ザリガニでエビチリは作れないだろうが | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

中学受験を控えた六年生はお盆期間は少し休みが取れた人もいるだろうか。夏期講習期間は睡眠時間も削って勉強している人も多いだろう。リフレッシュのためにも夏バテを防ぐためにも、ちゃんと睡眠はとってほしいものだ。

熟睡盆に帰れず

とはよく言ったもので、受験生に休みを取らせるために盆にも帰れない家庭もあったことだろう。まさに中学受験は総力戦である。


六年生はもう審判の時まであと半年弱となったが、その他の学年の子供はどうだろう。
最近では先取り学習として、低学年から中学受験向けのレールを敷くことも多い。しかし私はその効果に関しては懐疑的である。
東海圏に限ったことではあるが、先取りがうまく機能している事実は多くは見られていないと感じる。うちの予備校のエースの男子に聞いたが、受験塾に通い始めたのは五年生だった。受験準備はゆっくりでいいじゃない。

五年生以下の子供にはこの夏にやって欲しいことがある。

ザリガニに触れること

何人かの大学受験生に話を聞いたのだが、ザリガニ、カブトムシ、トンボなど、生物図鑑に登場する生物を直接触れたことがある生徒の方が学力の高い傾向にある。あくまで私の中の統計なので、正確ではないが。
生徒によっては、中学入試のテキストの中でしかこれらの生物に出会っていない人もいる。

なぜこのような学力差が生まれたかということはよく分からない。経験力の差が生じるとか、たくましい成育が効果的とか、手足の感覚を通じて育っていくとか、そういう宗教的観念で片付けられることだとも考えていない。
でも結局は、学習環境の差が結果に現れているということだろう。

今日の一曲は、ユーミンの青春のリグレット。

いくた





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