夏期講習に関すること | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

夏期講習の言葉に一番敏感なのは、中学受験の御家庭の親御様かもしれないけれど、今日の話は大学受験生の予備校の夏期講習の話として。

私も大昔に大学受験をしていて、河合塾に通っていた時代があったのでその経験と、今の指導での経験を織り合わせて。

まず、夏期の最大の目的は、これまでの復習を徹底して、秋期以降の方向性を決定すること。

例えば・・・
数学は複素数平面が弱いから秋期以降も徹底マークで。でも全般的な仕上がりはあるから、実戦演習を並行させよう。
化学は有機が弱いな。あと酸化還元がまだまだ。だから、秋の始めはその辺りを気をつけてみよう。手早くまとめて自信が付いたら過去問やろうか。

こんな感じのことを細かく一覧にできるように。そうすると計画的で自信が付けられる。今までは何となく出来ている部分があるような、出来ていない部分もあるような、という状況かもしれないが、それをしっかり色分けしていこう。

それをやりながら夏期講習も受講したいところだけど、パンパンに詰め込めば支障をきたすよね。夏期講習自体の予習復習も必要だし。自分の学習のフォローになるようにやりたいところ。

だから、どんな講座を取るのかも重要だけど、私がお勧めしているのは、薄く広く取ること。
日程を固めてしまうとオーバーフローしてしまうし、逆に全く授業がない日が続くと学習リズムが崩れてしまうおそれがある。

今年の夏期はいろんな問題があって、受験生のみんなも困ることが多いのだろうけれども、それは全員が平等な条件だから。仕方ないと思って頑張ろうよ。

いくた