私立医学部の学校推薦型選抜・総合型選抜試験はおおよそ終了して、来月からの一般入試、本戦が始まろうとしている。
推薦・総合の戦いを見ていると、やはり例年よりも若干保守的な出願になっているように感じる。
夏頃に感じた様子では、コロナが一段落して世相が落ち着き、楽観的な雰囲気が受験界にも漂っていたのであるが、ここに来て”新課程への移行”の影響がひたひたと感じられるようになってきた。
推薦・総合で早めに決着をさせたいと考えていた受験生は、例年と比較すると多いように思えた。おそらくこの方向性は、一般入試でも継続して、手堅い出願を優先して行っていく傾向が例年と比較すると多くなるだろう。
2024年度の出願は、医学部でもその他でも、中堅どころと言われるところは注意が必要となるだろう。思わぬ出願者増による、難度上昇に見舞われる大学も少なくはないと予想する。
大勢が保守的な出願をするのであれば、自分はその逆張りで攻めの出願をするという考え方もあるだろう。
じゃあ、そのために何が必要となるのか・・・?共通テストに出願している人は、共通テストに掛けていく必要性がある。
今年は共通テストでの勝ち負けが、結果に影響する度合が高いのではないかと予想している。
いくた