共通テストというリヴァイアサンが襲い掛かる | 中学入試と医学部入試の道の駅

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共通テストまであと28日

 

以前、センター試験の時代には、センターを舐めている受験生も多かった。

しかし、共通テストになり、雰囲気が変わって、共通テストは難しいテストであるという認識が広がっているのではないか。実際に難しいと思うよ。なんか、出題意図を把握できないと、とんでもなく振り回されてしまうような問題も多い。

 

共通テストが難しいのではなく、共通テストこそ難しいのではないかとも感じる。数学に関しては、共通テストの素材となっているものは、問題を作る側の気持ちに触れることができないと突破が難しい。付け焼刃が効かないんだよね。

 

じゃあ、残り1カ月弱の期間でどのような対応策がとれるだろうか。

 

まずは数は少ないのだけど、過去問は追試も含めておさらいしてみて、どのようなタッチで出題されているのかを心で認識するのがよいと思う。黒本みたいな対策問題集もあるのだけれども、まずは過去問だけでも心に浸しておきたい。

 

その後で、対策問題をできるだけ積んでおきたいかな。

センター時代には、この時期には対策問題はやらないで過去問だけに限定してやるように言っていたけれども、今は過去問が少なすぎるので、それができないことが難しい。対策問題は、出版元の色を感じてしまうので、ストレートに役立たないこともあるんだよね。

 

そして、以前にも書いたことがあるけれども、予備校の冬期講習で共通テスト対策の授業は取らない方がいい。なぜかというと、この時期に新たな解法を導入しても、定着させる時間がないから。

数学や国語などが一番多いかな。今更新しいことを試すのは危険すぎる。今の状況を伸ばせるような方針を取る方がいい。

 

いくた