学習指導員になってからのこと2 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


それからしばらくは、中学受験を主戦場にしていました。慣れてくると合格率は一気に上がっていくんですよね。
春日丘が不合格でも淑徳合格させたり、Σで偏差値50以下でも滝に入れたり、一年で4人東海に入れたり。

学習指導員として常に把握すべきことは3つ。

まずは各学校の入試に関する情報。入試の特徴や過去問の傾向。
例えば・・・
Σの6年生今週の単元にはニュートン算が含まれている。このテーマはかなり難しい。しかしニュートン算が東海地区で出題されたのは7年前の愛知淑徳。それ以外には見当たらない。じゃあ、そんなに重視する必要はないよね。でも今週の図形単元は水関係のやつで頻出。じゃあ重点を置くべきは?



次に各塾の情報。どこの塾でどんな形式の指導をしているか?塾によっては、オプション講座の受講率に対してインセンティブを設定していることもあるから、塾の先生に言われるがままだと自学による復習時間がなくなって詰む。そんなアドバイスをしてあげること。



最重要なことは、生徒毎の特性を把握しておくこと。計算ミスしやすいかそうでないか、男脳か女脳か、プレッシャーには強いか弱いか、コツコツやれるかできないか、疲れやすいかそうでないか、朝型か夜型か、そういった情報を少なくとも六年生夏までに把握すること。

こういった情報が集約されれば、方向性は自ずと決まってくるものだから。



どんな仕事でもコツが必要ですよね。仕事に就いてすぐにはコツが分からない。でも時間とともにコツが掴めてうまくいきはじめる。
私は前職がエンジニアなのだが、その辺りは全く変わらないことである。

いくた