日本人を育成していくこと | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

大学受験は実はすべて日本語で書いてあるのです。この事実が大変重大なことです。

頭がいい人という部族がありますが、あの部族の特徴は、みな日本語が堪能だということです。

教育熱心な御家庭では、幼い頃から英語や公文、体操やピアノなど、いろいろなことをさせていることも多いでしょう。子供の興味を多方面に広げる教育は賛成です。

ただ、もしかして子供を日本人にする教育を忘れてしまっていることはありませんか。
最近は映像を通じて、子供にも情報が入っていく時代です。それは悪いことではありませんが、文章を通じたインターフェイスを喪うと日本人にはなれません。
また、たくさんの会話の中から身につけていくものもあります。子供との会話は面倒に思えることもあるでしょうが、教育の根幹をなす重要なことです。

灘中の入試は算数ばかり注目されがちですが、国語の配点も算数と同じだけあります。どのくらい日本人なのかを問われている試験でもありましょう。

我がパルプンテ軍団の質問を聞いているとそのあたりがよく分かります。理解できていない理由は、日本語の齟齬によるものだと感じることが多いですから。数学の質問も、数学そのものより題意を汲み取る日本語力に難があるための理解不足である場合が多いのです。

日本語の能力は、結局のところ、各教科の上限値を決めている、、、つまり脳ミソの容量を決めているのではないかと感じています。

いくた
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