中学受験がうまくいかなかった御家庭がどれだけ嘆くかを私は知っている。中学受験は幼児教育の最終結果だとも受け取られることも多い。中学受験の不合格は、親失格の烙印を押されることに等しい。
でもそれは失敗なのか?って思うわ。中学入試なんて学問の入口に過ぎないじゃない。マラソンの5km付近じゃないかな。私は思うもの。私自身は中学入試で合格したけれど、不合格だったとしてもその後の人生にはあまり影響なかっただろうなって。むしろ捲土重来のために頑張って、更に高みに上れたかもしれないってね。
ただ、場合によっては、中学受験が取り返しのつかないくらいの大失敗になることもある。それは親が自分自身で、烙印を押してしまったとき。
私は子育てに失敗した。今の子供はその失敗の結果、出来損ないになってしまった。
こういった気持ちになれば、子供は自分自身が悪い子になってしまったと思うだろう。これが中学受験の最悪の結果だわ。もうアウトね。その後、子供が真っ直ぐに伸びることはないだろうよ。
こういった事例は、本当にたくさん聞いてきた。だから、中学入試をメインに戦っていた頃は、必ずこういった話をお母さんにはしてきたのさ。中学入試は、学力通りに決まらない可能性が高いことも含めて。
実際に中学入試はうまくいかない人の方が多いじゃない。東海地区では学校数が少ないから第一志望に合格できる割合も多い。でも、関東関西地区なんて、行きたい学校にストレートに行ける人なんて半分にもならないでしょ。
でも、子供は中学入試の結果なんてあまり気にしていないものなのよ。新しいスタートを切ったのだから、そっちの方が重要。でもお母さんは立ち直れないことも多い。
でも子育てに不正確なんてないじゃない。最善を考えて子供のためにやってきた道に失敗なんてないじゃない。
んーで、一つだけ、子供のいない部外者から一言だけ言わせてください。
中学受験の家庭は子供に関わり過ぎなのが多い。中学受験は親子共闘だけど、あくまでメインは子供だよ。
今日の一曲は、プリプリのジュリアン。
いくた
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