中学受験を担当していて毎年思っていること | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

もうすぐ人生初の受験を迎えるわけだ。
この受験までに本当に長く厳しい準備を積んできた。受験は結果が大切だけど、ここまで勉強を継続できたことが、誇るべき結果の一つじゃないかな。合否はとても重要だけど、それよりも素晴らしい魂のきらめきを魅せてくれる子供達に敬意を表したい。

もう充分じゃないかな。君達は充分に立派に成長した。合格出来ても出来なくても、もう素晴らしいドラマをみせてくれたよ。入試の結果なんてどうでもいい残りカスみたいなものだ。

途中でゲームに流されそうになったこともあるだろう。頑張っても成績が伸びないこともあっただろう。友達と遊びに行けなくてつらかったこともあるだろう。家族団欒の夕食も塾弁が代わったか。一番楽しい夏休みは一番苦しい時期だったか。思うような成績が取れなくてつらかったか。塾友が好成績を取ったときには嫉妬したか。

すべてまとめて、素晴らしい戦いだった。この戦いは誰しもが出来るわけではない。あなたの魂が選ばれた者だったから出来たものだ。

私はもう全員合格でいいと思うんだよね。なんでここまできて勝ち負けをつけないといけないのかと思う。

受験の結果は、決してあなたの努力の結果を表しているものではない。努力はもうたくさんみてきた。もう充分に評価されるべきものだ。
受験の結果は、受験の神様があなたの努力を讃えてこれから進むべき最善の道を教えてくれているものだ。
頑張って掴んだ結果だから、あなたのこれからの生活は充実したものになるだろう。胸を張って歩んでいってほしい。

そして6年後にはこの受験よりも遥かに大きな壁があるからさ。そのときには今回の受験結果は何も影響していない。またハンデなしの大勝負がある。そのときには私が叩き込んでやるよ。そのときには生きるか死ぬかの戦いだぜ。覚悟しておけ!

いくた

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