昨日の記事にコメントをいただきましたので、お話したいと思います。
6年生は受験まで残り僅かですので、もう塾で習っているとかいないとか、そんなことを言っている場合ではありませんよね。中学受験の範囲の学習は既に塾では終えていると思うので、もう習っていないことは一切ありません。原理原則としては、一切ないということです。
経験したことのないようなアプローチの問題もあるでしょう。しかし、それはこれまでの学習を組み合わせたり検討したりすることによって、解答できるものだということです。
これからの時期に必要となっていくことは、目の前の問題を自分の持っている力でなんとか解決していくことです。やったことがないから挑戦しないという考え方で受験に合格できるわけではありません。むしろそういった生徒を排除するのが入試ですから。
これは中学入試も大学入試も同じで、初めてのアプローチの問題というのは、しっかりと内容を読み込んでトライしてみると、意外と易しかったりするものです。
東海中学の算数なんかは、初見問題のオンパレードだったりもしますが、だからといって難問ばかりではありませんね。
秋季に模試の成績がダウンする生徒は結構多くいます。その原因は2つ考えられます。
その原因の1つは・・・
夏季にいろいろな知識が揃ってきたので、様々な方向性が見えるようになり、若干迷子になっている
ということです。しかし、しばらくして知識の整理統合ができてこれば、様々な方向性を自由に操れることになって、成績は上がってくるでしょう。
しかし、もう1つの原因は・・・
塾の先生の言ったことを覚えるだけの上滑りした勉強が通じなくなってしまった
ということです。もうこれは厳しい状態。
基本的に塾の方針に従うのは正しい道のりですが、塾で言われたことだけで受験に対処できるというわけではありません。
このどちらの原因なのかは、昨日の問題を解かせてみると分かるかもしれません。あの問題をこなせるならば、ちゃんと頭を動かしているということになりますね。
塾で教えてもらうのは、入試問題の解き方ではありません。入試という大問題を解決するためのヒントをもらっているだけだということを、本人が認識しておかねばなりません。
うちの姪っ子も、その点はまだまだ幼いのですよね。
いくた
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