思ったほどうまくいかないのが大学受験でもあるんだけど | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

浪人生の人に向けて今日は書きたい。

 

今の時期をどのような気持ちで過ごしているだろうか。

思ったほどうまくいかないことに焦りを感じているのであれば、それは良い側の受験生だろうね。この時期には思ったように勉強が進まないことに苛立つものだわ。進歩しているような実感が得られないのだよね。

 

春期の模試ではある程度は数字はでるものかもしれないけど、それは現役生のひよっこが平均点を下げてくれているから。ひよっこもすぐに鷹となり鷲となり、脅威になって襲ってくるから・・・それは焦るよね。

 

しかし、今の時期に焦っている人は大丈夫だろう。思ったほど勉強が進まず成果が出ないのは、努力が結果に結びつくのに時間が掛かるから。今日の勉強が血のなり肉となり、実力になるまでには、ちょっと時間がズレるのよね。一度調子が出てくると、回収モードに入ってくるから、しばらくは我慢してよ。模試の成績を得るのも、秋季の模試まで待ってもいいじゃない。

 

とにかく今は、じっくりと構えて、一日一日にベストを尽くせるようにすればいい。今日一日ベストであることだけを考えよう。

 

 

今の時期を余裕かまして過ごしている浪人生は、アタオカだわな。まだ入試は先だと思っているのかもしれないけど、共通テストまであと208日。今春苦い想いをしてきたことをもう忘れているのだろうか。

この一年は何のためにあるのだろう。もしかすると、自分が学問の世界に向いていないことを悟るための一年なのかもしれないね。まあ、一つ人生の悟りを深めることができるのであれば、それも価値のある一年なのかもしれないけど。

大手予備校に行っていると、そういう人がむしろ過半数なので、自分が間違っているとは思えないのかもしれない。でも、大手予備校の生徒の過半数がどうなっていくのかは、知らないわけではないよね。

あなたの存在は、マイノリティではなくマジョリティであった。この世界ではそれ以上の価値はないわな。

 

いくた