このブログでよく使われる用語

コマンド(特定の行動を指示する単語)

タイムアウト(愛犬の行動に無反応を示すこと)

フィードバック(OKやNGを伝えること)

キュー(意思疎通のための合図)

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愛犬のリモート家庭教師camacoですビーグルしっぽ

 

 

前回は、吠えぐせ克服のための「事前準備」として

 

リードの持ち方(歩き方)や適した用具、そしてひっぱり・マーキング癖を改善することについてお話しました。

 

大事なポイントがいくつもありますのでまだ見ていない方は前回の記事を先にご覧になってくださいね。

 

 

今回も前回に引き続き、成功確率をあげるための事前準備についてお伝えします。

 

 

しっぽフリフリ事前準備の項目

 

▼ ▼ ▼

 

①リードの持ち方(歩き方)/適正用具 ←済

②引っ張り癖、マーキング癖の改善 ←済

③コマンドやキューによる意思疎通の練習

④日常的な欲求不満の解消

⑤アイコンタクトの習慣化

⑥出発寺の興奮回避

⑦飼い主さんの散歩意識改革(コマンド練習や付近で遊ぶだけ、外の様子見るだけなど、歩く目的以外の外出時間を設ける)

 

 

 

③コマンドやキューによる意思疎通の練習

 

 

「家の中ではできるけど、外ではコマンドが聞けません…」

 

「オヤツがあれば言うこと聞きますが、ないと出来ません…」

 

 

 

このように言われる飼い主さんがいらっしゃいますが

 

これは正直出直してきてくださいとしか言えません。。

(ストレートには言いませんが)

 

 

出来ないんじゃなくて、練習してないだけなんですよね。

 

 

こういう場合、散歩はただ歩くだけの日課になっていて、散歩の中で練習のための時間を設けたり、練習のための外出をしていないのです。

 

それで、

 

困る状況のときに叱りつけるけれど、言うこと聞かなくて困る…

 

という感じですブー

 

 

コマンドは意思疎通のための1つの手段であって、コマンドができなくても他の手段で意思疎通はとれるものですが

 

やはりコマンドは一番取り組みやすく、リレーションシップ構築のきっかけとなる重要なものです。

 

 

ということで、今日からさっそく外練習を行ってください。

 

 

 

「うちは外練してますが、それでもダメです…」

 

 

 

この場合は、難易度を分けて考えます。

 

オヤツを見せているかどうか、人や犬など気になる相手がいるかどうか、など

 

刺激レベル(シチュエーション)によって難易度が変わります。

 

難易度の違いについて(先にこの記事をご覧ください)

▼ ▼ ▼

 

 

うまくできないときはレベルを1つ下げて成功できる練習を繰り返し、体に覚え込ませます。

 

その状態で刺激(負荷)を少しづつ増やしてレベル上げをしましょう。

 

 

 

「コマンドとキューはどう違うのですか?」

 

 

 

これは説明しておかないと、わかりにくいですよね。実際、これについては専門家の中でも解釈の違いが大きいです。

 

 

コマンドとキューはどちらも、【意思疎通をとるために人が何らかのアクションを示すこと=合図】のことですが

 

近年の日本では、コマンドは言葉の意味合いとして命令/強制のイメージが強く、愛犬との意思疎通上イメージが好ましくないとして、コマンドをキューと言い換える見方が増えてきています。

 

 

ただ、それだと、

 

 

オスワリ、ハウスなど特定の行動を要求するための合図と、特定の行動ではないけど「要求があるよっビックリマーク」ってことを伝えるための合図が混同されてしまうので

 

私はコマンドとキューを分けて使います。

 

 

「要求があるよっ」ていうのは、人で言えば「ねぇねぇ」と相手の肩をたたく感じ。

 

これが私の言う「キュー」です。

 

 

 

コマンドもキューも言葉に限ったことではありません。

 

ボディタッチ、ハンド(ボディ)サイン、それ以外にニオイや味さえも使えます。

 

 

要するに、犬の5感に伝える刺激であれば何でも合図にできるのですが

 

ニオイや味は使いづらいので・・声(音)やハンドサインが一般的なのです。

 

 

 

キューの練習ポイント

 

「ねぇねぇ」って気を引きたいので、愛犬が気になりやすい刺激を使うこと。

 

 

例えば、私はチッチッと舌打ちしたり、愛犬の横腹を指先で軽く突いたり、

 

散歩のときはリードをごく軽くツンツンっと引いて首輪に刺激を送ります。

(↑※目線コントロールの際に顔の向きを修正するためのハンドリングとは違うアクションです)

 

 

 

キューの練習方法

 

何かしらのキューを出し、愛犬がそれに反応したらポジティブフィードバックをします。

 

 

チューリップオレンジアイコンタクトのコマンドとは目的が別なので目が合う必要はありません。

 

チューリップオレンジ目が合わなくても耳の傾きや姿勢など体の動きでこちらを気にしていることは見て取れると思います。

 

チューリップオレンジ最初は周囲の刺激が少ない状況から練習を始めていきましょう。

 

 

 

コマンドの練習について

 

最低限身につけておく必要があるコマンドは停止解除セット

 

 

チューリップオレンジ停止は愛犬の動きが止まる姿勢であれば何でもOKです。オスワリ、フセ、スティ、マテetc.

 

チューリップオレンジ解除(ヨシ)がセットになっておらず、勝手に動き出してしまうケースが多いので必ずワンセットで練習します。

 

チューリップオレンジキューと同様に難易度の低い状態からスタートして、徐々に刺激の強い状況で練習を進めていきます。

 

チューリップオレンジ停止&解除に加えて、アイコンタクトやヒール・ツイテが出来るようになるとベターです。

 

 

 

⑤アイコンタクトの習慣化

 

 

実は、アイコンタクトはびっくりするくらい出来ませんという方が多いです。

 

その原因は、

 

 

目を合わせるリクエストをせずに褒美を与えているから

 

 

 

対策はその逆をするだけです上差し

 

 

逆というのは、

 

目を合わせたら褒美を与えるですね。

 

 

 

そのためには、

 

目を合わせるまでの間、タイムアウトするのですひらめき電球

 

 

 

これ、言葉で言うと簡単なのですが…

 

はじめは愛犬は目を合わせることが正解だとわからないので、なかなか目をみてくれません。。


この場合、タイムアウトして待っているだけだと吠え止まなかったり、すぐあきらめてしまったりして失敗しやすくなります。

 

 

なので、最初は目を合いやすくするためのヒントを出したり、スペースを小さく囲って気が散らないといった工夫をして成功確率をあげましょう。

 

※タイムアウトしている状態なのでヒントは最小限の動きに留めること

 

 

また、

 

アイコンタクトは外練に限らず普段の生活で常に心がけて行うと、習得スピードがぐんと早くなります照れ

 

 

ご飯好きなコであれば、フードボウルを出す度に練習ができます。

 

他にも、

 

おもちゃ投げてしっぽフリフリ

早く歩きたいしっぽフリフリ

おやつちょうだいしっぽフリフリ

 

 

などなど、愛犬があなたに対して何かしらの要求がある全てのシチュエーションにおいて練習できます。

 

全て同じく、目が合うまではタイムアウトをして目が合ったら要求に応えましょう。

 

そして、

 

愛犬が目を合わせればいいと気付いて繰り返しできるようになったら、コマンド付けをします。

 

 

 

このようにして、普段から事あるごとにアイコンタクトをリクエストしていれば

 

コマンドを出したときに限らず、愛犬には自発的にアイコンタクトをする癖が身に付きます。

 

 

アイコンタクトは愛犬の意識が完全に飼い主さんに向く動作なので

 

外を歩きながら自発的にアイコンタクトするようになれば意思疎通が楽になるのは言うまでもありませんおねがいキラキラ

 

 

ということでぜひ、アイコンタクトも習得しましょう!

 

 

次回は残りの事前準備の項目について説明します〜ビーグルあたま

 

 

 

 

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