冬真っ只中

こんにちは、健康と美の相談薬局【ファーマシー大学堂】の前田順子です。

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久し振りに雨が降り、雨じたいは大したことがなかったのですが、昨日の暖かい陽気とはうって変わって底冷えのする名古屋です。

雨が降って少しはお湿りが・・・と期待したのですが、エアコンをつけっぱなしの室内は体感としては乾燥したままです。しかし夜具は、夏に比べて洗濯や外干しの頻度が減るのでけっこう湿気を帯びています。昨日は晴天の暖かい陽気だったので、ベッドパットや掛布や竹布のタオルケットを洗い毛布や布団を干したら、お日様のエネルギーでしっかり湿気が取れて、ベッドに入ったらポカポカでした。

昔の日本家屋は、壁、畳、襖（ふすま）、障子など湿気を吸ったり放出したりしてくれる素材で作られていて、その素晴らしい知恵に感心するばかりです。欠点である隙間風は結露の防止にもなっていました。

生身の人間が、気温の乱高下や湿気や乾燥など環境の変化に対応することは、結構大変なことです。

漢方薬には、そのような環境の変化についていけない心身に対応するための処方が色々あります。西洋医学的な「治療」というよりは、「真ん中の良い状態から片寄っている状態を少しでも元に戻す」という考え方です。

何はともあれ、この冬を上手にやり過ごしたいものですね。