今回は「号泣」についてです。みなさんは号泣した後に、すっきりした経験はありませんか?じつは泣くことはストレスの解消に効果があるのです。それには、きちんとした根拠があります。

涙は、目の涙腺から出ますが、その涙腺を調節するのが、副交感神経という自律神経の一種です。この神経には寝ているときに優位になり、体をリラックスモードにする役割がありあます。涙は、その神経が刺激されないと出ないことが分かっています。つまり、副交感神経を刺激し、優位にさせる「泣く」という行為には、ストレスを緩和させてリラックスする効果があるというわけです。

 涙には3種類があります。


・基礎分泌の涙

眼球が乾かないように、目をうるおすために出ている涙で、産まれた瞬間から分泌されます。この涙が不足してしまうとドライアイになってしまいます。

・反応性の涙

目の中にゴミなどが入ったときに、その異物を洗い流し、目を守る役割を果たす涙。防御の涙とも呼ばれ、たまねぎを切ったときに流れる涙もこれです。

・情動性の涙

うれしい、悲しいなど心が動いたときに流れる「感動」の涙。副交感神経のスイッチが入ります。人間だけが流す涙とか。


どの涙でも、副交感神経を刺激することには違いないのですが、もっとも副交感神経を優位にさせる涙が。「情動性の涙」です。

情動性の涙とは、エモーション・ティアとも呼ばれ、くやしさやうれしさ、感動などの感情の動きが原因で流れる涙のことです。この涙は、心の発達や成長、多くの経験を積むことで、人の思いや痛みに感情移入し、共感することができるようになって、初めて流すことのできる涙なのです。



来週も「号泣」についてご紹介します。






 今回で「新ダイエット・ルール」については最終回となります。

ある実験結果で夕飯をバイキング形式と普通に家庭で食べた場合を比較すると、同じ満足感を得るのに、バイキング形式では1.5倍から2倍も食べてしまうというものがあります。これは、無意識にちょこちょこ食べるつまみ食いの満足感の低さを表しています。ダイエットの成功のカギを握っているのがこの「満足感」なのです。

ホラー映画を見せて強いストレスを与えた直後の食事では、男性は食欲が減退したのに対し、女性は食欲が増進したというデータがあります。これは「ストレスによる不安」と「空腹による不安」が心理学的にとてもよく似ていて、それを混同しがちなのは女性の方がより多いことを示しています。ストレスの多い過激なダイエットで、不安から逆に食欲が増して失敗しがちなのは、心理学的に当然になのです。

 また急激に減量すると、体は栄養吸収の効率を高めてしまいます。ダイエットを成功させるには、心にも体にも「ダイエットを気づかせない」ことがポイントです。「心にダイエットを気づかせない」ためには、本当に美味しいものを味わって食べることに尽きます。美味しいものを食べる満足感があれば、人間は過食に走らないからです。「満足感」がダイエット・ストレスを防いでくれます。

 今週は「ストレスと戦わない」についてご紹介したいと思います。ダイエットを始めると、ストレスを感じることも多いものです。でも実はそのストレスがダイエットの大敵なのです。私たちの脳で食欲をコントロールしている大脳は過度のストレスを受けると「満腹」「空腹」の情報を正しく受け取ることが出来なくなってしまいます。その結果、充分食べても満足感が得られなくなってしまうことがあるのです。また過度なストレスは、脂肪燃焼をコントロールしている自律神経の働きも乱し、脂肪が燃えにくい体をつくる結果になってしまいます。さらにイライラが続くと、脳内で「セロトニン」という物質を生成するために、糖類が欲しくなってしまいます。ダイエットを成功させるには、ストレスと戦わず味方につけることです。


ストレスフル・ダイエット

りんごやこんにゃく、きゃべつなど低カロリーのものだけを食べたり、食事を抜いたりして、摂取カロリーをゼロに近づける方法。でもそうすると体は、より少ない摂取エネルギーで生命を維持できるよう、自らを改善します。つまり、普段の食事をしただけで太る体になってしまうのです。


プチストレス・ダイエット

食事の内容は変えずに、量だけを減らす。3食とも出来るだけ低カロリーの食品にする。これはダイエットの王道ともいえる栄養学的にもいい方法。でも現実には3食とも不満足な食事をずっと食べ続けることに。「もっと食べたい」という不満が途切れることなく、挫折しがちです。


ストレスフリー・ダイエット

1日に2食は普通の食事を楽しみ、1食だけを低カロリー食品におきかえる「1食おきかえダイエット」は、ストレスと上手につきあういい方法です。1日2食は家族や友人と同じ、普通の食事が出来るので、生活スタイルを大きく変える必要がなく、ストレスも起こりにくいでしょう。         


「ストレスなしでダイエット」おすすめ生活習慣


食べたくなったら・・

・果実の甘みや香りのついたお茶を飲む

・ていねいにマニキュアを塗る

・歯を磨く、食べた後はすぐ磨くと効果的

・散歩に出る

・ぬるめのお湯にゆっくり浸かる

・ボディケア。ラインのチェックにも効果的

・ストレッチ体操をする


うっかり食べを防ぐには・・

・お菓子の買い置きをしない

・お菓子を食べるときは、お皿にあける

・ご飯茶碗や食器を小さめにする

・テレビや雑誌を見ながら食べない

・よく噛んでゆっくり食べる

・カロリーの低いもの、食物繊維の多いものから食べる

・好きなものから食べ始める


来週もダイエットについてご紹介したいと思います。