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南阿蘇の山小屋ブログ

「水の生まれる里」熊本県阿蘇郡南阿蘇村の山小屋より、UFO(?)や空模様などの情報を発信しています。また、温故知新の精神で熊本県内での身辺雑記や自然との出会い、簡単な読書と映画の感想も書いているブログです。

熊本市の渡鹿(とろく)は私が今住んでいる場所です。

堰(せき)はせき止める意味の堰で、流れをさえぎるということです。 




慶長年間に加藤清正が築造したと伝えられる白川水系最大規模の水利施設であり、白川から大江方面に水を引いています。その時の井手が大井手開水路であり、現在の大井手川です。





当時の土木工事としてはかなり大がかりなものであったはずです。清正公のグッジョブです!






南阿蘇の山小屋ブログ-渡鹿堰01
渡鹿堰01






南阿蘇の山小屋ブログ-渡鹿堰02
渡鹿堰02






南阿蘇の山小屋ブログ-大井手開水路01
大井手開水路01






南阿蘇の山小屋ブログ-大井手開水路02
大井手開水路02






南阿蘇の山小屋ブログ-熊本市水保全課のHPより
熊本市水保全課のHPより



い‐で 〔ゐ‐〕 【井手】

田の用水として、水の流れをせき止めてためてある所。井堰(いせき)。

(デジタル大辞泉より)



 ※清正公が造られた堰はもう少し上流に築かれていました。これは昭和28年(1953年)の大水害後にコンクリート堰に改修されたものです。











明治10年までは、藤崎台県営野球場がある熊本城西側には藤崎八旛宮が鎮座していました。





現在はこの台地に社殿が鎮座していた証しとして、7本の大クスノキが「神社の森」として保護されています。大きなものは根廻り31m、目通り(人間の目の高さ)幹囲り22m、高さ28mにもおよび樹齢推定1000年、小さなものでも目通り7m、高さ20mで推定樹齢400年とみられています。大正13年に国の天然記念物に指定されています。




圧巻は樹木の大きさだけではなく、この場所の空気の清涼感に圧倒されることです。




1877年の西南の役に社殿はことごとく焼失し、東に約3km離れた井川淵町に再建され、跡地は昭和35年に野球場となりました。





南阿蘇の山小屋ブログ-藤崎台クスノキ群a01


南阿蘇の山小屋ブログ-藤崎台クスノキ群a02


南阿蘇の山小屋ブログ-藤崎台クスノキ群a03


南阿蘇の山小屋ブログ-藤崎台クスノキ群a04


南阿蘇の山小屋ブログ-藤崎台クスノキ群a05










大正13年に建立された当時は高さ62m、上部径2.8m、下部径4.35mだったそうです。  



その当時としては市内のいたるところから眺めるこのでき、とても目立つ構造物で市中の一偉観として広く市民に親しまれたようです。大正時代の当時はランドマーク的な存在だったことでしょう。



現在はダイエー熊本店の駐車場の一角に6mほどの高さで遺物として残っています。



蚕業試験場(熊本製糸の前身)を当地に建設した長野濬平は熊本の製糸産業を支えた人物であり、あの坂本竜馬にも影響を与えたといわれる幕末維新の偉人横井小楠に学問を学んだそうです。





南阿蘇の山小屋ブログ-熊本製糸の大煙突跡
熊本製糸の大煙突跡






南阿蘇の山小屋ブログ-横井小楠をめぐる維新群像
横井小楠をめぐる維新群像




この群像の立体像は、左から坂本竜馬、勝海舟、横井小楠、松平春嶽、細川護久です。そして、プレート像の一番右が、熊本の製糸産業を支えた長野濬平です。












熊本市大江本町にある味噌天神宮は日本で唯一の味噌の神様です。



毎年10月25日は味噌天神例大祭が開催され、この日参拝に訪れた方には味噌が無料で配布されます。小さな神社ですが、この日ばかりは大賑わいになります。



また、境内の小笹を味噌桶の中に立てると味噌が美味になるという言い伝えがあるそうです。味噌汁が大好きな私としてはとてもありがたい神社が散歩コースにあるわけです。





南阿蘇の山小屋ブログ-味噌天神宮の鳥居
味噌天神宮の鳥居






南阿蘇の山小屋ブログ-味噌天神宮
味噌天神宮






南阿蘇の山小屋ブログ-味噌天神宮の小笹
味噌天神宮の小笹






十日刊 ファグナのワンコインで晴耕雨読

十日に1回のペースで、近所の某大型古書店チェーンにてワンコイン(税別100円がルール)で購読した本の簡単な読書感想を書き込んでいます。



第10回

「おそめ」

石井妙子(著)


ある時代に「おそめ」というバーがあって、文壇バーとして名を馳せて、その店を仕切る上羽秀という銀座のマダムがいた。その女性の半生を描いたノンフィクションです。


読み進むうち、こういう誰もがうっとりするような華麗な女性はやはりこんな感じの男性を好きになるのだ、と妙に納得しました。しかし、その男性である俊藤浩滋氏は人生後半には大出世をし・・・、すごい展開です。


彼女は「夜の蝶」のモデルとなった女性です。

それほど期待していたわけではなかったのですが、読み出したら止まらない面白さで、本当に素敵な本でした。石井妙子さん、グッジョブです。



南阿蘇の山小屋ブログ-おそめ








南阿蘇の山小屋ブログ-夜の蝶
DVD「夜の蝶」

昨日は大甲橋際白川左岸で行われた河川改修に伴う、緑の大移動の目玉「クスノキの立曳(たてび)き」を見学しました。推定樹齢100年、樹高15m、幹周3.8m、推定重量80トンのクスノキで、九州地区では神楽桟(カグラサン)による初めての立曳き工法だそうです。

立曳きとは樹冠が大きく移動時に樹木を横に倒すことができない場合に、樹木を立てたまま移動運搬することからその名称がつけられています。

鉢底の地表面とほぼ同じ水平面で移動先まで溝を掘り、そこに「コロ」と呼ばれる丸太を並べ、その上を4連滑車で結びカグラサンで巻き取ることで樹木をスライドさせます。今回は10mの移動です。

大変に手間とお金(1本1000万円で、重機使用の2倍)がかかる工法ですが、樹木にはとても優しい伝統の技と言えそうです。

白川小の子供たちも体験学習ということで、交代でカグラサンを回すお手伝いをし、白川小寄りに10mの移植が完了しました。子供たちの「巻いた、巻いた」の掛け声が可愛かったです。

カグラサンとは「人力ウィンチ」のことです。起源は江戸時代に鯨を引き上げるためと、引き上げ後の腑分け解体の際の皮などを引きはがす道具として使われていたようです。名称は鯨を解体する現場が神楽を舞うときのようなてんてこ舞いの様子からそうよばれるようになったという説があるそうです。

2月末にはさらに一回り大きいクスノキの移植があるそうなので、また報告します。



南阿蘇の山小屋ブログ-立曳きの見学模様01
立曳きの見学模様01






南阿蘇の山小屋ブログ-立曳きの見学模様02
立曳きの見学模様02






南阿蘇の山小屋ブログ-立曳き開始
立曳き開始





南阿蘇の山小屋ブログ-カグラサンを回す小学生たち

カグラサンを回す小学生たち




南阿蘇の山小屋ブログ-立曳き完了
立曳き完了

このタイトルを「ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト」で見つけました。ハワイで見つかったオオミズゴケのようです。

ちなみに私は「ナショナルジオグラフィック日本版」を1995年4月の創刊号から愛読しています(浮気性の私が最長定期購読を続けるお気に入りの雑誌です。毎号、写真が素晴らしい!)。

以下記事の一部を紹介します。


「アメリカ、ハワイ諸島に分布している苔の一種が、約5万年にもわたり自信をコピーしてきたクローンだと明らかになった。地球上で最も古い多細胞生物の1つの可能性があるという。

北半球各地で見つかるオオミズゴケ(学名:Sphagnum palustre)だが、ハワイでは有性生殖(胞子の形成)を必要とせず、クローン作製のみで繁殖しているようだ。

採取したオオミズゴケのサンプルはいずれも珍しい遺伝子マーカーを共有しており、何万年も前に風に運ばれてハワイへとやって来た単一の祖先の子孫と見られる(下略)。」

Ker Than for National Geographic News January 4,2012


クローンで万年も繁殖するコケを発見



南阿蘇の山小屋ブログ-ハワイ島コハラ山のオオミズゴケ
ハワイ島北部にあるコハラ山

の林床を覆うオオミズゴケ

ナショジオのサイトより掲載)




私が人工的に栽培している水苔(ミズゴケ)もオオミズゴケです。外的要因などで2~3年に一度は胞子による繁殖を行うこともありますが、栽培は上記記事に書かれているクローン繁殖によるものがほとんどです。

下略した記事では、発見されたオオミズゴケは一つの性しかないため有性生殖が不可能な珍しい遺伝子であり、その遺伝子が単一の祖先に備わっていたと推測しています。それにしても5万年というスパンがすごすぎます。


南阿蘇の山小屋ブログ-栽培ミズゴケの胞子01
栽培ミズゴケの胞子01

(2009年7月7日撮影)




南阿蘇の山小屋ブログ-栽培ミズゴケの胞子02
栽培ミズゴケの胞子02

(2009年7月7日撮影)


昨日は合志市の熊本県農業公園カントリーパークで開催されている「第37回JA植木まつり」へ行ってきました。樹木、花卉など120万点を出展販売しているとのことです。


最初に目に入ったのは会場正面にあった白っぽく古そうな切株のようなものです。看板を見ると「珪化木 2500万年位前の松の化石」と書かれています。なんと2500万年前です!(位という表現がどれほど正確か微妙でしたが…)


さらにびっくりしたのはその値段です。手書きで書かれたその値札の金額は、なんと1200万円!帰宅して調べてみると珪化木は大きいものになると国の特別天然記念物に指定されているものもあるそうです。





南阿蘇の山小屋ブログ-珪化木(松の化石)01
珪化木(松の化石)01







南阿蘇の山小屋ブログ-珪化木(松の化石)02
珪化木(松の化石)02






南阿蘇の山小屋ブログ-珪化木(松の化石)03
珪化木(松の化石)03






南阿蘇の山小屋ブログ-珪化木の値札

珪化木の値札





南阿蘇の山小屋ブログ-植木まつりの様子

植木まつりの様子




南阿蘇の山小屋ブログ-清正公も来場?

清正公も来場?




珪化木(けいかぼく)は、植物の化石の一形態。木化石とも呼ばれるように、古代に何らかの原因で土砂等に埋もれた樹木が、膨大な年月をかけ地層からかかる圧力により木の細胞組織の中にケイ素と酸素、水素との化合物であるケイ酸を含有した地下水が入り込むことによって、樹木が原型を変えずに二酸化ケイ素(シリカ)という物質に変化することで、石英や水晶などと同様に固くなり、化石化したものである。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


今日のこの寒さを記憶にとどめておこうと思いましてブログを追加します。



今日は熊本市内で氷点下6度以下、高森町で氷点下14度以下という気温でした。なんという寒さでしょう。写真は正午の南阿蘇圃場の様子です。



この寒さを記録します。





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ソウルの昌徳宮(チャンドックン)は1405年に建てられた朝鮮時代の宮殿です。残存する朝鮮時代の宮殿の中ではその原型が最も多く残っており、自然との調和が優れていることから1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。



写真はその昌徳宮の中にある長陽門(チャンヤンムン)の塀と楽善斎(ナクソンジェ)の塀です。正殿等の色彩美とは違い両方とも彩色がないところが、自然体で美しい塀だと思います。



長陽門は潜ると長生きするとされる門です。楽善斎は日本の皇族である梨本宮家から朝鮮王家に嫁がれた方子(まさこ)妃が晩年過ごされた場所だそうです。ここを訪れるまでそのような歴史があることを知りませんでした。






南阿蘇の山小屋ブログ-長陽門の塀01
長陽門の塀01

(2004年6月26日ソウルにて撮影)






南阿蘇の山小屋ブログ-長陽門の塀02
長陽門の塀02

(2004年6月26日ソウルにて撮影)





南阿蘇の山小屋ブログ-楽善斎の塀01

楽善斎の塀01

(2004年6月26日ソウルにて撮影)