学校選択に関する普遍的な真理 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


東海地区では私立中学の数は少なく、選択の幅は大きくない。しかしどのような観点や方針をもって学校選択をしていくのかは、よく考えねばなりません。

偏差値が高いから、進学実績が高いから、そういった世間体だけで受験校を選んでいる御家庭もあるのかもしれません。しかし、私がこれまでに指導してきた御家庭の中で統計を取ると、そういった見栄で受験する御家庭は少数派です。賢察の上、賢明な判断をされていることが多いですね。

なぜ世間体や見栄に左右されない判断が可能なのかというと、おそらくは親御様自身の進学経験も思い起こしながら、大局観から判断されているのだと思います。



親御様自身の学歴が高い場合、御子息の学歴が高くなり、社会的地位も高くなる傾向は確かにあります。ただし、これはその傾向があるという程度で、必ずそうなるとは限らないものです。

それは学歴の高さが、進学や学修に対する見識の高さと必ずしも一致しないことが原因でありましょう。つまり学歴が高いだけの学力馬鹿は、子供も同様に学力馬鹿にしてしまう傾向があるということです。

しかし、やはり学歴が高い親御様は、学歴の世界を俯瞰することが出来ていて、御子息の将来を見据えた選択をすることができる場合も多いわけです。だから、最終的にうまいこといっちゃうわけですね。

ただ偏差値の高低や進学実績などで、学校選択をしている親御様もいるとは思うのですが、それがどんな愚かしい結果をもたらすのかを教えてあげたいものです。

いくた