気持ちも厳しくなるわな | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

うちの予備校では受験への熱が高まる生徒も増える中、既に寂しい秋風が吹き始める生徒もいる。

うちの予備校は医学部向けに絞って受験をしているのだが、選抜制をとっていない。選抜クラスはあるが、それ以外のクラスは誰でも入ることができる。

だが、内容はすべて医学部向けだ。学力の高くない生徒が簡単に付いていけるものではない。私達はそれでも手加減することは決してあり得ない。指導員は生徒を見ながら指導するものだが、それよりも合格ラインを見据えて、達成すべきレベルを考えてやっていく。

そして一昨日のこと、一人の生徒の様子がおかしいことに気がついた。授業に気持ちが入っていないのだ。私は気が付いていたのだが、他の生徒の質問対応に気を取られて、スタッフとの連絡交換を忘れてしまった。

その結果、私の授業のあと姿を消し、その後戻ってくることはなかった。昨日も欠席していたのだが、今日はとりあえず来た。こういうとき私はどうするか?
焼肉ランチに行くんだよ。一応、予備校のルールではダメよ。生徒と飯食いに行ったら。でもスタッフもみんな黙認ね。それどころじゃないから。

ちゃんと言ってあげたよ。本人も分かっているだろうから。今年の入試にはもう見込みが薄いこと。
でも今年の入試に全力を傾けていくのは、今後のことを考えても重要だということ。
そして、入試が終わったら、すぐに来季に向けて準備を始めないといけないこと。それでアドバンテージをとって逃げ切りを図る必要があること。

本人は今年頑張って駄目なんだから、ずっと一生駄目なんじゃないかと思っていたりするわけだわ。確かに医学部受験は厳しいから、一年で決着させることは難しい場合もあるけど、本当に能力欠落でない限り、何とかなる場合も多い。

医学部に行くために必要なのは、最低限の能力と根性と体力だわ。
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