全寮制も一つの選択肢として | 中学入試と医学部入試の道の駅

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私立一貫校には全寮制の学校もありますね。ラサールが有名だけど、愛知県にも海陽学園があります。

今年は予備校に海陽出身の生徒がいるので、話を聞いてみました。
心配になるのは、寮生活に馴染めずに退学していく生徒がいるのかということですが、やはりいるらしいですわ。ホームシックになって精神不安定になったり体調を崩したり、生徒や英検を外部会場で受けてそのまま帰らない生徒など。

生活は出家した修行僧のようなものかというと、それはそうでもないらしい。寮生活に馴染んでしまうと、これはまた楽しい生活だということだ。
ちなみに全寮制の生徒というと、ガッチリしたアーミースタイルの屈強男子を想像される方もいるが、うちの予備校の歴代海陽出身者には、一人もそんなやつはいない。

話を総合すると、やはり寮生活に馴染めるかがポイントだね。でも寮生活に適性があるかどうかなんて、入学前には分からない。だから、もし「僕はもう帰りたい」と言われたとき、お父様お母様がどんな対応を取れるのかが重要だと思う。
「帰りたければいつでも帰ってこればいい」くらいの気持ちであればリスクは低い。いつでも帰っていいのなら、やれるだけやってみたいと思えるだろうし、本当にダメでもやり直しなんて簡単にできるだろう。

帰ってきちゃったときに、
「おまえは人生の中でなかなか出来ない経験ができたな!」
と笑って迎えてあげられるお父様お母様。それならば、全寮制という選択肢もあるね。
でもお金も大きな問題だけど。

いくた