名古屋付近の国公立医学部入学者の出身高校を示す。(5人以上)
名古屋大学医学部
(私)東海高校36 (公)岡崎高校6 (私)南山高校6 (公)旭丘高校5
名古屋市立大学医学部
(私)東海高校19 (公)旭丘高校7 (私)南山高校6 (私)滝高校6 (公)明和高校5
岐阜大学医学部
(私)東海高校14 (公)岐阜高校13 (私)滝高校8
三重大学医学部
(私)高田高校13 (公)四日市高校11 (公)津高校8 (私)三重高校5
どの大学も私立一貫校が強い。こうなっているのには、いろいろと原因があるが、単に学力差があるからというだけでは説明できない部分もあるだろう。
私は高1問題があると考えている。
やはり、最上位の公立高校の受験は熾烈な戦いである。塾も乱立しているし、長時間拘束で激しく追い込みをかける。お母様方も一生懸命に盛り立てる。
そして合格すると、やはり一段落してしまう場合が多い。お母様方もお役御免な感じになるし。
するとその後に、高1問題が発生する。高校課程の内容から考えると、高校1年生の学習内容は、高2.高3よりも重要だと思う。というより、高1で落としてしまうと、もうリカバリーが効かない。気持ちを入れ直したときには、手遅れになってしまう。
高校入試は中3だけ頑張って意外と何とかなってしまっている人もいるので、その記憶で出遅れる人も続出する。
せっかく高校入試で三月の勝者になっても、その後僅かの間に、最上位大学の争いからドロップアウトしてしまうのだ。
この高1問題は、一貫校ならば半年から一年くらいは早まる。つまり、中3問題となるのだが。
一貫校では中3くらいは中だるみの最盛期を迎える。苛烈な中学入試を終えて、中1で学校に慣れて、中2で謳歌して、中3は超グダグダになり、高校は深海魚となる。これは私の過去でもあるが。
ところが、国公立医学部を争う上位層はそんなことはない。中2くらいまでは同じなのだが、中3くらいからは始動していく。これが高校課程に学習が移行する時期なので、ちょうどよいタイミングになる。高杉くんと低杉くんとに学校内でも分かれていく。
これが最終的に、上記の合格実績を生む要因になっていると感じる。国公立医学部の合格実績なんて高杉くんだけの結果で、中程度以下は無関係なわけだから。
つまりこの記事を通していいたいことは二つだ。
①公立高校に入学する生徒は、特に一年生の勉強を重視すること。ここで軌道に乗るか乗らないかで将来変わるよ。
②私立一貫校に入学する生徒は、中1.中2は自由にいろいろやってみるといい。そして自分の進みたい道が見つかったら、中3からは頑張ってほしい。
ちなみに、高杉くんがどんな人なのかは、下の記事の中から仙台の先生の記事を読んでもらえば分かる。
いくた
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