週末はのんびりと歩くことができます。

ペースを遅らせることができるという意味ではなく、気分的にということですね。

その後仕事が控えている平日の朝とは違って気になる建物とか風景が有れば足を止めることができるということです。

 

土曜日は西東京方面へ。

時間制限の無いショッピングセンターに車を停めて8時半ごろ歩き始めます。

意外でしたが、麦はそろそろ収穫の時期なんですね。

 

新緑を目にすることの多いこの時期にこの実りの黄金色を見るのは何か新鮮な気がします。

 

これは過去にLSDをしたときに通ったであろう黒目川ですね。

 

ちょっと思うところが有って、距離的にほぼ折り返し地点となる目的地に選んだのは国立ハンセン病資料館。

 

展示物は殆ど撮影禁止で残念ですが、施設で暮らされた方々の写真がそのまま使われているものも多々あり。

未だ偏見が残っていると感じますので、個人が特定されるようなものが公開されるのはまずいってことでしょうか。

尤も、最近はブログ等にアップしないことを条件に写真撮影を許可するケースもありますのでそうしてくれるとありがたいんですけどね。

 

当時の知見を考えると感染防止という観点から隔離政策をとった国の方針は何ら問題ないと言うか、やむを得なかったと思います。

ただ、治療法などが確立された後も長い歴史で見ればつい最近まで古い法律が生きていたという事実。

ここは政治家の事なかれ主義というのを強く感じます。

まあ多分にアピール性の強い政治家ではありましたが、時の小泉純一郎首相が控訴しなかったのは英断と言って良いでしょう。

現在の岸田文雄首相が何をやりたいのかさっぱり見えてこない中では、好悪あるにせよ意志を持った政治家であったと思います。

 

ハンセン病が、命名元であるノルウェーのハンセン医師に発見されたのが1873年。

僕が1973年生まれなのでちょうど百年前。

病自体になら仕方ないにせよ、偏見に悩まされる元患者が今のこの世にも居られるのは哀しいですね。

 

このハンセン病は宗教との関係も深かった疾病のようで。

完治の願いをお遍路に求めた患者も居たそうです。

 

ってなわけで納骨堂では般若心経を唱えさせていただきました。

 

般若心経と言えばつい最近こちらを読み終えて。

 

全く意味を知らずにってことではなかったものの、詳細な内容については理解していないまま何千回(万単位までいってるかも)も唱えているお経について学ぶことができてからは初の読経。

良いタイミングだったかもしれませんね。

 

ウォーキングを中断して少し早めのランチ。

マップでたまたま見かけたこちらのお店で。

オムライスが人気のようでしたが、ニラ炒め定食を。

 

僕には少し塩気が強かったですがライスも多めですし、このくらいの方が良いのかも。

メニューも豊富ですし場所柄難しいかもしれませんが再訪してみたいですね。

ご馳走様でした。

 

この後は新青梅街道沿いにあって前から気になっていたガスミュージアムを見学です。

最初に入った建物の展示がショボすぎて何だこれ?とおもったのですが、千住にあったものを移築したらしい別の建物には僕が期待していたような展示があり一安心。

 

これは僕の仕事にも絡む案件なんでノーコメントですが写真だけ。

 

文明開化のころにガス灯が現れたのは知っていますが、そのガスについてあまり深く考えたことは無く。

今回改めて気づいたわけですが、天然ガスなんか期待できない日本ではガスそのものを原料にしていたはずもなく。

日本でも産出された石炭を加熱してガスを発生させていたことを今更ながら初めて知りました。

50年も生きてきて知らないことがまだまだあるのが面白いところです。

 

ちなみに1立米のこのサイズの石炭で一般家庭の3か月分の需要を賄えるそうです。

 

こんなにデカいのが必要なの?ってのが率直な感想でしょうか。

 

次代は進んでより安価な石油由来に変わります。

 

これもドラム缶1本分が石炭1立米相当らしくて、これもデカいなという印象。

 

そして液化天然ガスへと変遷していくわけですが、液化の状態で3か月分の需要を満たすのにはどのくらいの体積なんでしょうね?

 

東京ガスは渋沢栄一との関わりが深く。

 

新札の肖像に使われることが決定してからか、或いは大河ドラマの放送が決まってからか知りませんが、そこそこのスペースを割いて説明があり。

で、この一族の写真は凄いですね。

 

先日スタジオで集合写真を撮りましたが、母を筆頭にうちの直系家族は配偶者含めて4世代10人。

この渋沢家は3世代だけですが、20人以上。

しかも英雄色を好むと言いますが、渋沢には婚外子も相当数居たようですから。

 

財政界の実力者ということは間違いなく、日本経済の父としての功績は間違いなく大きいです。

でも、こうした人間を必要以上に称えて、お札の肖像にしてしまうことに賛成できない人も多いかもしれませんね。

僕個人的にはちょっと弱いかなという感想ですが。

まあこれは福沢諭吉にしてもそうですけど。

 

前にも書きましたが、一枠は皇族限定にしてもちろん最高額の一万円札に固定すればよいのにと思っています。

昭和後期の生まれの僕としては、聖徳太子固定で良いのに、なんてね。

何か重みがあったように感じるんですよね。

当時は五千円札も聖徳太子だったわけで、これは間違い防止のために重複を避けるべきと思いますが。

 

結果的に無料の割には楽しめたと思います。

 

豊洲にある、がすてなーににも興味がありますので今度行ってみたいと思っています。

 

昨日今日で聴き終えたお散歩のお供はこちら。

 

はじめは金融にまつわる教本的なものかと思ったのですが、小説仕立てになっており。

なかなか楽しめました。

お金なんかより愛の方が大切だみたいな話になってあれ?と思ったのですが、ちゃんと伏線回収的なこともあって。

 

そして、実は堀井美香さんの本の一つ前に聴き終わっていたのにここに書き留め忘れていたのはこちら。

 

超人気作家の村上春樹さん著です。

読み手はこれも人気俳優の大沢たかおさんでしたが、2倍速で聴いているせいもあってそれはどうでもよかったですw。

 

まあ嗜む程度のジョギングの話なんだろうと思ったのですが、とんでもなく。

追い込む時期は月間300㎞以上走っているみたいですから、僕がどうのこうの言えるレベルで無く全く失礼な話でした。

申し訳ございません・・・。

 

ただね。

タイムは僕の方が良いみたいですw。

ネットで調べると3時間4分と出てきてビックリしたのですが、これはオリンピックディスタンスのトライアスロンの記録のようで。

この記録の良し悪しが僕には分かりませんけど、何れにしてもフルマラソンのタイムではないみたいなので。

 

僕と決定的に違うのは、彼が長距離を走ることが好きだということ。

好きだからの一言で片付けてはいけなくて、多忙な中これだけの距離を走ってしかもほぼ毎年レースに出ているというのは凄いことです。

尤も、彼の場合走ることが創作活動に大いに役立っているみたいなので、考えようによってはこれが仕事の一部なのかもしれませんけどね。

 

今日のランチは放置しておいたお弁当。

 

米がパサついてましたが、これは仕方ないですね。

それを除けば美味しくいただけました。