受験のノウハウとは | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

受験のノウハウというのは、様々なものがあります。多くの人が勘違いしていることは、

指導での合格経験=合格のノウハウ

と思っていることですよね。

 

私の教え子が合格した大学には

東大医学部と京大医学部はいないのですが、その他の多くの医学部には合格経験があります。阪大医学部も名大医学部も合格させたことはあります。私立医学部は31大学ありますが、そのうち28大学は合格させた経験があります。残るは慶應と産業医科と聖マリアンナだけです。

医学部以外だと、2020年には東大理Ⅰもありますし、その他たくさんあります。

 

高校受験でも東海高校や滝高校はたくさんありますし、ラサール高校も8年前に合格者がいます。

 

中学受験は、もちろん東海地区はたくさん合格者がいますし、県外でも西大和や附設、附属校だと同志社なんかもあります。

 

一通り幾太郎の歴史自慢をしてみたのですが(笑)

 

受験のノウハウとはなんでしょうか。

 

2020年に東大理Ⅰに現役合格した生徒のことを話すと、その生徒は5月の模試ではバリバリのE判定でした。マーク模試では75%程度、記述模試では偏差値62程度でした。(ちなみに東大理Ⅰは偏差値65でようやくD判定です)

そこから私が指導をしていって、最終的にはセンター94%で余裕で理Ⅰに合格していきました。お母さんは、私の指導が”東大へのノウハウに富んだもの”であったから合格できたと思っていらっしゃいました。もしかすると今でも思っているのかもしれません。

いやいやそんなことないからね。どう見てもその生徒は優秀そのもので、私はちょっと手助けした程度でしたから。

 

医学部受験のノウハウといえば・・・

私のこれまでの生徒の中で102人が医学部に進学していきました。(2022年度までカウント。2023年度は含めていません。最低でも3か月は指導していないとカウントしていません。)

102通りの合格例があり、そして合格出来なかった例もたくさんあります。

優秀な生徒が阪大医学部や名大医学部に行きました。だから私に阪大医学部や名大医学部受験のノウハウがあるとは思っていません。優秀な生徒が来てくれて、入試に向けて妥当な選択と指導を行ってきたので、妥当な合格を得たということに過ぎません。

 

私の指導合格実績の中でピカピカの看板になるようなものは、実は私自身はそんなに苦労していなかったりします。ノウハウを得るほどのものにはなっていないような気がするのですよね。

 

私が指導の中で築いてきたノウハウは、優秀な生徒とのものではなく、お世辞にも優秀とは言えなかった生徒とのもの。

スタイリッシュに鮮やかに決めた入試ではなく、生徒と一緒に泥沼に肩まで浸かりながら必死に這い上がっていった経験。そして泥沼に浸かってもそれでも合格させてあげられなかった経験。更には私の経験が足りなかったために、思うような成果をあげられなかった過去の後悔。

 

私の今を支えているのは、成功体験ではなく失敗から学んだことです。合格させられなかった生徒の涙を無駄にしないためにも、今の生徒に精一杯でありたいと思っています。

来年は私の担当する生徒全てを合格させたいと思っていますよ。本当のノウハウを結集して。

もちろん毎年思っていることですが。

 

いくた