偏差値はある一定の意味はあるよ | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

昨日の記事で、偏差値がなかなかあてにならないことを書いた。正確には偏差値があてにならないのではなく、偏差値フリークがいて、偏差値=学力=合格力の方程式を崩しているということだけど。特に多浪生になると、フリークが魍魎跋扈する。

今年の生徒にもいました。その生徒は五浪。偏差値はドン引きするほど高い。最後の記述模試なんて、全科目偏差値70over 化学は偏差値90over、もはや意味不明な数字である。
ここまでくると、私もチートを疑いたくなる。だから解答用紙を精査するのだが、チートの影は見つからない。おそらくガチだ。

しかし、その生徒はメンタルが豆腐レベル。予備校にもなかなか出てこれない。腹痛とか頭痛とか、体調不良がマジに続いてしまう。夏くらいまでは元気だったが、本番が近づくとドンドン悪くなってしまう。

結果、今年は一次合格すら掴めていない。ここまで来ると、私達の力で何とかするなんて可能なのか?と思う。

普段は完璧なのだ。もう何を聞いても知っているレベル。昨日の生徒とは違い、とても真面目なので、勉強もしっかりとやれている。
もちろん過去問演習ならば大丈夫だ。ただ本番に勝てない。それだけといえばそれだけ。

いくた