偏差値というレヴィアタンの支配する世界1 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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リヴァイアサンと教えられた覚えがあるが、レヴィアタンというらしい。

偏差値という概念、ある一定の意味のある指標だが、ある一定以上の意味がない指標だ。
この指標が強く印象付けられるのは中学入試である。偏差値によるヒエラルキーが存在しているよね。偏差値の増減に一喜一憂するものだが。

偏差値というのはまさにレヴィアタン。正体不明だが、強くこの世界を支配する。混沌、狂気、空虚、受験世界に様々な影響を与えている。

六年生の今頃になっても偏差値に支配されてしまうでしょ。受験なんて偏差値通りにはなかなか決まらないのに。
たしかに全体の序列を決めるには悪くない。しかし全体の序列なんていう長いモノサシでは受験は考えられない。受験は同じ志を持つものだけで戦うもの。極めて短いモノサシだ。

偏差値よりも目を向けねばならないことはたくさんあるよね。
そんなことは分かっている。
分かっていてもレヴィアタンには逆らえない。

いくた