新潟・長岡の腰痛改善ピラティストレーナー信田純一のブログ -23ページ目

新潟・長岡の腰痛改善ピラティストレーナー信田純一のブログ

新潟市、長岡市で腰痛解消に役立つピラティスの指導をしているトレーナー信田純一のブログです。
年に1~2回、指導者養成コースも開催しています。

おはこんばんちは、信田です。

コレクティブエクササイズってご存知でしょうか?

身体の癖、弱点を修正するためのエクササイズのことです。

少し漠然としてしまいますが、パフォーマンスアップという目的でルーマニアンデッドリフトという種目を実施するとしますよね。

このエクササイズを実施してみたときに、Aさんは膝と脊柱が屈曲しすぎ、Bさんは肋骨が開き、脊柱に過剰な伸展が見られたとします。

どちらも身体の癖、弱点によって表れた代償動作を修正しない限り、椎間板ヘルニアや分離症など、傷害の危険性があります。

Aさんは、股関節屈曲の可動性が足りず、膝関節の屈曲とそれに伴う骨盤後傾と脊柱屈曲が起きていると思われます。

Bさんは、胸郭や脊柱のアライメントを保つ安定性が足りず、肋骨を開いて脊柱を伸展していると思われます。

ルーマニアンデッドリフトというエクササイズによって、Aさんはハムストリングスの柔軟性を高めるコレクティブエクササイズが必要、Bさんは胸郭骨盤の安定性を高めるコレクティブエクササイズが必要という評価ができました。

この評価に対するエクササイズは、このクライアント2人に対して腰部傷害発生の予防薬、もしくは改善薬となるわけです。

Exercise is evaluation.
Exercise is medicine.

ということですね。

機能改善が目的のクライアントに対して処方するエクササイズは、自ずと全てコレクティブエクササイズになります。

パフォーマンスアップに関しては、競技や目指すレベルによってストレングス、カーディオ、ROM、技術、戦術などやるべきことが変わってきます。

○○○メソッドをやりましょう!
○○○トレーニングをやりましょう!

そういう情報に流された処方ではなく、1つのエクササイズ(動作)から何を評価し、次に何を行うのか。
後輩にはそういうアプローチができるトレーナーになってほしいです。
おはこんばんちは、信田です。

前回は伸展型腰痛について書きました。

本当に当たり前の基本的なことです。
でも知らないトレーナーさんはたくさんいると感じています。

1.イスかなんかに座っていて、立つと腰が痛いんだよね。」
2.棚の上のものをとろうとしたら腰がピキッって痛くなった。」
3.腰を反らせると腰が痛い」
4.テニスのストロークは大丈夫だけどサーブやスマッシュで腰が痛い」
5.猫のエサを床におくためにしゃがんで立つときに腰が痛い」

これらは全て伸展型腰痛を疑います。

ただし原因は様々な可能性がありますので、それぞれ評価をする必要がありますね。

腰が痛い=腰をマッサージ、腰が痛い=腹筋や背筋が弱いからトレーニング

こういったアプローチを続けている方は、本当にそれで改善できると思っているのでしょうか?
何かがおかしいと感じているか、あまり何も考えていないかどちらかだと思います。

僕はパーソナルトレーナーとして活動しはじめた頃、腰痛で悩む方、膝痛で悩む方、肩痛で悩む方にたくさん出会いました。

でも僕が知っているのは、腹筋をバーンアウトさせる方法、レッグエクステンションを使って大腿四頭筋をバーンアウトさせる方法、肩のインナーマッスルを鍛えるという根拠があるようで全くないチューブ運動のやり方だけでした。

そういうアプローチしか学んだことがなかった僕は、何かがおかしいと思い始めました。
そこで僕はPHIピラティスや、人の身体のメカニズムを学ぶ機会に巡り合いました。

僕たちトレーナーという仕事は、特に大したことをしていなくても先生と呼ばれ、ありがとうと感謝を言われることが多い仕事です。

だから僕は、「先生なんて呼ばないでください」とか、「何もしていないのでお礼なんて言わないでください」とか言っていました。

でも、ある時に僕は考え方を変えました。

先生という言葉にふさわしくなれるように努力をしよう。
お礼を言ってもらったときに胸を張ってどういたしましてと言えるように努力をしよう。

そういう考え方です。

尊敬するトレーナー、治療家、医師などの皆さんを追いかけながら、そして信田さんのようになりたいと言ってくれる後輩に追いかけてもらえるように、これからも頑張りたいと思います。
おはこんばんちは、信田です。

現在5:20、東京駅にいます。
上越新幹線の改札って5:30まで開かないんですね、はじめて知りました。

さて、今日は伸展型腰痛について書きます。

伸展型腰痛というのは、伸展動作、後屈動作によって痛みの出る腰痛です。

主観としては、腸骨筋、大腰筋、大腿筋膜張筋などの股関節屈曲筋群が短いケースがほとんどです。

これらの筋群の長さをテストするには、トーマステストっていうのがあります。
検査ついでに必要とあらばそのままストレッチができるので便利です。

ただ、大腰筋に関してはストレッチよりもストリッピングの方が効果的かな~と感じています。

あとは必要に応じて腰椎伸展に対するスタビリティトレーニング、股関節伸展筋群のアクティベーションを実施してください。

これ以外のケースもたまにあります。
そういう方は椅子に座っての伸展動作でも痛みを感じます。

そんなときは腹筋群、胸部筋群、三角筋などに問題が見られるかもしれません。
まれに頸部や腕の問題があることも。

このあたりの鑑別評価もやっていますが、書籍では見たことがなく、説明が難しいので割愛させていただきます。

現在6:08、ようやく上越新幹線始発が動きます。
やっと長岡に帰れるぞ~(* ̄∇ ̄*)