電源を入れ忘れた。
・工場内のチェックをし終えたのに、鍵をかけ忘れた

なるほど。それは私の授業と同じだ。

・複雑な積分計算を終えた後で、足し算を間違えた
・テスト問題をしっかり作り終えたのに、スタッフに渡すのを忘れた

思わず、自分はボケ老人かと思えてしまう。

これを中学受験にあてはめると、
りんごの個数は正解なのに、みかんの個数が不正解

これを昔から言われていることにあてはめると、
木登りは、登るときよりも下りるときに落ちやすい

これを有名な冒険家、植村直己さんにあてはめると、
マッキンリーに登頂を果たしたが、下山中に遭難してしまった



植村直己さんの例はちょっと違うかもしれないが。結局サミットを越えて、ゴール寸前でミスをおかしてしまうものだ。


これから大学受験を戦う諸君、君達は既に不断の努力によりサミットを越える力を得てきた。しかし魔物はその先に隠れているサミットだ。
それを警戒して、頑張ってほしい。

いくた