あっという間な気がしますが今日は大晦日。

まずはこの年の瀬に聴いたオーディブルを。

 

 

自公合わせて過半数を取れなかった先日の総選挙

今後の日本を占う上で過去に学ぶというのは良い機会でしょう。

お勧めに出てきたのは恐らく著者の渡邉恒雄さんが亡くなったからでしょうか。

個人的には大嫌いな人物です。

 

僕だけではないでしょうが、「たかが選手が」と公言して野球ファンの最大限の反感を買った人物です。

もちろんそれを肯定するつもりはないですが、本書で書かれているような億単位の実弾が飛び交う場面を目にしてきた人物からすれば「ぬるい」って感覚なのかもしれません。

 

でも調べてみるとこの発言があった2004年当時の最高年俸は横浜・佐々木主浩投手の6.5億円。

この資材を投げ打てば大臣にはなれるくらいの金額ではないでしょうか。

まあともかく、世界最大の発行部数を誇る読売新聞の主筆を長く務めた著者。

笑わせんなと言うことなんでしょうねw。

 

だいぶ古い作品のようで総理経験者や今でも世襲で残っている政治家の父・祖父を除けば知らない名前がゴロゴロと出てきます。

中でも結構な頻度で名前が出てきたのは大野伴睦。

完全に初耳でしたが、自民党と言うか派閥の歴史を語るにおいて欠かせない名前のようで。

別作品で学んでみましょうかね。

 

何れにしても。

はっきり言って完全に猿山のボス猿争い。

それ自体は見ていて面白いのかもしれませんが、こうして金まみれで手に入れた総理総裁になってから何をしたのかという事実。

ふざけんなって話ですよね。

 

後半と言うか終りに近くなって世界各国との政治体系の違いに触れていました。

当時は米英の二大先進国に倣い二党制(今は「二大政党制」という方が一般的かと)にすべきという意見が強かったみたいです。

今現在でも立憲民主党はそれを訴えているようなきらいがありますが、果たしてそれでいいのか。

恐らく20年前のデータそのままだと思いますが、西欧諸国は多党制がほとんどということ。

日本もそうあるべきとの著者の論調です。

 

僕は政権担当能力のある自民党以外の政党の存在が必要と思うだけで、それが一つであれ二つであれ良いと思います。

悪夢の民主党政権と言われてしまっていますが、当の(立憲)民主党はもちろん、他の野党も当時よりはうまくやれるんじゃないかと。

ってか、官僚がもっと協力しろっての。

 

当時は企業献金が旺盛だった時代のようです。

この利権の温床を断つために導入されたのが政党助成金との認識です(間違っていたらごめんなさい)。

 

僕の意見としてはまず政党助成金の導入自体意味不明で。

税金で養っている議員に、何でさらに税金投入してサポートする意味があるの??

政治に金がかかるっていうシステム自体バカげていて是正すべきだと思っていますが、どうしても必要なことなら歳費を多少上げてでも完全に廃止すべきで。

自分の懐にあるお金を好きに使えっての。

 

ってなわけで。

政党助成金を廃止して企業献金を復活させた方がまだマシだと思います。

ただ重要なのは完全に公開すること。

例えば企業Aが政党Bに10億円献金したとします。

これを完全に公開することが必要です。

 

政党Bを支持する有権者は企業Aの商品を買えばいいですし、そうでない場合は不買運動を起こしたっていいわけで。

何れにしても自分の購買行動が支持・不支持に反映されるわけですから良いシステムだと思いますけどね。

 

本の内容に戻りますが、西欧諸国は意外にというか比例代表を選挙制度に用いているようで。

僕は個人的に嫌いなのですが、それは小選挙区落選→比例復活という流れが許されているからかもしれません。

寧ろ小選挙区を廃止して比例代表の全国区のみにするというのが最善案かもと思いました。

 

名簿順というのは完全廃止にして、投票行動自体は誰か一人の候補者を選ぶというシンプルなものにして。

投票数を基にまずは議席数を政党ごとに割り振って。

その後、その中の得票数順に当選ということにしていけば良いんじゃないのかなあ・・・。

これでアホなタレント議員とか排除されることでしょう。

 

地元に道路作るとか新幹線を誘致するみたいな政策は完全に時代錯誤で。

アメリカみたいな大きな国じゃないんですから利益誘導型の政治家なんて不要で、日本全体の事を考える人が必要です。

だって国会議員なんですから。

 

ながながと書いてしまいましたが、年忘れということでご容赦ください。

 

 

若いということに加えて美人ということで受賞当時話題になった作者の芥川賞受賞作です。

正直、??という感じでしょうか。

モデルを偏愛する変態男子高校生とその背中を蹴るより変態の女子高生のお話。

自身で気づかないまでも恋愛感情はあったのかもしれませんが、突然男子高校生のささくれた唇を舐め上げるという主人公。

なかなか怖いじゃないですか・・・。

背中を蹴るよりも怖いかも。

 

 

さて、散歩です。

こちらは今夏に訪れたつけ麺店の後に入ったお店ですが、何屋さんなんだろ?

 

で、道中で思わず二度見した表札。

 

業種は何なの??

考えるだけ「無駄無駄」ですかねw。

 

大晦日ということもあり父の墓参りを。

自分で食べるために買ったものですが、ジャイアントコーンを備えて般若心経を唱えました。

 

今年もお世話になりました。

来年もお守りください・・・。