中学受験塾は半年ごとにフェーズが変わっていくので、9月のこの時期は6年生だけでなく5年生も4年生も大変ですよね。以下はあくまで「個人の感想」になりますが、少し思うことを書きたいと思います。

 

 

中学受験の標準的なカリキュラムの構成としては、5年生の1年間がカリキュラムの1周目です。4年生はそのための準備期間(塾のシステムに慣れ、家庭学習のスタイルを確立しておく)という感じです。

 

そして5年時「1年で」やった全範囲を、6年前半では新しい内容(日能研の場合はまだ結構多い…)も加えつつ深めて「半年で」もう1周し、6年夏休みには少し違った観点も入れてさらに深めながら「1か月で」もう1周して全範囲が終わります。6年夏休み以降は全範囲を仕上げながら志望校別対策(過去問など)をしていく期間になります。

 

目先のテスト対策に追われて近視眼的になることなく、上記のような全体像のなかで「今は〇〇をするべき時期」という大局観をもってやることを考えるのが大事だと思います(なんか偉そうですみません汗うさぎ)

 

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上記の通り、スパイラルのたびに各単元の内容が難しくなるのに、かける期間はどんどん短くなっていきます。そのうえ通塾日数/時間が増えて家庭学習にあてられる時間は物理的にどんどん減ります。

 

となると、積み残しが多ければリカバーする時間はなかなかとれませんし、勉強法としても「栄冠5周」みたいな安易に反復に頼った方法では、4年時は乗り切れてもどこかで必ず破綻します。

 

ですので、「何度も繰り返す」「勉強時間を増やす」という方向性ではなく、「限られた勉強時間で、栄冠は1.5〜2周くらいで回せるようにする」という方向性で"持続可能な"勉強法を早めに試行錯誤しておくことが大事ではないかと思います(6年の前期は本当に大変でした…)

 


このあたり、ジュクコ先生の過去記事↓や

私が過去ブログ↓で紹介している西村先生&小川先生の動画にもそのヒントがあると思います。

 

栄冠の学びなおし②(研究してみよう)などは、やらなくても目先の育成テストには影響ないでしょうが、こういう学びこそが日能研の学びの真骨頂だと思います。最終的には新しい単元が出てこなくなり、どんどん深めていくフェーズに入りますし、「先取り」よりは「深掘り」(→結果的に先取りにもなる)を心がける方が先につながると思います。

 

↓関連過去記事↓

アメンバーは好意的に読んでいただけている方であれば歓迎です(注意事項→)。

 

6年後半はまた全然違う世界で、残りも最後まで試行錯誤です汗うさぎ