例えば、高校受験がないことで時間の使い方に幅を持たせられるから、大学受験に有利だから、校風が気に入っているから、などであろう。
でもそんなことは、入ってみないと分からないじゃない。意外と合わないこともあるし、高校受験がないことでダレきって駄目人間化することもあるし。
では中学受験そのものには賛成されているだろうか。つまり、小学生が塾に通い、クソ難しい勉強をすることには賛成されているだろうか。
私は部分的に賛成で、部分的に反対である。
小学校高学年というのは頭脳の成長点となっていて、その時期に刺激を与えるということが、将来にわたる能力開発の基になる。
私はこのように考えているので、賛成している。
プロ野球選手になりたいならば、やはりリトルリーグから始めるべき
サッカー選手ならばユースチーム
ピアニストならば3.4歳から
学問の世界で生きるならば、子供の頃から慣れ親しんでいた方がいい。
実際に医学部に入学していく人は、かなりの数を中学受験組が占める。
こういった面で、私は中学受験に賛成している。
しかし、私は反対している面もある。一昨日の記事でも書いたが、どの学校を志願するとしても画一的な勉強をしないといけないことだ。もっと個々の特性を見いだすような、或いは学校毎の特徴を活かしたような選抜方法があってもいい。
更にいうならば、私は子供が勉強して能力を開花させていくことには賛成だが、無理矢理詰め込み学習をさせることには反対なんだよね。逆に能力を削がれてしまうと感じる。
国算社理のような勉強を、前向きに楽しく捉えられるような子供には是非中学受験をお勧めしたい。しかし、そうではない大半の子供にはもっと他の勉強を勧めてあげたい。
例えば、英語を勉強して、留学させて、国際教養を身に付けて、中学受験でクソみたいな勉強をしている子供達の一歩も二歩も先を行くとか。
そんなに凄いことじゃなくても、お母さんと一緒に夕食をとりながら7時のニュースをみて、世界情勢について話しながら、調べ学習をするとか。
私は子供の学習に対しては大賛成の立場だ。その学習内容は個々の特性に合わせて選んであげたい。
こんな話はしてみたものの、今日これからの仕事は詰め込み学習のお手伝いである。受験するなら仕方ないんだけどね。
いくた 観
