リケジョという言葉も死語になりつつあるでしょうか。学域選択や職業選択に性別は関係なくなってきています。
医療系で考えると、看護師は女性の仕事のように思われていて、今でも女性は大半であることは間違いないのですが、2008年→2018年の10年間で男性看護師は倍増していて、7.8%を占めています。ここから5年経過しているのですから、今では10%近くになっているでしょう。
逆に医師は男ばかりのように思えますが、医学部進学者に関しては4割近くが女性です。
ただ、工学系については、まだ男性優位のバイアスがかかったままですね。
男女差については、それでも徐々に少なくなっていくことでしょう。私たちが学生だった頃よりも、今の学生には男女差がなくなってきています。学域に関しても、志望に関しても。
私が気になっていることは男女差よりも・・・文理差についてです。
理系の人間としては、理系人気が高いことは喜ばしいのですが、理系が文系よりも偉い的な風潮が出始めていることは・・・何だか?って思ったりするのですよね。
学問としても職業としても、文理のどちらが偉いということはないでしょう。どちらも必要なものですし、どちらも努力が必要なものであることは、間違いありません。そんな訳の分からない貴賤を付けることは、世の中の未来に不健全な影ができてしまう原因になるのではないかと感じます。
いくた
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